• 052
  • インドネシアでの再起業

経営学部 水谷 研也

成功するまで続ければ、失敗じゃない。
インドネシアで二度の起業。

「帰国から二ヶ月も経たない内に、インドネシアにすっ飛んで帰りました」
先輩に誘われ、留学中に開業したおにぎり専門店が軌道に乗らない。
留学期間の終了に伴い、二人は帰国。遠隔マネージメントを行うも、閉店の危機が迫る。
立て直しを図るために休学し、一人インドネシアへ。
そもそも「日本の味を伝えたい」と始めたおにぎり店だったが、
現地の人たちの口にはあわない。彼のテコ入れも虚しく閉店へ。
「このまま帰国してたまるか」と、先輩から経営権を譲り受け、再起を図る。
別の商材を模索していたところ、オムライスには興味があると言う。
聞けば、「日本のメイドカフェで出されているだろ?」と。
「味ではなく、ポップカルチャーなら受けるかもしれない」。
現地のスタッフを集め、オムライスを提供するレストランをスタート。
ケチャップでハートを描くなどのサービスを行う他、
ジャパニーズカルチャーを知る者として彼も積極的に店頭に。
アニメファンや日本に興味を持つ人たちの間で話題となり、お店は大反響。
「諦めなかったからこその成功だと思います」と笑う。
失敗も距離の壁も越えて掴んだこの成功は、次の成功の糧になるに違いない。