本文へ移動

About

立命館学園コンピテンシー・フレームワークとは?

学園ビジョンR2030と
立命館学園コンピテンシー・フレームワーク

⽴命館の学園ビジョンR2030では、「イノベーション・創発性⼈材」の輩出を⽬指しています。これは、学びや研究を通じて⾃⼰を⾼度化・相対化し、他者との相乗効果によって新たなイノベーションを⽣み出す⼈材を意味します。そうした⼒を育むためには、⾃分の価値を理解し、他者の価値に気づき、それらを掛け合わせて、社会にどのように貢献できるかを考えていく必要があります。

このような背景を踏まえ、⽴命館学園では、本学園で学ぶ児童・⽣徒・学⽣が⾃⼰省察と主体的な学びを重ねながら、「⾃分の価値」を⾒いだせるよう、コンピテンシー・フレームワークを策定しました。

このフレームワークでは、コア・コンピテンシーと8つのコンピテンシーによって、学園での多様な成⻑を概念化し学びの軌跡を可視化することで、児童・⽣徒・学⽣の⾃⼰省察と主体的な学びが促進されることを期待しています。

コア・コンピテンシーは、「⽴命:命(めい)を⽴てる」、つまり、「⾃分⾃⾝が何者であるかを知るために、学び続けること」を意味します。

8つのコンピテンシーは、以下の通りです。

英語 日本語 説明
R Resilience 立ち直る力 困ったことや失敗したことから学び立ち直る
I Initiative 自発性 他の人に言われなくとも、自分で自分の目標を立てて取り組む
T Teamwork チームワーク 目的を達成するために他の人と協力する
S Self-efficacy 自己効力感 自分の能力を信じ、自分ならできると感じている
U Understanding 理解力 論理的に物事をとらえ、考えることができる
M Multitasking マルチタスキング 順序ややり方を工夫して複数の課題をうまく進める
E Empathy 共感力 他の人の気持ちを想像して、その人に寄り添う
I Innovation 変革力 新しい考え方で、物事に変化を生み出す

これら8つのコンピテンシーは、「建学の精神」、「教学理念」、「⽴命館憲章」、「学園ビジョンR2030」、「学⽣育成⽬標」、「各附属校の教育⽬標」等において掲げられている273個の⼈材育成に関わる観点と、OECDラーニングフレームワーク2030や経済産業省社会⼈基礎⼒2006、現行の学習指導要領等の社会的動向を踏まえて設定されました。

このたび、学園創⽴125周年を迎えるにあたり、コンピテンシー・フレームワークの概念を知っていただくため、⽴命館学園で学ぶ児童・⽣徒・学⽣の成⻑の軌跡を「⼀枚の絵」として表現しました。この絵は、⽴命館学園の特⾊や各校の⾵景の中に、友⼈、家族および⾃⾝との関わりを通した多様な成⻑の場⾯を、8つのコンピテンシーと合わせて表現したものです。

これまでの経験を振り返り、それらを通じて育まれたコンピテンシーを考えてみませんか?そうすることで、⾃分の価値を理解し、他者の価値に気づき、それらを掛け合わせることで、⾃他ともによりよく⽣きることができ、また、それが社会への貢献につながるかもしれません。