Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
小学一年生より現在までバドミントンを続けている。スポーツを続ける難しさや、主将としてのプレッシャーを感じてきました。高校生では、バドミントン部の主将を務め、トップとして嫌われながらも、インターハイ出場に向けて頑張りました。
Empathy
高校三年生の受験勉強を通して、この力を身につけました。 まず、塾の先生やインターネットで調べた勉強計画の立て方を参考にし、具体的なスケジュールを作成しました。しかし、計画通りにいかないことも多々あり、そのときには冷静に状況を整理し、優先順位を見直して軌道修正を行うことで、目標達成に向けて効率的に努力を続けることができました。 また、受験勉強のプレッシャーや不安に対しても、自分で精神を安定させる方法を見つけました。たとえば、毎日の小さな達成を自分で褒めることでモチベーションを保ち、気持ちが落ち込んだときには適度に休憩するなど、自分に合ったやり方で受験期を乗り越えました。
Initiative
2024年の6月にドイツ語検定の3級と4級を併願受験しました。1回生の時に第二外国語として学習して以来、自分の語学力を何か形に残したいと思ったことが受験のきっかけでした。英語と比べて見慣れない単語や文法を覚えるのはとても大変でした。なかなか思い通りに勉強の計画が進まず、試験の直前になっても不安は残りましたが、諦めずに最後まで試験に必要な知識を頭に入れようと諦めずに勉強した結果、両方の級に合格することができ、自分で目標を決めて最後まであきらめずに取り組むスキルが身に付きました。
Initiative
大学生になって、新たな友人や教授、その他サークルや部活メンバーなど、様々な性格や個性を持った人たちと出会う中で、自分自身を改めて考え直す機会がとても多かったことが1番の選択した要因です。中でも印象的だった出来事は、教職兼心理学関連の授業を履修した際に出会った教授が、私が1度大学内での交友関係で少し鬱のような状態に陥ってしまった時に親身になって話を聞いてくださったことです。元々私自身もカウンセリング資格を持った教師になりたいという目標があり、それを踏まえた自殺防止電話のボランティアに参加しようと考えていたのですが、そのボランティア募集があった時期と自分の心が不安定だった期間が被ってしまっていたことを教授が指摘して下さり、まずは自分を第一に考えなさいとアドバイスをくださいました。そうしたこともきっかけとなり、今では自分の状態を第一に考えつつ、将来の目標に向かって努力することを続けることが出来ています。このような新たな人との出会いからの気付きを沢山得られる日々を過ごしていることから、私の1番身についたコンピテンシーは以上のものであると考えました。
Self-efficacy
2024年8月末から9月頭にかけてのサークルの夏合宿において、自身は企画長を務めていた。その中で、合宿の予定日に台風接近が重なる事態がおこり、合宿の実施自体が危ういところであった。こうした状況下で、合宿を決行する基準や、道中の台風状況・交通状況に応じた各対応策を、ともに合宿を企画した企画班員とともに考えて、無事合宿をやりとげることができた。
Teamwork
今年の2月から1ヶ月間、フランスに立命館大学生17人で短期留学をした。リーダーや副リーダーを中心としたメンバーに、一回生ながら積極的にアプローチし、異国の地で不和が生じないように、あるいは不和が生じてしまってもどのように対処すれば良いかなどを、密に連携しながら話し合ってきた。
Teamwork
2024年の冬休みに1ヶ月半リゾートバイトに行った。その際に、労働環境があまり良くなく、一人で行ったため、不安やストレスでいっぱいになった。その時に自分の部屋に閉じこもるのではなく、外で散歩することでリフレッシュすることができた。また家族に電話するなど他の人を頼ることも大切であると学んだ。
Resilience
高校3年生の時、受験生の妹と大喧嘩をしました。自分の意見ばかり押し通していた私に、父が「相手の気持ちを考えなければ傷つけ合うだけだ」と言われました。その言葉で妹の不安やストレスに気づき、冷静に話し合うことで関係が改善しました。この経験を通して、相手の立場に立ち、気持ちを考える共感の大切さを学びました。それ以来、人との対話で相手に寄り添う姿勢を意識するようになりました。
Empathy
大学受験を通してこのコンピテンシーが身についた。先述の通り、高校1年生から2年生までほとんど学校に行けていない状態だったため、私が受験勉強を始めたのは高校3年生の春からだった。1年生からの積み重ねがない分同級生からは後れを取り、模試の判定も滑り止めとして設定していた大学さえ、E判定だった。しかし、夏休みから猛勉強を続け、夏休み明けの模試では第一志望校の判定は相変わらずEだったが、滑り止め校の判定はE判定からC判定に変わった。偏差値は夏前から10上がった。結果、第一志望校は不合格だったが、立命館大学の後期入試に合格し、夏前の成績からは考えられないほど成長できた。
Initiative