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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

新入生支援団体の存続に貢献した経験から。コロナ禍で支援企画が実施困難となり、運営希望者がいない中、団体は存続の危機に直面した。しかし、新入生の不安を和らげるという団体の理念を守りたいという思いに共感し、この団体を存続させたいと考えた。そこで、先輩が行っていた団員募集を自ら引き受け、新たな団員を集め、団体を存続させた。私の代でもコロナ禍による制限は続きましたが、団体の存続を第一に考え、オンライン企画やクラス形成で知名度向上活動を継続し続けた。その姿に共感してくれた後輩たちが理念を引き継いで、翌年には対面イベントも成功させ、団体は継続することができた。この経験から、自分が決めた目標や信念を諦めずに取り組み続け、達成する能力が身についたと考えた。

Initiative

講義の準備や補助を行うティーチングアシスタント(TA)業務において試験の採点業務の効率化を行い、成績返却方法の改善に挑戦しました。 以前の採点手法では、手書きの答案用紙を1枚ずつ採点していたため、教員やTAの大きな負担となっており、採点ミスも多く発生していました。また、採点と成績確認が1週間以内に終わらないことも多く、翌週の講義内での解説までに受講生への成績返却が間に合わないという問題がありました。 そこで講義担当の教員に対して、マークセンス方式による試験への切り替えと、採点自動化プログラムの導入を提案しました。 一番苦労した点は、採点自動化プログラムの運用において「試験の正答に幅を設ける」という点でした。受講生の回答が問題の意図に沿う回答であるにもかかわらず、計算過程での四捨五入などにより、正答とわずかに異なる回答となる場合がありました。そこで、正答ファイルの仕組みや採点方式を友人に相談し、採点プログラムを改良しました。また、プログラムなどに不慣れなTAであっても運用できるよう、正答ファイルの編集やプログラムの実行が簡単な操作で行えるよう試行錯誤を重ね、入力ファイルやドキュメントを工夫しました。 その結果、講義後の受講生アンケートにおいても、試験結果のフィードバックに関して「採点結果がすぐに返却され復習に役立った」と感想をいただくことができました。

Initiative

立命館大学法学部在学中に、学部3回生の終わりに専門演習論文を執筆する機会があった。 これまでのゼミの活動では、ある程度与えられた筋道に沿って答えを見つける形での演習が多かったが、自己の裁量でどうにかまとまった文章を書かなければならず、楽しみではあったもの、大いに不安があった。しかし、そのなかで、授業内で先生が中間報告の場を複数設けてくださったことで、細かい目標ができ、まとまった文章を書きあげることができ、賞までいただくこともできた。 私はこれまで、何か目標を達成したことは特になく、またなにか結果を残すこともなく、自分に自信がなかった。しかし、専門演習論文を書き上げることで、大きな目標に向かってどのように努力をすればよいのか、また自分が成功するイメージがつき、次年度の院入試でも合格をすることができた。

Initiative

大学に進学してから、コロナ禍に見舞われ、実際に大学に通って授業を受けたり、友達と会ったりすることが自由にできない中で、目標とする成績を掲げて、その実現に向けて、日々努力を続けた。その結果、西園寺記念奨学生に二度選んでいただいた。自分の努力の成果が認められた気がして、次のさらなる目標の実現につなげることができ、勉学に邁進することができた。 卒業論文の執筆に当たって、ゼミ所属時から一貫した問題意識を持ち、これに対する一定の解決策を見つけるために、論文を読んだり、先生にお話しを聞いたりした結果、優秀論文賞としてご評価いただけた。

Initiative

2024年の春学期、大学院の勉強での経験です。私はキャンパス内の図書館で、1人で課題レポートを進めることになりました。レポートを進める中で、周りにサポートがなくても自分で計画を立て、必要なデータを収集し、分析を行いました。特に、限られた時間の中で資料を効果的に集めるために、自分で文献レビューを行い、関連する研究を積極的に探して深掘りしました。このような自発的な行動を通じて、時間管理や問題解決能力が向上し、自分で結果を出すことの重要性を実感しました。

Initiative

パイロットになるために、私はどのような人間力を身につけ、ドナような勉学に取り組むべきか、常に逆算して、今何をしなければならないか、決めて取り組んできた。たとえならなくても、それに全力で取り組んだことで得た、知識経験は一生物であると感じる。 これは自分の中で一つのきっかけであり、他にも航空部門に関しての定量分析という研究や、友達や人との関わり、恋人との関わり、家庭内事情などさまざまなところから困難を一つ一つ解決する努力をし、学びを得た。まだまだ私は未熟な人であるが、立命館大学に入学する前の自分よりかは何百倍も成長できたのではないかと自己分析する。あとは結果を残すだけ。

Initiative

研究活動において、習練の必要な手技を繰り返し練習し修得できたこと。具体的には、大学院入学後には指導教官のみが行えた実験手技を、練習の機会を作ってもらえるよう適宜提案し、研究室でその機会を(自主練習として)提供してもらえたこと。またその機会を活かして、自身で方法などを調べながら練習を重ね、ついには修得に至ったこと。このことは自身の研究のみならず、研究室内の他チームにおける同手技実施に手を貸せるようになった点でチームワークにも貢献をしている

Initiative

自身の研究の学術誌掲載を目標として研究に励んだ経験です。大学の研究活動において、行き詰まっていた実験がありました。そこで、私は学会に参加し、最先端の知識や技術を学ぶことで新たな視点を得ました。その結果、実験は成功を収め、研究に大きな進展がありました。この経験を通じて、学術誌への掲載に一歩近づいけることができました。

Initiative

課外で学んでいる共同体のボランティアに参加した時、現実と心を結んで振り返るプログラムがあり、毎年実践する中で、ある時懸命に頑張ったのに目標に達成できなかったという場面で、自分が鎖で繋がれた像であることが見え、段々に嘘の考えで卑屈になっていたことがわかってきた。

Self-efficacy