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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

アルバイトで、繁忙期に、売り上げ拡大のために、チームで動き、みんなをまとめ上げる役割をした。その際に、チームをまとめる力や様々なトラブル(配達事故や、遅延、商品間違いなど)に対応する臨機応変力や、一つのことをみんなで協力してないし遂げることの重要性を学んだ。

Self-efficacy

研究配属以降、研究活動を通じて科学的思考力を身につけました。実験が上手く進まない際には、教科書や論文を読み、原理を深く理解することで課題を克服しました。その結果、実験を効率的に進めることができ、問題解決力と科学的な視点を養うことができました。この経験を通じて、困難に直面した際に原因を分析し、論理的に対処する重要性を学びました。研究活動を重ねる中で、探究心と継続的な努力が成果につながることを実感しました。

Understanding

研究室メンバーを中心にランニングチームを結成し、耐久リレー部門に挑戦しました。私たちのチームは、昨年も同大会に参加しましたが、4位と入賞を逃していました。そこで、今年こそ入賞を目標として設定し、チームで練習を続けました。 チームの強化のため、私が取り組んだことは大きく2点あります。 1点目は、チームメンバーの勧誘です。チームメンバーとして最大10人登録することができたため、入賞のために新たなメンバーの加入が必要不可欠でした。 私自身のランニングの成果や、仲間と一緒に走ることの楽しさを話すことで、仲間と一緒に走ることの楽しさや達成感を強調しメンバーへの参加を呼びかけました。 また、「大学入学以来運動をしていないから」と参加を躊躇した人も多くいたため、トレーニングのサポートや、ウォーキングや軽いジョギングなどの負荷の小さいトレーニングから参加してもらうことで、加入への障壁を低くするよう工夫しました。 2点目は、継続的なサポート体制の整備です。チームメンバーがトレーニングを続けやすくなるように、誘い合って一緒にトレーニングをすることや、お互いに目標とするタイムを宣言すること、食事や練習メニューについて知見を交換することで、研究と並行しながらモチベーション高くトレーニングを続けられるよう工夫しました。 このような取り組みの結果、3位と目標である入賞を果たすことができました。

Teamwork

アルバイトで様々な失敗や困難を乗り越えた経験から、世の中結局どうにかなると思うようになった。具体的には、発注ミスや人員ミスなど、経営側の行動で起こしてしまったミスに対して、どう対処したかが大事だと気付いた。

Resilience

3〜4年前に、仕事で自治体に雇われていた頃、自分の企画として、地域の若者に動画の作成を依頼したことがあった。若者達には好きに動画を作成してもらうつもりで企画を進めていたが、動画が出来上がる最後のチェックの段階で、自治体側からの修正指示が大量に出てきた。その際、お互いの意見をうまく取りまとめることができず、自治体側の修正指示を優先したため、彼らが考えていた通りの作品ではなくなってしまい、彼らは怒り、動画内に自分達の名前も入れて欲しくないということになり、結果、誰も望んでいないものができてしまった。その事で、自分の仕事の進め方や、自分が何を守らないといけなかったのかについて非常に反省させられた。その仕事も辞めてしまおうと何度も思ったが、辞めるのは一番簡単な選択なので、それ以外で自分にできることはないかをもっと真剣に考えるようになった。それ以来、安易に人に頼らず、自分にできることを積み上げることで、実績と他者からの信頼を得る重要性を学び、一人で動画作成をするようになったが、それなりの結果を残すことができたことと、その後の仕事につながり、そこでも困難に負けずに考え続け、現状を打破する思考や忍耐力のようなものが身についたと思われる。

Resilience

大学一回生の頃、自分の意思で決めた進学先でなかったことから、半期一度も授業に出席することなく、授業単位を多く落としたことがあった。大学を中退しようかという考えもよぎったが、集団に所属していないことへの不安がまさり、大学に再び通うことにした。当初は、学ぶ内容に興味がなく、意欲的ではなかったが、課題提出の管理や、自身の完璧主義を取り払いながら、学生生活を送るよう、工夫した。留年はしたくないと、学業に重きを置いた結果、西園寺奨学金を複数回いただけるまでに至ったことで自信がついた。

Resilience

これも同様に学部時代に立命館大学ロボット技術研究科に所属して、ロボットを作る中で、様々な部員たちと関わりチームの中で仲間とうまく連携して成長する方法を学ぶことができたと考えています。具体的にはチームの中でロボットコンテストに参加することを決め、その実現のために話し合いを行なって全員で行動計画を立てたり、課内活動がある中でうまく役割分担をしてロボットの制作を進めて行った事などから、これらの力を養うことができたのではないかと考えています。そしてうまくいかない時にでも問題解決を図る姿勢を得られました。

Resilience

地元の商店街のレンタルカフェスペースをお借りして、毎月3回ほどボードゲームカフェを運営した経験から。始めの数ヶ月は来客数が少なかったが、そこから諦めずに、1人1人のお客様との対話を大切にし、お客様の楽しみたい気持ちを読み取り、応える工夫を重ねた。さらに、お客様からこのカフェの魅力や改善点を伺い、毎回運営に反映した。その結果、お客様からの紹介で来客数が増え、2年目からは毎回満席となった。この経験から困難な状況でも学び続け、諦めずに改善し続ける能力が身についたと考えた。

Resilience

自身の研究活動に自信を持てるようになった経験です。 研究室に配属された初期、私は高校時代に生物を専攻していなかったことや、コロナの影響で大学の講義を十分に受けられなかったことから、生物学の知識に対してコンプレックスを抱えていました。さらに、研究室での実験にも必死で取り組んでおり、各工程の意図や背景を考える余裕がなく、理解不足でしばしば担当教員から注意を受けることがありました。 そこで、私は積極的に先輩にアドバイスを求め、関連する書籍を借りて自ら学び、さらに学会に参加して最新の知識を得るように努めました。その結果、大学院春学期に担当教員から最高評価をいただき、「よく頑張っている」と励ましの言葉をもらうことができました。この経験を通じて、自信を持てるようになり、研究に対する取り組み方も大きく変わりました。

Resilience