Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
私のサークルは、7月に開催されるRoboCupと呼ばれる自作のロボットや人工知能などで競う競技の世界大会に参加し、優勝を目指している団体です。このサークルは出場する世界大会の部門ごとに3つのチームに分かれています。私の参加する部門はRobocup rescue simulation リーグと言い、地震によって被害を受けた地域のシミュレーションにおいて、自律的に行動するエージェントをプログラミングによって開発し、同じプログラムで動く数百のエージェントが救助した市民の数を競うという部門です。 世界大会に参加するには、科学的知見に基づいた開発を行い、その開発成果をまとめたTDPと呼ばれる英語の文書を作成し、世界大会を運営している団体に提出して参加資格を取得する必要があります。さらに、7月に4月に提出したTDPの査読評価をもとに編集したTDPを提出した後、世界大会ではその開発成果を英語で発表する必要があります。 2023年度では、2022年度の12月から論文を調べ、4月により多くの市民を救助出来た開発成果をTDPにまとめて参加資格を取得しました。その後、4月に提出したTDPの査読評価から7月にTDPの最終版を提出し、世界大会に参加しました。しかし、英語が不慣れであったためTDPの修正箇所や書き直しが多くTDPの最終版の提出に時間がかかりました。そのため、世界大会のプレゼン発表の準備が万全といえる状態ではありませんでした。そのため、フランスのボルドーで行われた世界大会のプレゼン発表では、海外の人の前で発表することが初めてであったことも加わり、緊張で言葉が詰まり、英語が分からなくなりほとんど発表が出来ませんでした。その経験から、帰国してからすぐに次の世界大会までの期間に世界大会のプレゼンに向けて英語の勉強・世界大会に向けた開発計画を立てて、実行しました。この計画は計画通りに進まないこともあり、修正しながら開発を行いました。 その結果、2024年度では4月に参加資格を取得した後、TDPの修正もほとんど無く、自宅や世界大会の会場に着いた後もプレゼンの資料構成の添削、発表の練習などを入念に行い、オランダのアイントホーフェンで行われた世界大会でプレゼン発表を行いました。そのプレゼン発表では、言葉に詰まることなくプレゼン発表を行うことができました。 世界大会への参加を目標として、開発計画を建てることや、プレゼン発表に備えての英語の練習が、自発性が身についた出来事だと考えています。
Initiative
こうなりたいという自分自身の理想像を掲げ、それを達成できるように積極的に行動した。(英語が話せる友人に刺激をもらい、国際交流ができる環境に身を置く。海外派遣プログラムに応募する。自分の力を試すために、1人で海外バックパッカーをして友人を作るなど)
Initiative
大学3回生の時、TOEICで750点以上を取得することを目標に掲げ、学習に取り組んだ結果、755点を取得することができた。この経験を通じて、自発的に行動する力が身についたと感じている。 TOEIC755点を取得する過程では、まず自分に足りない知識や能力を冷静に分析し、弱点を克服するために具体的かつ緻密な計画を立てた。例えば、毎日の学習時間を確保するために早朝に起きる習慣を身につけ、リスニングや文法問題を重点的に学習を行った。また、模試を繰り返し解くことで本番の試験形式に慣れるよう努めた。自分を律し、目標達成に向けて粘り強く学習を続けたことが、結果に繋がったと考えている。この経験は、自分の努力次第で成果を出せるという自信にもつながった。
Initiative
簿記2級やファイナンシャルプランナー2級、TOEIC810点を大学1ー2年に取得した時。新型コロナウイルスのため講義のほとんどがオンライン化し、できることがかなり制限されたがそのなかで自分の興味のあることに取り組もうと資格に挑戦した。日々の予習復習をかかさず行っても、模試で思ったような点が取れないこともあった。そのような時は自分で勉強のやり方を変え、小さな目標を何個も設定して乗り越える楽しさを糧にした。あきらめずにひたすら取り組んだ結果、日頃の講義やアルバイトを両立しながら、自身の目標を達成することができた。
Initiative
自発性が身に着いたのは4回生最後の卒業論文の執筆によるところが大きい。心理学部の卒業論文では、自ら実験を実施し、その結果を分析し考察する。そのためには、計画的なスケジュールを組み、遂行しなければならない。 私は、卒業論文の負担を少しでも軽くするために、夏休みに執筆を始めることにした。そのおかげで、秋学期が始まってからは余裕をもって論文を進めることができたと思う。自分で目標を定め、それに向けて自己を律する経験を積むことができた。
Initiative
大学受験のときに、志望校の合格に向けて自分で目標を立てて長期的に継続して勉強し、努力したことです。合格という大きな目標とそのための短期的な小さな目標を立てて、日々諦めることなく勉強し、自分自身で試行錯誤しながら取り組みました。その成果が結果として現れたときにコンピテンシーが身についたと一番実感しました。
Initiative
私は大学時代のほとんどの時間を公認会計士試験に費やし、論文式試験に合格することができました。公認会計士試験は難関資格であり、毎日8~10時間の勉強を休日も含めて取り組みました。短答式試験には2回落ちてしまい心が折れそうになったこともありましたが、明確な目標をもち努力を続けた結果合格することができました。
Initiative
大学3年生の時、機械学習モデルを構築し、3Dモデリングにおける空間統合性の問題を解決したいと考えました。そのため、私は大連理工大学の短期交流活動や情報処理学会インタラクションに参加して知識を深めただけでなく、スタンフォード大学のオンライン機械学習講座を受講し、優秀な成績で修了証書を取得しました。
Initiative
12月中旬に自宅でオンライン形式でのTOEICを受験し、前回受験した際の点数であった470点を超えるために、11月中旬から、苦手とするリスニングをYou Tubeで英語を聴きまくり、490点と20点ではあるが点数を上げることが出来た場面から
Initiative