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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

私が身についたコンピテンシーは自発性です。このコンピテンシーが身についたと考えられるのは高校生のときに取り組んでいた部活動です。私は吹奏楽部に所属しており、高校3年生では部長を務めさせていただきました。私が所属していた吹奏楽は技術で競い合うことよりも、演奏会を開催するにあたって足を運んでくださるお客様に良い音楽をどのようにしたら届けることができるのか、を第一に考え、部員が一丸となって取り組むことを目標としていました。その中で、私はそれぞれの部員一人ひとりができることを考え、自発的に行動できるような環境がある部活でありたいと考えました。自分から自発的に起こす行動こそにエネルギーがあると感じていたからです。何よりも自分がそのような自発的行動をしようと心がけ、部活動を行っていたことが今の自分の能力にもなる自発性につながったと感じています。

Initiative

私を含め部員数名が、部活で締め切りまでに作品を作り上げることが難しかった時、今回間に合わなかった原因は何なのかというのをしっかりと順序立てて話し合ったことにより余裕を持った予定を立てることを心がけることができるようになった。

Initiative

私は高校時代、「校内ではスマホを使ってはいけない」という校則は、学習でデジタル端末を利用する今の時代にそぐわないばかりか、生徒によっては校則を気にせずスマホを使用し、ルールの意義が損なわれていると感じていました。そこで生徒会長になり、この校則の改正に取り組みました。改正にあたっては生徒指導の先生が断固反対の立場であったため、生徒会役員と議論を重ね、どのように理解を求めるか考えました。最終的には生徒の意見を集め、学習においてスマホが有効であることやメッセージ機能などは学生であっても必須であることを説明したほか、他の先生方に根回しを行うなどして生徒指導の先生にも理解を得ることが出来ました。この経過の中では生徒の意見を集めることでさえも反対の先生がいたほか、そもそも生徒の意見を聞く必要はないとする先生がいたり、ほかにも理不尽に感じることが多々ありました。しかし校則の改正は必要という自分の判断を信じて最後まで成し遂げることが出来ました。これが私の自発性を示すエピソードです。

Initiative

学園祭で企画をして最後まで取り組んだことである。まず企画をするために企画書を書いて自分たちが行いたいことをはっきりとさせた。企画書の承認がされてからは、同部署の人たちと協力して準備を進めていた。様々な想定をすることで当日スムーズに運営できた面もあるし、想定外であったこともあるが、他部署の人たちの協力も借りながら、獲得目標人数を超える人たちが参加してくれたから成功できてよかった。

Initiative

学校の授業でグループワークをする必要があった時、同じグループワークの人達との協力して作り上げる課題では、みんなが私と同じように進めているわけではなく同じクオリティを求めていることを期待しすぎることをやめ、常に誰かのフォローをできるようにまで自分の課題に取り組むことをしてきた。 このことに私が求めるクオリティを周りを巻き込んで作り上げることで自分を信じ、効果を発揮するところに結びついたと考える。

Self-efficacy

今年の2月から1ヶ月間、フランスに立命館大学生17人で短期留学をした。17人居れば17通りの考え方、および行動パターンがある中で、幹部と連携と取りながら皆のできるだけ一つにまとめ上げようとした自分自身の行動から、自分は俯瞰しつつチーム全体のバランスを保つ役割を果たしていると感じた。

Self-efficacy

部活動において、自分たちが立てた県大会という目標を達成するために、チームで一丸となって頑張ろうとする中で、自身の学校では進学校であったため、部活動に意欲のある人とない人の差が激しかったが、自分たちの思いを伝えた上でみんなで努力したため目標を達成することができた。

Teamwork

アルバイトや部活をするなかで、自分がする仕事が次から次へとて出てくるときがある。そんな時に、他のバイトメンバーの方々の動き、様子を見て、どの仕事はお願いできるか、どの仕事は自分がやらなければならないかという判断が必要であることに、バイトを半年ぐらい続けて、多忙な昼間のシフトに入るようになってから気がついた。それ以来、そういった仕事の大まかな分析をするように心がけた結果、以前よりも焦りに焦る日々が少ないように感じられるようになった。

Teamwork

高校時代の部活でチームとして一年間の大きな目標を立てて練習や試合に取り組む中でうまくいかないことが多かった。そこで月単位での目標を決めて取り組んで徐々に結果が出てきた。チームで意見を出し合いそれぞれの思いをこまめに共有することでチームワークが高まっていき、個人としても成長できたと思う。

Teamwork