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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

大学2回生から携わっているアカペラの全国大会の幹部としての運営や、200人規模のサークルの幹部等の経験を通し、自分自身も仕事に取り組みつつ、他者に仕事を振り、その進捗状況を管理したことで、全国大会では大会に関係する方から運営に対して称賛の声をいただくことができ、サークルでは幹部としての働きを度々感謝してもらうことができた。これらの経験を通し、タスクがどれだけ積み重なってもスケジュール管理を怠らず、期限内に仕事をこなすマルチタスクの素養を身につけることができたと感じている。

Multitasking

大学に先生から、課外活動団体を2つ掛け持ちし、そのうちの1つを代表として組織運営を行いながらも大学の授業もおろそかにせず、ゼミではゼミ長を務めてアルバイトは業種のことなる3つを掛け持ちしていたことから、計画的にスケジュールを組んで多くのタスクをこなすことができたこと。

Multitasking

私が「マルチタスキング(Multitasking)」のスキルを身につけたと感じたのは、大学2年生の秋学期に、複数の課題や活動をバランスよくこなさなければならなかった経験です。英語と日本語のスキル向上、模擬国連(Model United Nations)への参加、さらに日々の授業の課題など、多くの取り組みが重なりました。スケジュールを細かく立て、時間を区切ってそれぞれの課題に集中しました。具体的には、まず各タスクの締め切りや優先度を確認し、毎週の計画を立てました。朝は英語と日本語の単語を覚えたり、リスニングの練習を行い、日中は授業の課題に集中しました。模擬国連の準備も必要だったため、週末や夕方の時間を活用して、背景リサーチやディスカッションの練習に取り組みました。

Multitasking

3回生では実験科目が週に2つあり、実験の予習や実験レポートの作成がかなり大変だった。それに加えてその他の専門科目や教養科目の課題もあるため、提出期限までにすべての課題を終わらせるためには複数の課題に対してバランス良く、効率的に取り組む必要があった。課題によっては友人と協力して一緒に考えて答えを出す課題もあったが、ほとんどは自分だけの力で対応する必要があったため、課題をこなしていくうちに自然とマルチタスキングの能力を身につけることができた。

Multitasking

代表として大学の課外自主活動団体と地域の小学生をマッチングさせる団体を設立したこと。大学と地域の交流をさらに深めることを目標に、大学の事務局が年に一度開催していたイベントを団体化させた。そこで課題になったのは、イベントが年に一度しか行われておらず、地域の方々からの認知度が低いことだった。そこで、私は資金集めと地域交流の機会を増やすため市役所や事務局と積極的にコンタクトをとり、それを実行委員に持ち帰って実行委員がそれぞれ何をするべきか役割を分けて指示することを意識した。そうすることで実行委員の帰属意識も高まり新たな地域交流の機会や広報戦略を生み出すことが出来た。結果として、年間のイベント数を 5 つに増やし、メインイベントでは約 100 名の学生と約450 名の地域の方々を巻き込むことができた。1年を通して団体の立ち上げから運営ををあきらめずに行い、目標としていたメインイベントの規模拡大を達成できたことで、自発性が特に身についたと考える。

Initiative

基本情報技術者試験の受験時、合格するという目標を立て、友人との協力であったり、資格講座の受講を行うなどを、自分自身で計画立てて行動した。一度不合格となってしまったが、どこが勉強不足だったのかを分析し、その部分を重点的に勉強するなど、目標立てから達成のための行動までを自分自身でおこなったこと。

Initiative

大学入学当初、学習意欲に燃えていましたが、数か月して方針となるものが一切なく途方に暮れていました。何とか立ち直りましたが、自身の後輩に同様の経験をしてほしくないと思い、自身の企画で勉強会を行いました。勉強会の実施後、「先輩のおかげで簡単に単位が取れた」、「先輩のおかげで勉強ができるようになった」など、好意的な意見が多数寄せられました。この経験を通して、自身の能力を他の人のために役立てることの喜びを実感しました。

Initiative

グループワークの際にいつもは自分の意見を通したくなるが、同じグループの人で我が強い人がいても意見を聞くという柔軟さを身につけることができた。何回もグループワークをこなしていく中で自分の思い通りにならないことが当たり前だと気づき、優しい心を持てるようになった。そこでの自分の意見が否定されても自分自身のことは自分が信じているからそれで十分だと思えた。

Self-efficacy

私は、法曹として活躍するために必要不可欠である問題解決能力を有している。その理由は、課題箇所特定のため、事案を要素ごとに分解し、真の原因を究明することを出発点とするという問題解決の基本を心得ているからである。 例えば、学部時代に所属していた学生法律相談部の活動において、法律相談の相談者の数が以前に比べ減少しているという問題に直面していた。この問題に対して、公式LINEを作成して相談を募集することや、チラシの配る範囲を広範囲するなどの対応策を講じたが、功を奏さなかった。そこで、この問題の真の原因を探るべく、この事案に関連する要素の分解を試み、相談者の年齢層や、2年ほど前に学校の要請で広報において相談希望者との連絡方法をメールのみに変更していたこと、という要素が関連して問題を引き起こしていることを確認し、部の携帯電話番号を開設することで相談者の人数の増加を図ることができた。このように、私は、問題の分析を出発点とする問題解決における基本を心得ているため、問題解決能力を有していると考える。

Understanding