Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学1年生の時、パラスポーツを広める活動を行っていた。大学生の仲間たちと100人をイベントに呼ぶために、SNSでの告知や連絡をおこなっていた。沢山の人に連絡を送っても既読すらつかない状況を打開しようと、言い方を変えてみたり、アプローチする層を変えたりした。結果、111人を集めることが出来た。
Resilience
ゼミの活動から、一人では達成困難な課題が与えられたとき、そうした課題について自分の持っていない能力からアプローチすることができる友人や、ゼミの仲間に協力してもらう過程において、どのようにすれば、よりよく協力をしてもらうことができるか考えたり、考えたことを実践する過程で自分の行動を反省したり、逆に良かった点を振り返ったりすることによって、他人の気持ちを慮りより良いチームワークを実現することができたと考える。
Empathy
立命館大学に入り、これまでの狭い地域ではなく、様々なバックグラウンドを持っ人々とかかわるようになったことが一番大きな原因です。その中でそれぞれの持っ背景の違いから根本の考え方が違うため、衝突が起きることやまとめるのに苦労することが多かったです。特に友人間でも、時間感覚や距離感などそれぞれの考え方の違いが顕著にあらわれました。そのため共通認識、当たり前を当たり前と思わず、しっかり文言にして伝えることの大切さを学びました。
Empathy
大学入学後は授業で出された課題の一つ一つに時間をかけすぎてしまい、提出が期限の直前になってしまうことや、途中から雑に課題をこなすようになってしまった。しかし、同じ授業を受講している友人の課題の取り組み方を聞くことや、どの課題をいつ行うかなどの具体的なスケジュールを立てるなどの工夫をした。その結果、効率的に課題を行うことができるようになり、複数の課題も余裕をもってこなせるようになった。
Multitasking
自分は高校時代英語が得意だったのですが、友人とどうやって勉強しているのか、という話になった際に「テスト期間中はずっとシス単(システム英単語)の音声を流し続けて単語を覚えている」と言ったのですが、誰も別の教科の勉強をしている際に英単語の音声を聞いていませんでした。ずっと聞いていたらかってに覚えられるよ、と言ったのですが友人たちはあまりマルチタスクが得意ではないから他の教科を勉強している最中では集中できなくなってしまう。とのことでした。自分自身は小さなころから~しながらの行動をよくしていたので、自然とマルチタスキングの能力が育っていっていたのかとは思いますが、自覚したのは子の出来事がきっかけでした。
Multitasking
3回生では実験科目が週に2つあり、実験の予習や実験レポートの作成がかなり大変だった。それに加えてその他の専門科目や教養科目の課題もあるため、提出期限までにすべての課題を終わらせるためには複数の課題に対してバランス良く、効率的に取り組む必要があった。課題によっては友人と協力して一緒に考えて答えを出す課題もあったが、ほとんどは自分だけの力で対応する必要があったため、課題をこなしていくうちに自然とマルチタスキングの能力を身につけることができた。
Multitasking
私が「自発性(Initiative)」を身につけたと感じた出来事は、大学2年生の際に自分で目標を立てて英語と日本語のスキルを向上させようと決意し、Beyond Borders Plaza(BBP)という言語交流プログラムに参加した経験です。最初は、BBPでの交流に緊張していましたが、毎日単語を背負い、週ごとに文法のまとめを作成する計画を立てました。活動中にわからない単語や表現があれば、メモを取り、帰宅後に調べて学習しました。日本語を向上させるために、課外時間を利用してリスニング練習や読書に取り組み、慣れない表現を記録することで、交流の中で自然に使えるようにしました。
Initiative
大学受験の際に、苦手科目である国語の点数が伸び悩んだ。志望大学に合格するためにはテストで8割以上とる必要であったが、受験3ヶ月前の模擬試験の時点で6割しかなかった。原因は、問題を解くスピード、本番に感じる緊張にあると思い、勉強方法を工夫した。 まず、毎日起床後と就寝前に音読をしながら古典・漢文単語を覚えることを習慣化した。基礎知識を長期記憶に落とし込むことで、問題への対応速度があげ、安定して点数が取れるようにした。 また、定期的に仲間と本番形式で過去問題を解く場を作った。受験時間帯や問題用紙を本番と同様にし、一つの教室で複数生徒と問題を解いた。できる限り本番に近い場を作り出すことで緊張感に慣れたうえ、複数回行うことで問題の傾向や適当な時間配分をつかむことができた。 その結果、本番では目標の8割に到達することができた。
Initiative
高校、大学での学校生活において友人と比べて落ち込んだり、自分は無価値な人間だと思ったりしたりすることも多かったが、そのたびに自分の経験を思い出したり、その悩みの原因となる課題を解決したりする事で、優れている友人のすごさを素直に認め、その友人を参考に自分の成長を目指すことが出来るようになった。これにより、相手とは違う自分の良さに気づけたり、自分のだめなところを正面から見つめ直すことが出来た。
Self-efficacy