Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
基本情報技術者試験の受験時、合格するという目標を立て、友人との協力であったり、資格講座の受講を行うなどを、自分自身で計画立てて行動した。一度不合格となってしまったが、どこが勉強不足だったのかを分析し、その部分を重点的に勉強するなど、目標立てから達成のための行動までを自分自身でおこなったこと。
Initiative
大学1年生の時に、第一志望の国立大学の入試に失敗してしまい、現在の大学に入学したことだ。 第一志望の大学で受けたかった政治とメディアに関する講義や、新聞記者の体験をできるカリキュラムを履修できなかったことに悔しさを感じ、再受験を検討していた。しかし、そんな中でもまずは今目の前にある講義を真剣に受けようとしていたところ、政治学の教授が3年次以上向けに政治とメディアの講義を開講していること、またそれを専門にしているゼミがあることを知った。他にも調べていくうちに、他学部の授業を履修できる仕組みがあることを知り、法学部ではなくてもメディアに関係している授業を積極的に履修した。さらに、友人からの紹介で学内に新聞社があることを知り、その活動に参加することもできた。 これらの行動を経て、与えられた環境内で自分から積極的に行動を起こすことで、最大限に自分を成長させられることを学び、この大学で頑張っていこうという決断ができた。
Resilience
2回生の秋学期に簿記の資格を取得するために勉強しました。受験する日を予め選択し、その日に向けて予定を立て、段階的に勉強を進めました。結果として、不合格でした。3回生の春学期にもう一度簿記の資格を取得するために勉強しました。不合格になった原因を分析し、今度は自分が分からないところや曖昧なところを徹底的に無くしていくことを追加し、過去問を何度も解き、分析しました。2度目の結果も不合格でしたが、点数が上がっていたため、自分のやってきたことは正しいと感じ、3度目の受験に臨みたいと思います。
Resilience
今年、大学内外で一人で英語資格の勉強を独学で進んできた 目標の点数に達するために、なんと4回もチャレンジした 思ったより点数が低く何度も諦めたかったけど、達成するまでやり続けた結果、4回目の試験で叶った。
Resilience
高校3年生の時、部活をしながら受験勉強をする必要があり、両方とも限られた時間で結果を出す必要があった。どちらもおろそかにすることはできないのでしっかりと向き合い、複数の課題への向き合い方を学んだ。結果として、部活動を11月末ま続けながら立命館大学に現役合格することができた。
Multitasking
大学1回生の年明けから二回生の夏休みの間くらいまで大学とサークル、アルバイト、資格取得の勉強をすべて同時並行で行っていたことがあった。大学が終わった後に専門学校に通うダブルスクールを平日は毎日やりつつ、土曜にサークル、日曜にバイトといった一週間を送っていたため、空いた時間をすべて何かに費やすことを常日頃から考える習慣ができた。空きコマには図書館にこもりながら課題や試験勉強、サークルの運営など朝起きてから寝るまで常に何かをしているような状態がつ続いたが不思議とストレスに感じなかった。おそらく一連のハードワークに慣れた点が大きいとは思うが、複数のことに優先順位をつけ、その時間に何をするかの選択に迷いが無くなったこともまたあると思う。
Multitasking
今年の12月に、秘書検定2級を取得したことがその自身につながる出来事のひとつでした。11/17日に行われるその検定に向けて、テキストを買ったのは約2か月前からでした。私はマルチタスクが苦手なうえに飽き性であり、正直一回で資格取得ができるとは思っていませんでしたし、今回合格できなくてもまた来年受験できれば良いかと思っていました。しかし、テキストで勉強を始めると、試験日までの残りの日数を気にしながら効率的に勉強して一回で合格したいという気持ちがだんだん強くなっていくのを日々感じていました。11月からはかなり課題が増えてきてなかなか十分な時間を資格勉強に割くことができませんでしたが、夏休みの後半ぐらいからコツコツと進めていたおかげで無事合格することができました。それによって、マルチタスクできたと感じる経験です。
Multitasking
秋学期に入り、会計士の資格勉強を再開するとともに授業課題などで忙しくなったことに加え、バイトを始めたり、ジムに通うことを習慣化させたかったり、やりたいこと、やらないといけないことが重なりオーバータスクになっている感じがしていた。そこで、どうすればやりたいことを実現できるか考え、毎日の計画を紙に書き出すようにした。以前なら一度途切れるとやる気がなくなりそのままになっていたが、計画を立てることを手段と捉えることを意識することで数日空白になってもまた再開することができ、目標に対してより継続的、効果的に行動できるようになったと感じる。
Initiative
資格取得の勉強をする中で自分が受験生であったときのことをよく考えるようになった。今、考えるとただひたすらに「今」の時間どれだけ勉強し続けられるかを考え、とにかく勉強量を増やせば何とかなるという全く根拠のない何かに依拠して、ただ勉強していない自分を見たくない、見せたくないという思いから人よりたくさんやることに満足して一日を終えることが多かったように思える。受験が終わって、結果も出たころにまず思ったことは「もう勉強はしばらくしたくない」という事であった。 しかし、大学に入ってそれではだめだと気づくことができた。おそらく、自分は勉強から逃げたというより最後の最後に戦うことから逃げたのだと分かった。受験はこれまでの人生のすべての時間を何に費やし、何をして、何を得たのか、言わばこれまでの自分の時間の使い方次第でどうにでもなる競争であるともいえる。そのあまりに大きすぎる壁を乗り越えること、つまり戦い続けることから逃げた自分がいることに後になって自覚した。 この反省から戦うことをやめない強い自分になりたいと思うようになった。
Initiative