Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学での人間関係の大変さを母に相談している時に社会に出たらもっと大変だということを聞いて愚痴ばかりはいていたらダメだと気づいた。まあいっか、別の方法でやろうと軽く受け止めることで精神を安定できるようになった。
Resilience
アメリカに留学したことにより、日本での生活と一変した生活を送っています。まず、英語は第二言語なので思ったことをうまく伝えられなかったり相手が言っていることが理解できなかったりします。また授業や課題も全て英語なのでとても難しいです。そして勉強面以外でも親元を離れて暮らすのが初めてなので前より自分のことに責任をもたないといけなかなりました。そのような状況はとても苦しかったですが、それらの苦難を乗り越えられることを学んだので今は困難が待ち受けていてもなんとかなると思えるようになりました。
Resilience
外国人観光客に英語で道を尋ねられた時に応えることができず悔しい思いをしたため、英語を話せるようになりたいと思い大学のコミュニケーションルームに参加して英語を話す環境に身を置きました。回数を重ねるにつれ少しずつ話せるようになり、再度道を道を尋ねられた際には適切に答えることができた。
Resilience
ひらがなも知らない時日本に来てて、耐えられずに帰国しようと悩んでたが、頑張っていこうと決心し、長時間のバイト、日本語学校を通じて日本語ができるようになった。最初、来てから1年間休まずにずっとし続けた。その結果、メニューも読めなかった自分がバイトリーダーになった。
Resilience
友人から悩み事を相談される際に、高校生までの自分は自分本位な考えを述べ、人の気持ちをあまり考えることなく発言していたことが多かったと感じます。しかし、大学生になり、一人暮らしを始めたことにより、自分自身を1から見直す良いきっかけとなりました。そのことにより、人の気持ちに寄り添った考えを持つことができるようになり、悩み事などを打ち明けられた時に、まずは相手の気持ちに寄り添い、相手の話し方などから感情を読み取り、適切な打開策を提案し、友人から「相談してよかった」と言ってもらえるようになりました。
Empathy
高校時代の中で身に付いたことだったが、友達などとの衝突の中で、自分がどう考えているのかという自己理解を進め、そこで自分が苦しんだことや、簡単ではないと思ったことについて、それは何故なのかを考えていった時、自分のこれまでの環境や経験などが大きな要因になっていることが分かった。だからこそ、友達との対話などの中で、彼らの境遇を聞くことが増え、共感できるようになった。
Empathy
SNSで全く知らない人の投稿を見たときに自分が今まで考えたこともなかった視点で考えている人がいたり、反対に自分と似たような視点で考えている人がいたりしてSNSを見ることで他人の多種多様な考え方に触れることができ自分と全く違う考え方を持っている人を知り、さらに他の人の気持ちを想像する力がついた。
Empathy
高校3年生の時、受験生の妹と大喧嘩をしました。自分の意見ばかり押し通していた私に、父が「相手の気持ちを考えなければ傷つけ合うだけだ」と言われました。その言葉で妹の不安やストレスに気づき、冷静に話し合うことで関係が改善しました。この経験を通して、相手の立場に立ち、気持ちを考える共感の大切さを学びました。それ以来、人との対話で相手に寄り添う姿勢を意識するようになりました。
Empathy
高校1年生から飲食店でアルバイトをする傍ら、地域のボランティア活動や部活動に参加するなど忙しい日々を過ごしていた。今と比べるとかなりスケジュール管理が甘く、寝坊や遅刻などで迷惑をかけることもあった。しかしそんな日々を送る中で、スケジュールをスマホで管理したり、活動への参加量を変えたりなどする力が身に付き始めた。地元を離れて大学に通って、環境も変わった状態ではあるが、今でもそれは生かされていると感じる。
Multitasking