Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
去年の10月、入学するための面接を練習するので、一週間面接の流れを模擬していた。基礎の質問から、答えから派生した質問を多くシミュレーションを行った。これを通り、万全な対策が確かに作れないが、変化に対して対応する能力を身についた。
Innovation
高校の時、授業の課題の問題は自分で深めたいことに関して、自分で問を立てるような課題が多かった。その問い立てをし続けるうちに、物事を見る目が変わったように感じている。具体的には、当たり前とそのまま鵜呑みにせず、先生から与えられた課題でも批判的な目をもって見ることができるようになったと思う。
Innovation
私が「しなやかさ(Resilience)」を身につけたと感じたのは、大学に入って部活動を始めて1か月ほど経った頃のことです。練習中、思うようにプレーができず、自分にはこのスポーツは向いていないのではないかと落ち込んでいました。しかし、ふと高校時代の部活動を思い出しました。当時も挫折や悩みを経験しましたが、ただ落ち込んでいるだけでは何も変わらないと気づき、少しずつ努力を重ねて前進してきたことを思い出しました。その経験があったからこそ、「今も同じように乗り越えられるはず」と気持ちを切り替えることができました。そして、成長を目指して練習に真剣に取り組むことで、少しずつ自信を取り戻し、前向きに努力を続けられるようになりました。この出来事を通して、失敗や挫折を乗り越える力が自分に備わっていると実感しました。
Resilience
小中学生が利用する塾のバイトをしているときに、子どもたちの機嫌をとったり、話を聞いてばかりになって、時間内にやらないといけない範囲まで授業を進めることができなかったことがあった。バイト先の人からは、子どもたちとコミュニケーションをとる姿勢は続けてほしいが、何せお金が発生しているものであるから、授業の範囲までは必ず進めるようにしてほしいと伝えられた。このことを自分の中で反省し、考え直した結果、子どもたちが「塾に行きたい」と思えるような楽しい環境でかつ授業はしっかり進めることのバランスが大切だということを学んだ。そこから、授業の進め方を見つめなおした。結果的に時間内に授業範囲を終わらせながら、子どもたちと楽しい授業を行えるようになった。これが私の思う、コンピテンシーが身についた出来事である。
Resilience
自分はゲームをする事が多く、その結果、自分の成長の機会を失ってしまっていたが、ゲームを全部消した状態で数日過ごす事でゲームの無い生活を当たり前にした。また、睡眠前にする事を増やし(ストレッチなど)、スマホ触るタイミングをなくした。課題を帰るまで(20:15)にやるという時間的な制限をかけて、課題を早く終わらせれるようにした。
Resilience
私は色んなことをやってみようという気概はあるのですがいざやってみても続かないことが多々あります。それでも、こういうところがダメだったから、次はこうしてみよう、というように少しづつ改善しながら挑戦し続けています。
Resilience
小学生時代の学校生活の中で、複数の友達から冷たい態度を取られたことがあった。その際、1人になるのは嫌で友達の態度が冷たくても友達でいたいと思う気持ちと、このまま一緒にいても居心地は悪いので1人になってもいいから距離を置いた方がいいと思う気持ちが交錯して悩み、落ち込んだ時期があった。結果的に距離を置いても他の優しい友人ができたため、人との距離感や関わり方、どのような行動が人を傷つけるのかなどを学び、何とかなるから大丈夫というマインドで立ち直れるようになった。
Resilience
それは、私が大学に入学して半年ほどたった時であった。大学の授業でグループワークをすることになり、今まであまりかかわりのなかった人と共同作業することになった。テーマは「地域の問題を解決する新しいサービスの提案」で、5人一組のチームで行うことになった。私は普段から友人と行動することが多く、初めて顔を合わせるメンバーと深く関わる機会は少なかったため、不安と緊張が入り混じっていた。初めのミーティングは、大学の図書館のグループルームで行われた。メンバーは、積極的に意見を出す人、慎重に発言する人、少し控えめな人、そして一見すると無関心そうな人だった。話し合いを進めるうちに、一人のメンバーが主導権を握り、次々と提案を出していく一方で、無関心そうなメンバーは終始黙っている様子が気になった。どうやら、彼はあまり自分の意見を表に出すのが得意ではないようだった。次のミーティングでは、私は思い切って彼に「どう思う?」と直接声をかけてみた。最初は戸惑いの表情を浮かべていたが、少しずつ話し始めた彼のアイデアは、意外にも独創的で実現可能性が高かった。その後も彼が発言しやすい雰囲気を作ろうと、彼の話に耳を傾けたり、共感を示すよう心がけたりした。これをきっかけに、彼は次第に積極的に意見を述べるようになり、他のメンバーもその姿勢に触発されていった。最終的に、彼の提案をベースにしたサービス案が採用され、私たちのチームは発表会で高い評価を得た。この経験を通じて、相手の考えに寄り添い、真剣に耳を傾けることがチームの可能性を広げる鍵だと実感した。同時に、共感とは単に相手の意見を受け入れるだけでなく、その背景にある思いや価値観を理解しようとする姿勢だということを学んだ。
Empathy
今年5月から、思ったことや感じたことをはっきりいう人間(彼女)と付き合うようになり、絶えず自分の言ったことに対するフィードバックが返ってくるため、自分の発言や行動が相手にどのように影響するか、どのようなことを言うと傷つき、どんなことを言うと喜ばれるかを体感し、会得した。結果的に自分の能力不足で良い関係性を維持することは叶わなかったが、その経験を生かして普段の学校生活でのグループワークや友達との付き合いにおいて、相手に思いやりを持って接することができている。
Empathy