Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
昨年、私は万博学生委員会に所属していた。その際に、他キャンパス・他学部の学生や、学生オフィスの職員さん、他大学や他団体の学生など様々な人とお話をする機会が多かった。多くの人との交流を通して、様々な立場や考え方に触れたと同時に、自分はどのような人なのか、自分は何がしたいのかについても考えるようになった。また、様々な視点からの意見を聞くことで、自分の視野を広げることができた。
Self-efficacy
身についたと思えたのは、大学のガストロノミックスタディプロジェクトⅡの講義でフードファディズムという観点を学んでからである。なぜなら、日常生活での宣伝の見方が変化したからだ。そのきっかけは、具体的には、食品のパッケージに書かれていることやテレビCM、メディアの報道である。今までは、受動的に情報を見ていたのだが、授業を受け終わってからは、情報の根拠やその根拠の信憑性などの視点から物事を見るようになった。例えば、健康がアピールされている食品が特定保健用食品なのか、機能性表示食品なのか、それ以外であるのかを確認することや、提示されているグラフの数値の範囲をチェックするなどである。
Understanding
ラジオの作家のアルバイトを始めてから2か月、「ラジオパーソナリティがやりたい」という思いが芽生え、オーディションに参加し、合格することができた。だが、リスナーから嫌ないじり方をされ、本気で傷ついたこともある。しかし、そこで折れなかった。「愛されるパーソナリティ」を目指し続けた結果、局のイベント終了後にはリスナーから人生初のファンレターを頂いた。
Innovation
大学三年の夏、アメリカのヒューストンで日本と韓国の大学生ら40人ほどとNASAのプログラムに参加した。5人グループのリーダーを務め、新しい考え方で物事に変化を生み出す能力があるのだと確信した。ロケットのコンペティションにおいて既存の考え方では挑戦に新しさがないと気がつき、別の側面から考えようと意識していた。特にコンペティション終了後にメンバーから直接「思い切る力がある、新しいことに対して柔軟な考え方ができる」とコメントをもらった。
Innovation
体育会ラグビー部での活動で、2回生にして全ての分析の仕事を一人で行った経験。 2回生の時、さまざまな理由により一人で体育会ラグビー部の分析の活動をすることになるという困難に直面したが、自分なりに時間管理や目標などを立てることで、乗り越えた。 その中でも特に、学業との両立が大変だったが、時間管理をすることで単位を落とすことなく乗り越えられた。
Resilience
大学1年生の時、アルバイト先での大きなミスから「しなやかさ(Resilience)」を学んだ経験があります。私はカフェで働いており、ある日、慣れない仕事を担当することになりました。忙しい時間帯に注文が殺到し、私は急いで対応しようとしましたが、注文を間違えてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまいました。その瞬間は自信を失い、落ち込んでしまいました。しかし、その後、店長から冷静にフィードバックを受け、自分のミスをどう修正するかを考える時間を持ちました。店長は、どんなに忙しくても、ひとつひとつの対応を丁寧に行うことが大切だと教えてくれました。それを踏まえて、次回からは注文の確認を慎重に行うよう心掛け、忙しいときでも落ち着いて行動できるように努めました。その結果、同じミスを繰り返さず、業務に自信を持てるようになりました。この経験から、失敗を乗り越えて前向きに改善する力が大切であり、柔軟に対応することが「しなやかさ」を育むことを実感しました。
Resilience
これも多岐にわたるが、就職活動において向上させることができた。大学生活の失敗を振り返ったとき、締め切りがぎりぎりになってしまうことや、事前確認が甘いことによるミスが多いことに気づいた。そこで、同じミスを繰り返さないよう自身で日記をつけるなどをし予定を確認する習慣を作り、過去とは同じようなミスを繰り返さないようにすることを達成した。また、面接やインターンシップ中に受けた自身に対するフィードバックをもとに、改善点を修正することで、面接といった場において結果を出すことができるようになったということも、このコンピテンシーを向上させることができたと自覚させる出来事である。
Resilience
就職活動の時に、私自身が、面接やエントリーシート、筆記試験の勉強を進める中で、思うような成果が得られないことがあった。面接練習をしても当日上手く話せないことや、エントリシートを書く上で、どこに気を付ければよいかなど、自分の能力に落胆することが多かった。しかし、身につけた知識や能力を無駄ではないと信じ、失敗しても挑み続けることを忘れないようにした。その結果、就職活動を終えた際にやりきったという感覚を味わうことが出来、困ったことや大変な時期でも上手く乗り過ごす柔軟性を身につけられたと考えているから。
Resilience
3年生の秋に、休学が明けての久しぶりの学校生活がうまくいかず体調を崩してしまったが、学校のサポートルームの存在を知りそこの先生を頼りにさせてもらった。カウンセリングを通して自分や生活を見つめることで、日常生活に困るほどではなくなった。
Resilience