Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
代表として大学の課外自主活動団体と地域の小学生をマッチングさせる団体を設立したこと。大学と地域の交流をさらに深めることを目標に、大学の事務局が年に一度開催していたイベントを団体化させた。そこで課題になったのは、イベントが年に一度しか行われておらず、地域の方々からの認知度が低いことだった。そこで、私は資金集めと地域交流の機会を増やすため市役所や事務局と積極的にコンタクトをとり、それを実行委員に持ち帰って実行委員がそれぞれ何をするべきか役割を分けて指示することを意識した。そうすることで実行委員の帰属意識も高まり新たな地域交流の機会や広報戦略を生み出すことが出来た。結果として、年間のイベント数を 5 つに増やし、メインイベントでは約 100 名の学生と約450 名の地域の方々を巻き込むことができた。1年を通して団体の立ち上げから運営ををあきらめずに行い、目標としていたメインイベントの規模拡大を達成できたことで、自発性が特に身についたと考える。
Initiative
私が「自発性(Initiative)」を身につけたと感じた出来事は、大学2年生の際に自分で目標を立てて英語と日本語のスキルを向上させようと決意し、Beyond Borders Plaza(BBP)という言語交流プログラムに参加した経験です。最初は、BBPでの交流に緊張していましたが、毎日単語を背負い、週ごとに文法のまとめを作成する計画を立てました。活動中にわからない単語や表現があれば、メモを取り、帰宅後に調べて学習しました。日本語を向上させるために、課外時間を利用してリスニング練習や読書に取り組み、慣れない表現を記録することで、交流の中で自然に使えるようにしました。
Initiative
今年の秋にアルバイトをしていた際、そこで働いている方が私の印象を話してくれたり、本当はどういう性格を自分はしているのか聞かれ、自分を見直すきっかけになり、自分がどういう人か改めて考えることができました。また、自分を貫くという考えをより意識するようになりました。
Self-efficacy
私は昨年度体調を崩し1年間休学しましたが、その一年の間に様々な人と話をする機会があり、その際に自分自身とはどのような人間なのかを聞く機会が多くあり、それをもとに自分自身を見つめ直す機会が沢山あった。
Self-efficacy
高校、大学での学校生活において友人と比べて落ち込んだり、自分は無価値な人間だと思ったりしたりすることも多かったが、そのたびに自分の経験を思い出したり、その悩みの原因となる課題を解決したりする事で、優れている友人のすごさを素直に認め、その友人を参考に自分の成長を目指すことが出来るようになった。これにより、相手とは違う自分の良さに気づけたり、自分のだめなところを正面から見つめ直すことが出来た。
Self-efficacy
グループワークの際にいつもは自分の意見を通したくなるが、同じグループの人で我が強い人がいても意見を聞くという柔軟さを身につけることができた。何回もグループワークをこなしていく中で自分の思い通りにならないことが当たり前だと気づき、優しい心を持てるようになった。そこでの自分の意見が否定されても自分自身のことは自分が信じているからそれで十分だと思えた。
Self-efficacy
今年10月に家で自らアルミニウムをメッキするために実験を進めたが、結果的に失敗をすることになったが、これに対して原因を分析した結果、硫酸の濃度を10~15%に調節してこそ良い結果が出るという事実を確認し、もう一度濃度を調節して成功することになりました。
Understanding
大学に入ってから、心理学統計法と知覚心理学に強い興味を持ち、より深めるためには数学を含め、幅広い理系の知識を理解する必要があることがわかった。このような目標に向かって、授業外で自ら数学と理系科目を学び、関心のある分野の参考書や先行研究を理解できるようになった。その結果、意外なことに、臨床心理学や哲学など、文系に近い科目についても速く理解できるようになり、他人に説明することも上手になった。
Understanding
大学での実験や講義の中で、高校時代までとは濃く難しい内容を扱うようになったことで、実習や実験での結果に対する考察を、講義を通して学んだことを生かしながら、論理的に行うことが出来るようになりました。また、日常生活でも、以前に比べ色々なモノに興味を持ち、講義で学んだことを生かせるようになりました。
Understanding