Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
2回生の秋学期に簿記の資格を取得するために勉強しました。受験する日を予め選択し、その日に向けて予定を立て、段階的に勉強を進めました。結果として、不合格でした。3回生の春学期にもう一度簿記の資格を取得するために勉強しました。不合格になった原因を分析し、今度は自分が分からないところや曖昧なところを徹底的に無くしていくことを追加し、過去問を何度も解き、分析しました。2度目の結果も不合格でしたが、点数が上がっていたため、自分のやってきたことは正しいと感じ、3度目の受験に臨みたいと思います。
Resilience
教職の授業で、学習指導案を提出しなければいけないことが度々あるが、2回生の頃はいつも提出期限ギリギリに行い、あまり満足できる内容ではないまま提出していた。初めは、教材が悪かったのだと考えていたが、教材を変えても短期間で作成したものはどれも不満足な成果にしかならなかった。この経験から、私はある程度時間をかけないと満足することのできるものを作成することはできないことを理解し、3回生からは2週間前から少しずつ取り組むようにしたことで、満足する学習指導案を提出することができた。
Resilience
私自身が成長して客観性を身につけたことで、今までの行動が協調性に欠けていたなと感じられるようになったことに気づいた。特にこれといったエピソードはないが、以前より正論を言わなくなったり、相手がどんな言葉を望んでいるのかというところまで考えられるようになった。
Empathy
今年1年間、ある研究会の会長をしていました。同期が4人しかおらずそのうち2人はほとんど参加しておらず残りの1人も他のコミュニティで忙しく、実質1人で研究会を運営していました。1年間会長としてメンバーに分け隔てなく接していたのですがどうしても皆に好かれるのは難しかったです。しかし、サークルの活動には来ていないが部員とよく遊んでいる私の同期がいて、その人はほとんどの後輩から好かれており何が違うんだろうと考えたところ、その人はメンバーの話を聞いて行動をしていました。私はこの研究会を動かしたいが第一になっておりメンバーの話に耳を傾けることがおろそかになっていたんだと思いました。
Empathy
ディズニーストアのアルバイトの時にレジでアプリの有料会員勧誘をしなくてはいけなかった。有料という表現を使うと警戒してすぐお断りされたのでプレミアムという表現に変えると入会してくれる人が増えた。また、プーさんのブランケットの販売催促もしなくてはならなかった。どうすれば買いたいと思っていただけるかお客様の立場に立って考えた結果「プーさんのブランケットはいかがですか」ではなく「プーさんがでんぐり返ししているブランケットはいかがですか」という表現にかえでんぐり返しというワードに反応し買ってくれる人が増えた。
Empathy
大学1回生の年明けから二回生の夏休みの間くらいまで大学とサークル、アルバイト、資格取得の勉強をすべて同時並行で行っていたことがあった。大学が終わった後に専門学校に通うダブルスクールを平日は毎日やりつつ、土曜にサークル、日曜にバイトといった一週間を送っていたため、空いた時間をすべて何かに費やすことを常日頃から考える習慣ができた。空きコマには図書館にこもりながら課題や試験勉強、サークルの運営など朝起きてから寝るまで常に何かをしているような状態がつ続いたが不思議とストレスに感じなかった。おそらく一連のハードワークに慣れた点が大きいとは思うが、複数のことに優先順位をつけ、その時間に何をするかの選択に迷いが無くなったこともまたあると思う。
Multitasking
最近、自分自身でやりたいことが沢山ある中で、学業とアルバイト、サークル活動、課外地域活動、フィールドワークありの授業などの両立に取り組んでおり、それぞれの予定を上手く調整しながら進めているなと客観的に思いました。また、過去中学高校の時と比較してもすることが格段に多く、しかし優先順位などを付けて調節しながらなんとか取り組めているなと感じました。周りにいる友人も忙しい人が多いですが、客観的に見ると自分も予定を調節しながら様々なスケジュールをこなしているなと感じました。
Multitasking
2回生の半ばごろに、講義の課題やアルバイトの研修、学生委員会のイベントなどの用事が重複した多忙な期間があったが、自分の中でやるべきことの洗い出しや優先順位をつけて、きれいにすべて終わらせることができた。自分はシングルタスクよりの人間だと思っていたため、自分に合ったマルチタスクのやり方を編み出し、実行できたことに達成感を覚えている。
Multitasking
一年生の間は簿記の講座を取ったことや外国語の授業が週に9コマもあったことなどからなかなか課題をする時間が限られており、未提出の物もいくつかあった。一年次の反省を活かして、二年次からはカレンダーで長期的に管理するほか、毎朝その日するべきことをリストアップする習慣を身に付けて、未提出物をほとんどないようにした。
Multitasking