Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学2年の時に、サークル活動において、メンバー同士が練習方針をめぐって対立してしまった。意見のすれ違いが人間関係の悪化につながり、サークルの練習の雰囲気が重苦しくなった。そこで私は、日ごろからサークルのメンバー全員とコミュニケーションを図り良好な信頼関係を築いてきたことを活かして、当事者双方の意見を丁寧に聞いたほか、オンラインミーティングを開催して他のメンバーにも意見を聞いた。その際、相手の気持ちを尊重して共感しながら思いをうけとめることでメンバーの意見を深く理解することができ、考え方に違いがあっても最終的に目指しているゴールは全員同じであることが分かった。
Empathy
私は、所属していた学生法律相談部の活動において、「相談者は現状に不満があるというより、相手に対して不満があるのだな」といったように、相談者の真意を読み取った上で、適切なアドバイスを行う経験を多く積んだ。私は、様々な相談者との関わりを通じて、かかる力を養うことができた。
Empathy
コーオプ演出でチームのメンバーと意見を擦り合わせて行く際に、他のメンバーの表情や発言に気を配り、全体で認識があっているのかな確認。また学年が異なることから、他に意見がありそうな人からは自分から積極的に汲み取るように意識して行動こと。
Empathy
ディズニーストアのアルバイトの時にレジでアプリの有料会員勧誘をしなくてはいけなかった。有料という表現を使うと警戒してすぐお断りされたのでプレミアムという表現に変えると入会してくれる人が増えた。また、プーさんのブランケットの販売催促もしなくてはならなかった。どうすれば買いたいと思っていただけるかお客様の立場に立って考えた結果「プーさんのブランケットはいかがですか」ではなく「プーさんがでんぐり返ししているブランケットはいかがですか」という表現にかえでんぐり返しというワードに反応し買ってくれる人が増えた。
Empathy
高校3年生の時、部活をしながら受験勉強をする必要があり、両方とも限られた時間で結果を出す必要があった。どちらもおろそかにすることはできないのでしっかりと向き合い、複数の課題への向き合い方を学んだ。結果として、部活動を11月末ま続けながら立命館大学に現役合格することができた。
Multitasking
私は元々、計画性が全くなく、締切を過ぎてしまうことが多い訳ではなく、逆に予定を詰め込みすぎてしまう方なのですが、勉強面でもスケジュール管理の面でも自分自身を追い詰めてしまうことが生活している中で多々ありました。そんな中で、大学生活が始まってからは自分に適したスケジュール管理の方法を見つけることが出来たり、1人で多くのタスクを効率良くこなす術を身につけることが出来てきたり……と、段々と社会に出た時にどのようにタスクをこなし、かつ自分の時間をしっかりと確保しながら生活をすることが出来るかを試行錯誤出来るようになってきていると気付いたので、このコンピテンシーを2つ目に選択しました。具体的には、少し大変だったエピソードになりますが、基礎講読の授業でランダムに決められた2人組のペアで古典のレジュメを作り、期限内に仕上げて授業で発表するというタスクがありました。その時に、ペアの子が体調を崩してしまったことと、連絡があまり取れなかったことから、結果的に1人で殆どの部分を仕上げることになってしまったのですが、それでもなんとか内容的にも量的にも自分の納得のいくものを仕上げて発表までに完成させることが出来たので、それはすごく頑張ったなと自分でも感じ、またやれば出来るんだ!と感じられるきっかけにもなりました。
Multitasking
私がマルチタスキングの能力を実感したのは、大学一年生の夏頃だった。大学に入学したばかりの頃は、どの課題を優先すべきか全くわからず、心のなかで焦りが募っていた。この状況を乗り越えるため、私は計画的に取り組むことを決めた。すべての課題の提出期限と内容をスケジュール帳に書き出し、視覚的に整理した。こうすることで、どの課題にどれだけの時間を割くべきかが明確になり、次第によく時間を配分できるようになった。たとえば、午前中は一つの課題に集中し、午後には別の課題に取り組むといった具合に、時間を区切って作業を進めた。この方法を実践するうちに、課題ごとの進捗が見えてきて、混乱していた状況が徐々に整理されていった。その結果、成績優秀者として認められることとなり、複数のタスクを効率よくこなす能力が大きく向上したことを実感した。
Multitasking
大学1回生の年明けから二回生の夏休みの間くらいまで大学とサークル、アルバイト、資格取得の勉強をすべて同時並行で行っていたことがあった。大学が終わった後に専門学校に通うダブルスクールを平日は毎日やりつつ、土曜にサークル、日曜にバイトといった一週間を送っていたため、空いた時間をすべて何かに費やすことを常日頃から考える習慣ができた。空きコマには図書館にこもりながら課題や試験勉強、サークルの運営など朝起きてから寝るまで常に何かをしているような状態がつ続いたが不思議とストレスに感じなかった。おそらく一連のハードワークに慣れた点が大きいとは思うが、複数のことに優先順位をつけ、その時間に何をするかの選択に迷いが無くなったこともまたあると思う。
Multitasking
大学に入ってから、バイト、課外活動×3、課題、遠距離通学をこなすという生活を過ごしていた。私自身はこの生活を特に苦に思っていなかったが、時々課題や課外活動の仕事に追われていることも少なくはなかった。そんなある日、課題に追われすぎていて、バイト先の先輩にバイトを変わってくれないかと頼んだ。その時の先輩が、私が課題に苦戦しているところを見たことがなく、すごく驚いていたことを覚えている。確かに、課題に追われることはあったが、誰かに言うほどではなかったので、容量が多少良いのだろうと思った。
Multitasking