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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

大学は中高とは違い、学期末テストの配点が大きいので、一つ一つの授業内容をよく理解していなければいけないが、学期末にテストが4つあったとしても日頃から勉強していたおかげで単位をすべてとれていたことから、複数の課題にバランスよく取り組めていたのだと感じた。

Multitasking

私が身についたコンピテンシーは自発性です。このコンピテンシーが身についたと考えられるのは高校生のときに取り組んでいた部活動です。私は吹奏楽部に所属しており、高校3年生では部長を務めさせていただきました。私が所属していた吹奏楽は技術で競い合うことよりも、演奏会を開催するにあたって足を運んでくださるお客様に良い音楽をどのようにしたら届けることができるのか、を第一に考え、部員が一丸となって取り組むことを目標としていました。その中で、私はそれぞれの部員一人ひとりができることを考え、自発的に行動できるような環境がある部活でありたいと考えました。自分から自発的に起こす行動こそにエネルギーがあると感じていたからです。何よりも自分がそのような自発的行動をしようと心がけ、部活動を行っていたことが今の自分の能力にもなる自発性につながったと感じています。

Initiative

高校時代、部活動に入部した際、未経験のスポーツではあったのですが、周りの先輩の影響でインターハイ出場を目標に決めました。その目標に向かって自分なりに努力することで、実際に達成することができた経験が自分にとっては成長のきっかけになったと感じています。

Initiative

私を含め部員数名が、部活で締め切りまでに作品を作り上げることが難しかった時、今回間に合わなかった原因は何なのかというのをしっかりと順序立てて話し合ったことにより余裕を持った予定を立てることを心がけることができるようになった。

Initiative

秋学期に入り、会計士の資格勉強を再開するとともに授業課題などで忙しくなったことに加え、バイトを始めたり、ジムに通うことを習慣化させたかったり、やりたいこと、やらないといけないことが重なりオーバータスクになっている感じがしていた。そこで、どうすればやりたいことを実現できるか考え、毎日の計画を紙に書き出すようにした。以前なら一度途切れるとやる気がなくなりそのままになっていたが、計画を立てることを手段と捉えることを意識することで数日空白になってもまた再開することができ、目標に対してより継続的、効果的に行動できるようになったと感じる。

Initiative

私は高校時代、「校内ではスマホを使ってはいけない」という校則は、学習でデジタル端末を利用する今の時代にそぐわないばかりか、生徒によっては校則を気にせずスマホを使用し、ルールの意義が損なわれていると感じていました。そこで生徒会長になり、この校則の改正に取り組みました。改正にあたっては生徒指導の先生が断固反対の立場であったため、生徒会役員と議論を重ね、どのように理解を求めるか考えました。最終的には生徒の意見を集め、学習においてスマホが有効であることやメッセージ機能などは学生であっても必須であることを説明したほか、他の先生方に根回しを行うなどして生徒指導の先生にも理解を得ることが出来ました。この経過の中では生徒の意見を集めることでさえも反対の先生がいたほか、そもそも生徒の意見を聞く必要はないとする先生がいたり、ほかにも理不尽に感じることが多々ありました。しかし校則の改正は必要という自分の判断を信じて最後まで成し遂げることが出来ました。これが私の自発性を示すエピソードです。

Initiative

学園祭で企画をして最後まで取り組んだことである。まず企画をするために企画書を書いて自分たちが行いたいことをはっきりとさせた。企画書の承認がされてからは、同部署の人たちと協力して準備を進めていた。様々な想定をすることで当日スムーズに運営できた面もあるし、想定外であったこともあるが、他部署の人たちの協力も借りながら、獲得目標人数を超える人たちが参加してくれたから成功できてよかった。

Initiative

資格取得の勉強をする中で自分が受験生であったときのことをよく考えるようになった。今、考えるとただひたすらに「今」の時間どれだけ勉強し続けられるかを考え、とにかく勉強量を増やせば何とかなるという全く根拠のない何かに依拠して、ただ勉強していない自分を見たくない、見せたくないという思いから人よりたくさんやることに満足して一日を終えることが多かったように思える。受験が終わって、結果も出たころにまず思ったことは「もう勉強はしばらくしたくない」という事であった。 しかし、大学に入ってそれではだめだと気づくことができた。おそらく、自分は勉強から逃げたというより最後の最後に戦うことから逃げたのだと分かった。受験はこれまでの人生のすべての時間を何に費やし、何をして、何を得たのか、言わばこれまでの自分の時間の使い方次第でどうにでもなる競争であるともいえる。そのあまりに大きすぎる壁を乗り越えること、つまり戦い続けることから逃げた自分がいることに後になって自覚した。 この反省から戦うことをやめない強い自分になりたいと思うようになった。

Initiative

高校三年生の受験勉強を通して、この力を身につけました。 まず、塾の先生やインターネットで調べた勉強計画の立て方を参考にし、具体的なスケジュールを作成しました。しかし、計画通りにいかないことも多々あり、そのときには冷静に状況を整理し、優先順位を見直して軌道修正を行うことで、目標達成に向けて効率的に努力を続けることができました。 また、受験勉強のプレッシャーや不安に対しても、自分で精神を安定させる方法を見つけました。たとえば、毎日の小さな達成を自分で褒めることでモチベーションを保ち、気持ちが落ち込んだときには適度に休憩するなど、自分に合ったやり方で受験期を乗り越えました。

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