Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学に入学してから、これまでとは異なる価値観や背景を持つ人々と交流する中で、この力を磨くことができました。特に、同じグループワークで出会った人との関係が印象的です。その人は、意見をはっきり言うことが苦手で、周囲に気を遣いすぎて自分の考えを伝えられない様子でした。 私は彼の立場を想像し、自分が同じ状況だったらどう感じるかを考えながら、彼が話しやすい雰囲気を作るよう努めました。彼が自然に意見を出せるように問いかけたり、順番に意見を言う機会を作るなどの配慮しました。また、彼の考えを受け入れつつ、自分の意見も伝えることで、お互いを理解し合える関係を築くことができました。
Empathy
サークルで演劇をしているのですが、団員とともに一つの目標(より良い公演)を達成するために、長期間にわたって準備する際、どうしても意見が割れたり人間関係が上手くいかなかったりすることがありました。自身の立場上、みんなをまとめる必要があったため、どういう思いを持っているのか聞いたり、共感したり、寄り添いつつも団体としてばらばらになってしまわないように調整していました。この経験から、共感力のコンピテンシーが身に付いたと思っています。
Empathy
高校3年生の時、受験生の妹と大喧嘩をしました。自分の意見ばかり押し通していた私に、父が「相手の気持ちを考えなければ傷つけ合うだけだ」と言われました。その言葉で妹の不安やストレスに気づき、冷静に話し合うことで関係が改善しました。この経験を通して、相手の立場に立ち、気持ちを考える共感の大切さを学びました。それ以来、人との対話で相手に寄り添う姿勢を意識するようになりました。
Empathy
サークルの毎練習終わりに、練習を取り仕切っているような人たちの愚痴を帰りながらたっくさん聞いて、色んな人の愚痴をひたすらに聞いて、自分の考えはこうで、でもこういう考えになるのもとても分かるし、一緒に頑張っていこう、という風に色んな人に伝えて、少しばかりだけど共感によってみんなを立ち直らせたりした。
Empathy
高校1年生から飲食店でアルバイトをする傍ら、地域のボランティア活動や部活動に参加するなど忙しい日々を過ごしていた。今と比べるとかなりスケジュール管理が甘く、寝坊や遅刻などで迷惑をかけることもあった。しかしそんな日々を送る中で、スケジュールをスマホで管理したり、活動への参加量を変えたりなどする力が身に付き始めた。地元を離れて大学に通って、環境も変わった状態ではあるが、今でもそれは生かされていると感じる。
Multitasking
課題とアルバイトの両立が難しく春学期は課題を前日までため込んだりしていたが、秋学期からはアルバイトの掛け持ちも初めてさらに時間が無くなったため、ひと月の始まりに課題が出されたらいつやるのかの計画を立てた。毎日、一週間ごとのタスクを設定しその月が終わったらどうなっていたいかなどの自分の理想を立てていたため自然とマルチタスク管理が上達した。
Multitasking
実験のレポートや英語のプレゼン作りなど、ハードな課題が同じ期間に重なっている時でも、計画を立てながら全て終えることができるようになったとかんじた。 隙間時間をうまく活用し、課題に取り組めるようになった。バイトや習い事と課題の時間の見つけ方が上手くなったと感じた。
Multitasking
高校2年生の時に生徒会長をしていたとき、通常9月開催の文化祭が、コロナの影響で12月開催になりました。通常の文化祭を運営する以上に会場の設定やコロナの予防対策、高校3年生が受験を控えていることへの配慮など、予算、導線、感染対策など解決しなければならない問題をたくさん抱える状態でした。また、コロナの影響により高校1年生の時は文化祭が中止になったため、私自身も高校生活初めての文化祭で右も左もわからない状況でした。そうした状況でしたが、先生方や他の生徒会メンバー、クラスメイトの協力を得て、無事に文化祭を終了することができ、様々な問題を同時に解決するマルチタスキングがついたと思います。
Multitasking
大学で行われた、一回生春学期の定期試験で、友達と協力しあいながら定期試験に臨んだところ、わからない問題は特になく、スムーズに解くことができ、また、友達と教えあうことで自分自身の理解も深めることができました。 また、私は生命科学部に所属しているため、ほかの学部と比較すると比較的課題の数も種類も多い上に、週の大半はアルバイトに時間を費やしていますが、自分が「何を」「いつまでに」「どのくらいの精度で」行えばよいのかを毎日メモに挙げていくことで、今まで課題を出せなかったり、遅れたことは一度もないため、マルチタスクに物事を片付けていく力はついてきているのかなと思いました。 また、アルバイトで接客・販売系のお仕事をしているため、何か一つの仕事のみを行えば良いわけではなく、広く全体的にいろいろなお仕事を早く、正確にこなすことが求められているため、そういった点でもいろいろな物事をマルチタスクにこなし、かつ正確に丁寧に行う力はついたのかなと思いました。
Multitasking