Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
コミュニケーション実習で自分の考えがなぜそのように考えたのかを分析しようとした時、自分が思っているよりも自分自身の性格や性質から納得する答えを得られた時。また、普段の生活でなんらかの失敗をした時、それがなぜ起こったのかを自分の性格も原因として分析できるようになり、自分を客観的に見る事が以前よりもできると感じた時。
Self-efficacy
大学1年の春セメの時、zoom上で色々な企業の社長や年上の先輩と話す中で、自分がいつも心配していることは自分以外にも全員が考えていることだと学んだ。その上で、全員に僕の分析をしてもらった結果、自己理解が足りないことに気付かされ、そこから一つ一つの行動を分析するようになった。
Self-efficacy
大学外で高校生向けのキャリアイベントを企画したり、自分が運営する学生団体で自己分析ゲームを作る中で、自分を見つめ直し、自身が大事にする価値観とは何なのかを深く考える機会があり、そこで自分がどういう人かを理解し、自分を信じられるようになった。
Self-efficacy
病気を患い、人によっては負け組になったとも考えられるくらい「普通」の進路や学校生活からはかけ離れてしまったけれど、家族、先生、友人が変わらず接したくれたことで、腐らず自分はまだまだ何でもできると前向きに自分を信じれるようになり、同学年の友人と同じタイミングで大学に進学することができ、毎日楽しく大学生活を送っているから。
Self-efficacy
以前から資格取得のために勉強を続けていたが、12月に入ってからモチベーションが続かなくなり勉強に取り組むことができなくなってしまった。その後、なぜそのようなことが起こってしまったのか、今まで努力が成功した場合と比較したところ、成功した場合は周囲の人々、先生や保護者、友人の精神的な支えがあった。しかしながら今回、自分だけの力で合格のため勉強したところ失敗した。この経験から、私は自分の能力は、誰かに期待されているというプレッシャーによるものであると理解し、その特性をうまく利用して今後活動していくことが重要であると分析することができた。
Self-efficacy
以前だと例えばあるニュースを受け取るとそこに書かれた事実や意見ををそのまま吸収し、それが自分の考えになっているようなことが多かったが、最近は別の立場の考えを追加で想像して、一旦は反論を自分の中で出し、それを考慮したうえで自分の考えが持てるようになった。単純に考えるための知識量が増えたのも大きいがそれ以上に友達と話す中で自分とは異なる意見を持つ人の考えた理由をたくさん知ってきたからだと思う。説得力のあるレポートを書く際にも非常に役立っている。
Understanding
高校2年生の秋、私は英語ディベート大会に参加するため、放課後にチームメンバーと図書室に集まって準備を進めていた。テーマは「日本の首都機能を移転すべきか」というもので、肯定側と否定側の両方の立場で議論を行う必要があった。私は肯定側の立論を担当し、首都圏の過密化問題や災害リスクを裏付けるため、政府の報告書や国際的なデータを徹底的に分析した。特に、東京に集中する経済・政治機能が抱えるリスクを調べた際、単なる事実を羅列するのではなく、データが示す課題の背景やそれが首都移転によってどのように解決されるかを深く理解することが重要だと気づいた。たとえば、大都市圏の災害時の被害想定が高い理由や、他国の首都移転事例から得られる教訓を取り入れることで、議論の説得力を高めることができた。結果的に、私たちのチームは県大会を突破し、全国大会にも出場することができた。この経験を通じて、単に情報を収集するだけでなく、それを科学的に分析し、根拠を明確に示す能力の重要性を学んだ。
Understanding
大学受験予備校の模試において理科科目で上位の成績をとったということで形として学力が現れるようになったのだが、元々高校時代は全国屈指の進学校だったということもあり落ちこぼれだったし、成績もなかなか伸びずどんな勉強をすればいいのかわからなかったりして落ち込んだこともあったが、努力をコツコツと積み重ねたことで、医学部受験には失敗したものの今では科学的な思考がしっかり身に付いている。これをもとに医学部への進学という一つ思いを胸に秘め実現を日々目指している。
Understanding
高校生の頃から心理学に興味を持ち始め、初めは心をどう捉えるのか疑問に思っていたが、調べたりオープンキャンパスの模擬授業を受けるうちに、心理学は心を科学的に捉えるという前提があることを知り、その頃から何事にも科学的な視点を持つようになった。心は脳の働きによって左右され、その人の行動から心の動きを観察するなど、科学的に心を調べることができるということを知った。また、日常の学校生活でも何か議論をする際に感情と事実を区別して話を進めるようになった。クラス内で言い争いが起こったり、意見が対立するような場面では冷静に判断するように感情的にならずに話を進めるようにした。
Understanding