Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
自分がで立ち上げた業務の18年間の売上をまとめ、役員やメンバ画面の前で、売上が8倍に達するまでに生じてきた問題やそれに対する戦略がなぜ上手く行ったのか、もしくはなぜ上手く行かなかったのかを言語化していく過程で、新しい考え方は分析から生じると経験を振り返り改めて感じたこと。
Innovation
博士論文の非公開審査でコメントをいただく際に、修士課程からお世話になっている指導教員に、博論の執筆を終えたことに対して、色々な困難(自身の入院、指導教員の異動など)があったのにも関わらず難しい調査を行ったことを評価していただいたときに、困難に負けずにきたんだと実感できたから。
Resilience
自分の研究課題を発表することって、先生から研究に関する質問や意見を受けて、質問にうまく答えられなかった時は、自分が理解不足だった点や、研究の詰めが甘かった点を認識し、さらに深く学ぶきっかけになります。
Resilience
博士後期課程での研究生活の中で、研究室全体の仕事ばかりに注力してしまい、自らの研究を進めることを怠っていた時期がありました。それを研究室の先輩に指摘していただき、スケジュール管理のノウハウを教えていただきました。自分が研究室にいる間の時間の使い方を可視化し、予定を立てながら複数の仕事を各時間に振り分けて取り組む意識をしました。それからは自分自身の時間の使い方への理解が深まったとともに、一日の時間の使い方をとてもよく考えるようになりました。また予定通りに仕事を進めるために仕事への取り組み方も改善されたと思います。
Multitasking
自発性は競争心から生まれるものです。私は同期の学生よりも少しでも良い結果を出せるよう、常に自分に厳しく課題を課してきました。より良い学術的成果は、例えば就職の機会や奨学金の獲得など、将来におけるさまざまなチャンスを広げてくれると考えています。
Initiative
博士後期課程に進学してから、自分の研究結果の解釈について研究室の先輩と議論する機会がありました。自分はこれまで思い込みの激しい考察をすることが多く、根拠が不十分なまま研究を進めていたことを議論の中で気づかされました。それからは、ある事柄に対して考えられる可能性を広げることの重要性を学びました。妥当に研究を進めるために、あらゆる仮説を検討することを常に意識して活動してきました。このことがきっかけで研究結果に対して科学的に理解する力が少なからず身に付いたと考えています。
Understanding
日本での留学生活の中で、多くの先生や学生に出会いました。時には、外国人として困難に直面することもあり、その際には先生に相談することがありました。先生方はとても親切に対応してくださり、問題を解決する手助けをしてくれました。 そのおかげで、私の問題が解決しただけでなく、相手の立場を理解し、感情を汲み取る方法も学ぶことができました。 その後、TAとして働くようになってからは、学生が学業や生活の中で困難を抱えて助けを求めてきた際には、相手の視点に立ち、最善の方法で支援することを心掛けています。
Empathy
学部生時代、教職×2、学芸員、サークル×4、バイト×3などの複数の学業、仕事をこなしていた。どのコミュニティに行ってもある程度率いる側の立場を任せられることも多かった。なぜそんなにたくさん抱えても大丈夫なのかと聞かれることが多かった。ということから、スケジュール管理をしながら、マルチタスクする力がついていることが強みだと分かった。
Multitasking
私は、修士論文とは別で新たに興味を持ったことがあり、その研究を現在すすめています。もともと社会人院生で家庭もあり、修士論文以外の研究をすることはだいぶチャレンジでした。しかし、その研究への思いは強かったので、なんとか調査・分析をして学会にてポスター発表するに至りました。
Initiative