Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学3回生の時、TOEICで750点以上を取得することを目標に掲げ、学習に取り組んだ結果、755点を取得することができた。この経験を通じて、自発的に行動する力が身についたと感じている。 TOEIC755点を取得する過程では、まず自分に足りない知識や能力を冷静に分析し、弱点を克服するために具体的かつ緻密な計画を立てた。例えば、毎日の学習時間を確保するために早朝に起きる習慣を身につけ、リスニングや文法問題を重点的に学習を行った。また、模試を繰り返し解くことで本番の試験形式に慣れるよう努めた。自分を律し、目標達成に向けて粘り強く学習を続けたことが、結果に繋がったと考えている。この経験は、自分の努力次第で成果を出せるという自信にもつながった。
Initiative
自発性が身に着いたのは4回生最後の卒業論文の執筆によるところが大きい。心理学部の卒業論文では、自ら実験を実施し、その結果を分析し考察する。そのためには、計画的なスケジュールを組み、遂行しなければならない。 私は、卒業論文の負担を少しでも軽くするために、夏休みに執筆を始めることにした。そのおかげで、秋学期が始まってからは余裕をもって論文を進めることができたと思う。自分で目標を定め、それに向けて自己を律する経験を積むことができた。
Initiative
大学受験のときに、志望校の合格に向けて自分で目標を立てて長期的に継続して勉強し、努力したことです。合格という大きな目標とそのための短期的な小さな目標を立てて、日々諦めることなく勉強し、自分自身で試行錯誤しながら取り組みました。その成果が結果として現れたときにコンピテンシーが身についたと一番実感しました。
Initiative
私は大学時代のほとんどの時間を公認会計士試験に費やし、論文式試験に合格することができました。公認会計士試験は難関資格であり、毎日8~10時間の勉強を休日も含めて取り組みました。短答式試験には2回落ちてしまい心が折れそうになったこともありましたが、明確な目標をもち努力を続けた結果合格することができました。
Initiative
大学3年生の時、機械学習モデルを構築し、3Dモデリングにおける空間統合性の問題を解決したいと考えました。そのため、私は大連理工大学の短期交流活動や情報処理学会インタラクションに参加して知識を深めただけでなく、スタンフォード大学のオンライン機械学習講座を受講し、優秀な成績で修了証書を取得しました。
Initiative
4年生の前半に大学院試験の勉強を始めた。最初は何も理解することができずに大学院試験の受験をあきらめてしまいそうになったが、粘り強く時間をかけて勉強したことで最終的には大学院試験に合格することができた。
Initiative
大学に入学してから毎日日記をつけるようになったのが一番のきっかけだと思う。これによって、自分自身の言動を振り返る機会が多くなった。また、どのように他者と関わるべきか、などと考えるようになり、内省を繰り返した。積極性を身に付けるべく、自ら慣れない環境に身を置いたこともあった。多くの困難を経験したが、それでも分析を続けることで「自分なら大丈夫」だと絶対的な自信を獲得できたと思う。 これからも引き続き自己分析を続けていくつもりだ。
Self-efficacy
3回生の秋に、普段親密にかかわる人とのすれ違いがトリガーとなり、自分の中であらゆるものが崩れていく感覚になった。「これはまずい」と思って大学のサービスを活用してカウンセラーの方とお話しをする機会をいただいた。その中で、自分がこれまで育ってきた環境や物事の見方を客観的に観察することができるようになり、より良く生きるために何をするのが良いか、また自分の紆余曲折な経験がある種糧になったと考えられるようになった。
Self-efficacy
大学に入学した後は高校までの学習とは違い、自分がしたいことを認識し、自分の選択によって講義やその他の活動を決めることができる形態に変化しました。そこで自分の考えや興味に対してより真剣に考えるようになりました。その過程で自分がどのような人間かを自然と考えるようになりました。また自分の自発力にも関連しますが、自発的に設定した目標を達成することによってそれが自信に繋がり、自己理解と自分を信じる力が身につきました。
Self-efficacy