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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

ひとつのことにじっくり取り組めていた学部とは異なり、複数の課題を大量に出されたり、試験期間が重複することで、否応なしにマルチタスクを強いられることになった。しかし、タスクの優先順位をつけ、どのような時間になにをするかを考えることにより、比較的勉強で苦労することの多かったなかでも、どうにか悪くはない成績を出すことができた。

Multitasking

中学生の頃、クラシックバレエを習っていた。技術的にメンバーの中で一番劣っているのに加え、通うのに往復3時間、知り合いがいなかったため、嫌がらせを受けたりもした。しかし、舞台で主役を踊りたいという目標があったため、諦めずに練習に通い続け、中学3年生の発表会で主役を任せてもらえた。 人間関係で上手くいかなかったことで、対人関係には現在でも自信がなく、人を信用することが難しいことなど、完全に立ち直れているとは言い難いが、中学生以降に起こった失敗は大したことがないと思えるようになった。

Initiative

上記と同じく、4年程前に、仕事で自治体に雇われていた頃、最初はある程度地域の人がついて、一緒に地域を盛り上げる企画を考え、実践していたが、他人に予定の一部を任せることで、相手が予定通りに動いてくれなかった時に、全体の予定がずれいてくという経験をした。相手が予定通りに動けなかった時に、自分が動くということをあまり考えていなかった点について反省し、それ以来、なるべく自分一人で企画や目標を立て、もし他人に頼ることがあっても、最悪の場合に自分一人で回せる準備と、最後までそれをやり遂げる覚悟が身についた。

Initiative

大学4回生から一つの研究を続けています。その中で数ヶ月の間研究の進捗が進まない状況がありました。内容は複雑ではなく簡潔であるが故に難しく、単調で人によってはつまらないものだったと思います。また、実際に実現できるかわからないものなので自分の行動に意味があるのかも定かでは無いなか自分が定めた目標だけを信じて突き進むしかありませんでした。その甲斐もあり現在では課題だった箇所はクリアして次の段階へと進む事が出来ています。このエピソードから私は並大抵のことでは諦めがつかなくなったと考えています。

Initiative

研究室の空気感は研究活動をやりたい人はやればいいし、やりたくない人はやらなければいい、といった感じで周りの悪い空気に流される人も多い中で自分は研究活動を通して成長したいといった思いがあったので流されることなく研究を続けられている。また研究を通して成し遂げたいことが生まれたのでそれを卒業までに達成できるように努力できている。

Initiative

研究室での研究活動 主体性を重視する研究室なので、自分で目標を立て、何をするべきかをしっかり考えて研究に取り組んできた。結果的に、自分の研究を論文にすることができて、学会発表の機会もたくさんいただけたことが、今振り返ると自分の成長につながったと思う。

Initiative

新入生支援団体の存続に貢献した経験から。コロナ禍で支援企画が実施困難となり、運営希望者がいない中、団体は存続の危機に直面した。しかし、新入生の不安を和らげるという団体の理念を守りたいという思いに共感し、この団体を存続させたいと考えた。そこで、先輩が行っていた団員募集を自ら引き受け、新たな団員を集め、団体を存続させた。私の代でもコロナ禍による制限は続きましたが、団体の存続を第一に考え、オンライン企画やクラス形成で知名度向上活動を継続し続けた。その姿に共感してくれた後輩たちが理念を引き継いで、翌年には対面イベントも成功させ、団体は継続することができた。この経験から、自分が決めた目標や信念を諦めずに取り組み続け、達成する能力が身についたと考えた。

Initiative

講義の準備や補助を行うティーチングアシスタント(TA)業務において試験の採点業務の効率化を行い、成績返却方法の改善に挑戦しました。 以前の採点手法では、手書きの答案用紙を1枚ずつ採点していたため、教員やTAの大きな負担となっており、採点ミスも多く発生していました。また、採点と成績確認が1週間以内に終わらないことも多く、翌週の講義内での解説までに受講生への成績返却が間に合わないという問題がありました。 そこで講義担当の教員に対して、マークセンス方式による試験への切り替えと、採点自動化プログラムの導入を提案しました。 一番苦労した点は、採点自動化プログラムの運用において「試験の正答に幅を設ける」という点でした。受講生の回答が問題の意図に沿う回答であるにもかかわらず、計算過程での四捨五入などにより、正答とわずかに異なる回答となる場合がありました。そこで、正答ファイルの仕組みや採点方式を友人に相談し、採点プログラムを改良しました。また、プログラムなどに不慣れなTAであっても運用できるよう、正答ファイルの編集やプログラムの実行が簡単な操作で行えるよう試行錯誤を重ね、入力ファイルやドキュメントを工夫しました。 その結果、講義後の受講生アンケートにおいても、試験結果のフィードバックに関して「採点結果がすぐに返却され復習に役立った」と感想をいただくことができました。

Initiative

グループで行うフィールドワークの授業に参加したとき、他メンバーの都合がつかなくなり、グループでの継続が難しくなってしまった。しかし私は、フィールド先の担当者の方などと相談し、改めてテーマを設定して単独でフィールドワークを続行した。フィールド先の皆様にご協力いただきインタビュー調査を行って、後日結果をまとめたものを担当者の方にお見せしたところ、とても喜んでいただけた。自らテーマを設定し、周りの方々の協力を得ながら成果を上げる楽しさを学んだ。

Initiative