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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

中学の部活動でキャプテンだったが、プレーの面では3番手だった。そのため、他の部活のメンバーで結果が出ないで悩んでいる子にも本音を言ってもらえたり、意見を言いやすい環境をどのように作ればいいかを考えた。そこで、様々な人がいるが自分の経験を織り交ぜながら話を聞き、必要な時はアドバイスをするなどし共感する力がついたと思う。他にも高校では自分自身あまり部活で結果が出ずに悩んでいたが、後輩の子のサポート役に徹したりした経験から、どんな環境でも相手が何を求めているかを察し、行動できるようになった。キャプテンだからではなく、どんな時もあの人には話したいと思ってもらった勇気を踏み躙らないように、話を聞く時は共感し批判しないことを意識するようになった。

Empathy

それは、私が大学に入学して半年ほどたった時であった。大学の授業でグループワークをすることになり、今まであまりかかわりのなかった人と共同作業することになった。テーマは「地域の問題を解決する新しいサービスの提案」で、5人一組のチームで行うことになった。私は普段から友人と行動することが多く、初めて顔を合わせるメンバーと深く関わる機会は少なかったため、不安と緊張が入り混じっていた。初めのミーティングは、大学の図書館のグループルームで行われた。メンバーは、積極的に意見を出す人、慎重に発言する人、少し控えめな人、そして一見すると無関心そうな人だった。話し合いを進めるうちに、一人のメンバーが主導権を握り、次々と提案を出していく一方で、無関心そうなメンバーは終始黙っている様子が気になった。どうやら、彼はあまり自分の意見を表に出すのが得意ではないようだった。次のミーティングでは、私は思い切って彼に「どう思う?」と直接声をかけてみた。最初は戸惑いの表情を浮かべていたが、少しずつ話し始めた彼のアイデアは、意外にも独創的で実現可能性が高かった。その後も彼が発言しやすい雰囲気を作ろうと、彼の話に耳を傾けたり、共感を示すよう心がけたりした。これをきっかけに、彼は次第に積極的に意見を述べるようになり、他のメンバーもその姿勢に触発されていった。最終的に、彼の提案をベースにしたサービス案が採用され、私たちのチームは発表会で高い評価を得た。この経験を通じて、相手の考えに寄り添い、真剣に耳を傾けることがチームの可能性を広げる鍵だと実感した。同時に、共感とは単に相手の意見を受け入れるだけでなく、その背景にある思いや価値観を理解しようとする姿勢だということを学んだ。

Empathy

私は幼い頃からボーイスカウトとして活動をしています。過去にボーイスカウトの世界大会に「班(同年代の9人で一つの班を構成します)」のリーダーとして参加しました。班のメンバーはそれぞれ個性がある故に班の結束力を高めることが難しかったですが、1人1人が何を考え、どんな行動をとるかという人間観察を行うことで、誰しもが向上心を以て生きているということに気づき、否定ではなく、それに共感することが最も重要であることを認識することができました。

Empathy

私がこの質問を回答している時にいちばん最初に思い浮かんだコンピテンシーのエピソードはアルバイトでのホールとキッチンの仕事を相互理解するためのバイト先でのミーティングのエピソードです。ホールはキッチンの仕事を少ししか見ないので、ホールがどのような働きをするとキッチンが楽になるのか、また、キッチンがどのような働きをするとホールが動きやすくなるのかの意見を出し合い、多くのことが改善されたというエピソードがありました。そこで話し合うことで共感が持てることを感じました。

Empathy

今年5月から、思ったことや感じたことをはっきりいう人間(彼女)と付き合うようになり、絶えず自分の言ったことに対するフィードバックが返ってくるため、自分の発言や行動が相手にどのように影響するか、どのようなことを言うと傷つき、どんなことを言うと喜ばれるかを体感し、会得した。結果的に自分の能力不足で良い関係性を維持することは叶わなかったが、その経験を生かして普段の学校生活でのグループワークや友達との付き合いにおいて、相手に思いやりを持って接することができている。

Empathy

私はあまり人と話すことが得意ではないが、学校でグループワーク等の複数人で会話する機会が設けられた際には、話している人の目線や顔の動きなどに着目して、言葉以外の部分からも何を考えているのかを読み取ろうという姿勢で聞き手に徹するようになっていることに気づいたとき、共感力が身についたのかな、と感じた。また、親しい友達と話している際に、私が相手の思っていることを見事に当てることが多く驚かれる時も、自身の共感力の高さに気づく場面である。

Empathy

中学生の時、クラスで孤立している同じ部活の友達がいたが、その友達を孤立させている周りの人の理由に納得がいかず、孤立している友達と一緒に過ごしたが、孤立させている他の多数のクラスメイトに攻撃するのではなく、中立の立場として話を聞けるように意識して生活した。

Empathy

秋セメスターのときに学校で友達と雑談とかをしている時に、このタイミングでこんなこと言うのは相手の意見を真っ向から否定してしまっているかもなと思い、踏みとどまったり、言い方を考えたりなどできるようになったから。

Empathy

中学の時と比べて関わる人が変わっていき、言われることが変わったことで先輩などから言われることも変わったが、努力した結果、言われることが変わり、自分の得意なことがより明確にわかり、自分の方向性を見つけることができたこと

Self-efficacy