Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学3・4回生において、資格取得に取り組んだ経験があり、そこから「目標を決め、諦めることなく取り組む」ことを養った。例えば、3回生時に基本情報技術者試験の資格を取得したが、この資格を取得するにあたり、約3ヶ月間の効率的な学習に取り組んだ。具体的には、メモ帳を活用し、いつまでにどの単元を学習するかを決め、正課の授業やアルバイトとの両立を図った。決める際は、試験日から逆算して、いつまでにどのような知識を覚える必要があるかを考えながら決めた。ある程度勉強してから初めて実践問題を解いた時は合格点数よりもはるかに下だったが、授業で学んだことを体系的に自分の知識に取り込みたい、今後のプログラミング学習に役立てたいという気持ちから、諦めることなく今まで学習方法通りに勉強を続けることができ、結果、試験に受かることができた。
Initiative
大学院では、学部時代とは異なり、授業だけでなく論文作成も同時に進める必要があり、学びの目標を設定することが非常に重要でした。GPA4.0という目標を達成するために、学校で友人と一緒に学びながら、理解が不十分な部分を解明しました。また、課題にも共同で取り組み、完成させることができました。そのほか、TOEICなどの資格取得にも挑戦し、スキルアップを図りました。特に、毎日15分の学習時間を確保することで、継続的な学びを実現しました。
Initiative
私はもともと大学を卒業しておらず、事前審査を経て社会人入試で入学しました。初年度は授業やゼミ内でもわからないことが多かったのですが、気になることについて調べたり文献にあたっているうちに、先生やゼミでの議論の中で、理解できることが増え、自ら発言することも増えていきました。
Understanding
ニュース記事やメディアの評論、専門書を読む際、因果関係の推論や客観的な事実に基づいているかなどに注意しつつ批判的に物事を捉えるよう心がけた。また、その事象の背景等をより詳細に知るために他の媒体を参照するなどした。
Understanding
ひとつのことにじっくり取り組めていた学部とは異なり、複数の課題を大量に出されたり、試験期間が重複することで、否応なしにマルチタスクを強いられることになった。しかし、タスクの優先順位をつけ、どのような時間になにをするかを考えることにより、比較的勉強で苦労することの多かったなかでも、どうにか悪くはない成績を出すことができた。
Multitasking
大学院進学を決意した時期が遅かったというのもあり、正課の授業を受講しつつ、大学院進学のための自習や、進学のために必要な授業の履修を進めた。これらは、それぞれまったく無関係の課題ではないものの、こなさなければならない課題の量が非常に多かったため、計画を立てて、バランスよく取り組むように心がけた。特に、大学院進学に当たっては、自分一人で勉強するのではなく、友人と自主ゼミを組んだり、先生方に答案を見ていただいたりすることで、演習に励んだ。その結果、すべての受験した大学院に合格することができたわけではないが、大学院進学を達成することが出来た。
Multitasking
大学に進学してから、コロナ禍に見舞われ、実際に大学に通って授業を受けたり、友達と会ったりすることが自由にできない中で、目標とする成績を掲げて、その実現に向けて、日々努力を続けた。その結果、西園寺記念奨学生に二度選んでいただいた。自分の努力の成果が認められた気がして、次のさらなる目標の実現につなげることができ、勉学に邁進することができた。 卒業論文の執筆に当たって、ゼミ所属時から一貫した問題意識を持ち、これに対する一定の解決策を見つけるために、論文を読んだり、先生にお話しを聞いたりした結果、優秀論文賞としてご評価いただけた。
Initiative
2024年の春学期、大学院の勉強での経験です。私はキャンパス内の図書館で、1人で課題レポートを進めることになりました。レポートを進める中で、周りにサポートがなくても自分で計画を立て、必要なデータを収集し、分析を行いました。特に、限られた時間の中で資料を効果的に集めるために、自分で文献レビューを行い、関連する研究を積極的に探して深掘りしました。このような自発的な行動を通じて、時間管理や問題解決能力が向上し、自分で結果を出すことの重要性を実感しました。
Initiative
研究配属以降、研究活動を通じて科学的思考力を身につけました。実験が上手く進まない際には、教科書や論文を読み、原理を深く理解することで課題を克服しました。その結果、実験を効率的に進めることができ、問題解決力と科学的な視点を養うことができました。この経験を通じて、困難に直面した際に原因を分析し、論理的に対処する重要性を学びました。研究活動を重ねる中で、探究心と継続的な努力が成果につながることを実感しました。
Understanding