Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
グループワークの際にいつもは自分の意見を通したくなるが、同じグループの人で我が強い人がいても意見を聞くという柔軟さを身につけることができた。何回もグループワークをこなしていく中で自分の思い通りにならないことが当たり前だと気づき、優しい心を持てるようになった。そこでの自分の意見が否定されても自分自身のことは自分が信じているからそれで十分だと思えた。
Self-efficacy
2年生のときに応用行動分析学という講義を受けた。刺激ー行動ー結果からのフィードバックといった行動の三項随伴性に基づいて人の認知行動をポジティブに改善する分野である。はじめはこの科目で高い点数を取るために勉強していた。この分野の理解は自分や周りの人のエピソードを一つのケーススたティーのように考えながら進んだ方が理解が早い。そのため、自分の過去の出来事とその時の自分の行動を振り返ることが多くなった。その結果、自分のネガティブな行動がどのような感情や思考から起こっており、それは目の前の問題を解決するに役立っているかどうかを考えられるようになった。つまり、自分自身に応用行動分析学の知見を適用できるようになってこそ、私はこの科目を上手く理解できたのである。授業でも自然に高い成績を収めることができたため、自己理解に伴い、頑張ればできる自分自身への信頼感も向上した。
Self-efficacy
大学での実験や講義の中で、高校時代までとは濃く難しい内容を扱うようになったことで、実習や実験での結果に対する考察を、講義を通して学んだことを生かしながら、論理的に行うことが出来るようになりました。また、日常生活でも、以前に比べ色々なモノに興味を持ち、講義で学んだことを生かせるようになりました。
Understanding
大学2回生の春学期の授業にグループ6名で課題内容の発表を行う機会がありました。しかし各々が自分の範囲を取り組み全体で行うべき事を疎かにしていたため、発表は問題なく行われましたが、後日振り返りでは準備の段取りやスケジュール構成に不備があり、その結果発表内容の統一性や構成に改善点がある事が挙げられ、「もっと自分にできる事があった」と反省しました。秋学期の授業で再び同規模での発表の機会があり、反省点を活かし「自分にできる事をやろう」と決意しました。グループ内で各々の準備内容を共有し統一性のある内容に調整し構成を統合、教授との面談日程の段取りや、発表資料の印刷など、自分にできる事を最大限行いました。
Teamwork
正課内の実験科目と課外活動の点で身につけることができたと感じており、実験では班員と協力して、どのような手順・役割分担で実験を進めていけば効率的に実験を進めることができるのかを相談したことで、円滑に実験操作を行うことができた。また、課外活動の点では、前述した全国大会の運営にあたり、運営スタッフ間でミーティングを重ねながら同じ志を持って取り組んだことで、関係者の皆様から運営を評価していただくことができ、大会自体も毎年成功を収めていると言える。
Teamwork
大学入学後に受講した必修の英語の授業で、これまでに2回ほどグループで発表する機会があった。その授業はグループでプロジェクトを立ち上げ、そのプロジェクトを協力して達成し、それを英語で発表するというものだが、グループのメンバーで役割分担し、一つのものを作り上げるという経験を積むことができた。特に印象的だったのは、グループのメンバーそれぞれの得意不得意を考慮して役割の割り振りを行い、発表内容のレベルを高めることができていた点であった。
Teamwork
高校時代や大学に入学した当初は,チームワークが求められる場面において,皆が平等に協力することが必要であると考えていたが,目的を達成することに重きをおき,平等でなくても参加するメンバーが能力を発揮し,最も良い形で成し遂げることに気づいた.また,チームワークを形成するためには,アイスブレイクなどを挟み,お互いのことを知るチーム形成も重要であることを大学の講義を受ける中で気づいた.
Teamwork
大学の講義の中でグループワークを行う機会が多々あった。その中でグループ内での役割分担がしっかりできており、会話が多いグループの方が課題の評価が良かったと感じた。そのために私はグループ内でなるべく無言の時間が生まれないようにするために、多く提案を行ったり自分の分担が終わったときに他の人の進捗も確認するなどして課題の完成度を高められるように動くことができるようになった。
Teamwork
学内プログラムの日本語教育研修で、韓国で日本語を教える経験をしたが、そのときにチームで一つの授業を作り上げたこと。授業を作るときに順番や構成を話し合ったり、異なる意見を一つにまとめたり、最後まで資料を改善し続けたりすることを通して、チームで協働して一つの結果を出すことのやりがいを感じることができた。
Teamwork