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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

大学に入学してから、これまでとは異なる価値観や背景を持つ人々と交流する中で、この力を磨くことができました。特に、同じグループワークで出会った人との関係が印象的です。その人は、意見をはっきり言うことが苦手で、周囲に気を遣いすぎて自分の考えを伝えられない様子でした。 私は彼の立場を想像し、自分が同じ状況だったらどう感じるかを考えながら、彼が話しやすい雰囲気を作るよう努めました。彼が自然に意見を出せるように問いかけたり、順番に意見を言う機会を作るなどの配慮しました。また、彼の考えを受け入れつつ、自分の意見も伝えることで、お互いを理解し合える関係を築くことができました。

Empathy

高校の時は、平日は学校の授業を受け、部活をし、塾に行くという生活で、土日はどちらも半日練習があったり試合のため一日外という日々だった。そのため、どのようにして物事に優先順位をつけ、効率よく行うかを考え、工夫することが身についた。以前は、自分のキャパが把握できず困ることや逆算して勉強ができていなかったがこの高校3年間でそうした点が改善された。例えば、学校の授業中に終わらせることは終わらしたり、バスの中では立ちながらできる単語の勉強をするやtodoリストを活用して見える化するといったことを行うようにした。このやり方は今も体に染み付いているようになった。

Multitasking

資格試験の勉強、各授業で出される日々の課題や中間レポート、バイト先で提出する書類の作成、これらのやらなければならないことが短期間の間に重なりさらに日々の授業やバイトもコンスタントにあったため、少ない自由時間の中でどの課題を優先的に取り組み、いつやりうつまでに終わらせるか計画を立て、期限に間に合わせるかを考え、それをきちんと実行できた経験から。

Multitasking

セメスター内での授業で複数の教授から似たような期限の課題を出されることが多々あり、そういった複数の課題が出されている中でも、しっかりと提出期限や自身の予定と照らし合わせて、計画的にマルチタスクできる能力がついたと思う。特に通学時間の電車内などで日本文を英訳したりするなど、隙間時間の活用も今まで以上に身についてきていると感じる。

Multitasking

コミュニケーション実習で自分の考えがなぜそのように考えたのかを分析しようとした時、自分が思っているよりも自分自身の性格や性質から納得する答えを得られた時。また、普段の生活でなんらかの失敗をした時、それがなぜ起こったのかを自分の性格も原因として分析できるようになり、自分を客観的に見る事が以前よりもできると感じた時。

Self-efficacy

高校生の頃から心理学に興味を持ち始め、初めは心をどう捉えるのか疑問に思っていたが、調べたりオープンキャンパスの模擬授業を受けるうちに、心理学は心を科学的に捉えるという前提があることを知り、その頃から何事にも科学的な視点を持つようになった。心は脳の働きによって左右され、その人の行動から心の動きを観察するなど、科学的に心を調べることができるということを知った。また、日常の学校生活でも何か議論をする際に感情と事実を区別して話を進めるようになった。クラス内で言い争いが起こったり、意見が対立するような場面では冷静に判断するように感情的にならずに話を進めるようにした。

Understanding

もともと科学的に考えるほうが得意なタイプではあるが、より自分がそうであると感じたのは大学で文学や哲学について学ぶようになってからのことだ。どんな作品においても心情や人情で見るよりも、事実に基づいて考えるほうが納得しやすいとわかった。

Understanding

私が最も身についたと思うコンピテンシーは目的を達成するために他の人と協力するチームワークである。これは、授業を受けていく中で課題の共有やわからないところを互いに教え合ったことが身につけることができた大きな理由だと考える。同じ授業を取っている友達でLINEグループを作り、テストや課題の情報をそこで共有した。このグループがあったおかげで体調不良で休んだ際にも授業について行けなくなることがなく安心して休むことができた。大学に入り、やるべき事を自分で管理しなければならなくなる中で少しでも互いの不安を取り除くことができる関係性を築くことができた。

Teamwork

友達と一緒にテスト対策を行い、また、その中で生まれた課題やわからなかったことの解決を行っていくことで友達とのチームワークを上げることができました。先述の通り、このことを一番強く感じた場面は、一回生春学期の定期試験の時でした。また、大学の授業として行われる、分析化学実験や、英語の授業の、S1,2やP1,2の授業でもチームワークは高まったのではないかなと思いました。これらの授業は主に対面で、また、クラスやペアの人と協力しながらやっていく必要のあるクラスなので、何かの問題に直面した時にクラスメイトとともに解決していくことができたため、特にチームワークが高まったと思いました。

Teamwork