Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
学校のグループ活動を通じて、他の人と協力して一つのことを成し遂げることがいかに難しいか、そしてグループの調整がどれほど重要であるかを深く実感しました。選択したマクロ経済学の授業では、私のグループのメンバーがとても気ままで、私一人が努力するのがとても大変でした。そのため、みんなで一緒に努力することの大切さを痛感しました。
Teamwork
大学に入るまではそんなにチームワークで動くことは活動の一部であったが、例えば大学の授業でイベントを企画して、実際にイベントを行い、reflectionセクションを持つなどすべてグループワークで行うことはなかったので、大学の授業を通して身についたと考える
Teamwork
学校でのグループディスカッションをしている際に私はみんなに発表する為に、わかりやすいグラフを提案した。しかし、それをパワーポイントで作ることができなかった為、その際グループメンバーに作ってもらった時。その時は、チームワークできていると感じました。
Teamwork
私は経済学部に属しており、UNITE Programでプレゼンテーションによる入学試験を経て入学した。入学試験で培ったプレゼンテーション能力は、外国語や実践経済演習の授業で行われるプレゼンテーションで幅広く生かすことが出来ていると考える。知り合いのプレゼンテーションを見ながら、改善するとより分かりやすくなる点を手直ししていくこともできるようになり、人間性や人々との関係性も大きく変わっていったと思う。
Teamwork
高校の時、授業の課題の問題は自分で深めたいことに関して、自分で問を立てるような課題が多かった。その問い立てをし続けるうちに、物事を見る目が変わったように感じている。具体的には、当たり前とそのまま鵜呑みにせず、先生から与えられた課題でも批判的な目をもって見ることができるようになったと思う。
Innovation
2023年、私は大学でのグループプロジェクトを通じて「リーダーシップ」と「問題解決力」を身につけたと感じた出来事があった。4人チームで進める経営戦略の課題において、意見が対立し議論が停滞した際、私はリーダーとして状況を整理する役割を担った。メンバー全員の意見を個別にヒアリングし、それらを統合する形で解決案を提案した。この過程では、冷静に事実を把握し、相手の意見に共感しつつ説得力ある論理を構築する力が必要だった。結果として、プロジェクトは期限内に成功裡に完了し、教授から高い評価を得た。この経験を通じ、他者と協働しながら適切な判断を下す能力が自分に備わったと実感した。
Resilience
1回生春学期の「分析ツール」で、どうしても分からないところがあって困った経験がある。その中で、「経済数学Ⅰ」を受講している知り合いに教えてもらいながら、誤りから学び、立ち直っていくことがもっとも重要であることを知った。
Resilience
それは、私が大学に入学して半年ほどたった時であった。大学の授業でグループワークをすることになり、今まであまりかかわりのなかった人と共同作業することになった。テーマは「地域の問題を解決する新しいサービスの提案」で、5人一組のチームで行うことになった。私は普段から友人と行動することが多く、初めて顔を合わせるメンバーと深く関わる機会は少なかったため、不安と緊張が入り混じっていた。初めのミーティングは、大学の図書館のグループルームで行われた。メンバーは、積極的に意見を出す人、慎重に発言する人、少し控えめな人、そして一見すると無関心そうな人だった。話し合いを進めるうちに、一人のメンバーが主導権を握り、次々と提案を出していく一方で、無関心そうなメンバーは終始黙っている様子が気になった。どうやら、彼はあまり自分の意見を表に出すのが得意ではないようだった。次のミーティングでは、私は思い切って彼に「どう思う?」と直接声をかけてみた。最初は戸惑いの表情を浮かべていたが、少しずつ話し始めた彼のアイデアは、意外にも独創的で実現可能性が高かった。その後も彼が発言しやすい雰囲気を作ろうと、彼の話に耳を傾けたり、共感を示すよう心がけたりした。これをきっかけに、彼は次第に積極的に意見を述べるようになり、他のメンバーもその姿勢に触発されていった。最終的に、彼の提案をベースにしたサービス案が採用され、私たちのチームは発表会で高い評価を得た。この経験を通じて、相手の考えに寄り添い、真剣に耳を傾けることがチームの可能性を広げる鍵だと実感した。同時に、共感とは単に相手の意見を受け入れるだけでなく、その背景にある思いや価値観を理解しようとする姿勢だということを学んだ。
Empathy
私はあまり人と話すことが得意ではないが、学校でグループワーク等の複数人で会話する機会が設けられた際には、話している人の目線や顔の動きなどに着目して、言葉以外の部分からも何を考えているのかを読み取ろうという姿勢で聞き手に徹するようになっていることに気づいたとき、共感力が身についたのかな、と感じた。また、親しい友達と話している際に、私が相手の思っていることを見事に当てることが多く驚かれる時も、自身の共感力の高さに気づく場面である。
Empathy