Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
日本での留学生活の中で、多くの先生や学生に出会いました。時には、外国人として困難に直面することもあり、その際には先生に相談することがありました。先生方はとても親切に対応してくださり、問題を解決する手助けをしてくれました。 そのおかげで、私の問題が解決しただけでなく、相手の立場を理解し、感情を汲み取る方法も学ぶことができました。 その後、TAとして働くようになってからは、学生が学業や生活の中で困難を抱えて助けを求めてきた際には、相手の視点に立ち、最善の方法で支援することを心掛けています。
Empathy
大学1年の春休みに訪れたアメリカ留学の際に、現地の授業で仮想の会社を設立し発表するというグループ活動がありました。同じグループのメンバーには日本人だけでなく、様々な国の学生もいたため、言語や価値観の違いによってお互い気まずくなり、沈黙の時間が続きました。そこで私は、言語が伝わりにくくても、ジェスチャーなどを用いて自ら発言し、意見を聞くなど積極的に活動し、議論がしやすい雰囲気作りを心掛けました。また情報を視覚化し確実に共有できるようにするため、それぞれの意見を紙に書き出すことを提案しました。その結果、議論は活性化しグループの結束力を高めることができ、また最終日のプレゼンは大成功で終わり、他のグループや先生方から高評価をいただきました。
Self-efficacy
留学生としてはじめて今まで生活したところと違う場所で一人暮らします。昔から受けた教育には、何にも完璧で完成したらよいだということです。そのため、自分の失敗は納得できないことです。ですが、日本の大学院に入ると、いろんなことを勉強しました。今はぜんぜんそう考えていません。困ったことでもいい、失敗したことでもいい、それは人生の貴重な経験です。
Resilience
大学2回生時、1年間海外の大学で交換留学生として過ごした経験で自発性が身についたと感じました。日本から出て海外という母国とは異なる文化を持つ環境で過ごしたことや、親から離れて1人で生活を送ることは人生で初めての経験でした。そのため全ての選択を自身が行う必要があり、自分に対する責任感が身につきました。初めはこのような環境に困難を感じていましたが、そのような生活を送る中で自分で決めた選択ほどよりモチベーションを維持した状態で行動できることに気づき、何に対しても挑戦できる自発力が身につきました。この自発力は日本に帰国後も自身の強みとなっています。自分の将来に対して目標を設定し、達成するために努力し続けたいと考えています。
Initiative
1年生の秋に留学に行きたいと思ったが、スコア取得ができなかった。それでも行きたいと思って中国語でもいいから留学に行きたいと思って学んで半年しか経ってない中国語で留学に志願すると、合格することができた。結局コロナで行けず、自分で休学してアイルランド留学したが、その後に北京大学にも行くことができ何事も簡単に諦めずに取り組もうと学んだ。
Initiative
こうなりたいという自分自身の理想像を掲げ、それを達成できるように積極的に行動した。(英語が話せる友人に刺激をもらい、国際交流ができる環境に身を置く。海外派遣プログラムに応募する。自分の力を試すために、1人で海外バックパッカーをして友人を作るなど)
Initiative
大学3年生の時、機械学習モデルを構築し、3Dモデリングにおける空間統合性の問題を解決したいと考えました。そのため、私は大連理工大学の短期交流活動や情報処理学会インタラクションに参加して知識を深めただけでなく、スタンフォード大学のオンライン機械学習講座を受講し、優秀な成績で修了証書を取得しました。
Initiative
大学三年の夏、アメリカのヒューストンで日本と韓国の大学生ら40人ほどとNASAのプログラムに参加した。5人グループのリーダーを務め、新しい考え方で物事に変化を生み出す能力があるのだと確信した。ロケットのコンペティションにおいて既存の考え方では挑戦に新しさがないと気がつき、別の側面から考えようと意識していた。特にコンペティション終了後にメンバーから直接「思い切る力がある、新しいことに対して柔軟な考え方ができる」とコメントをもらった。
Innovation
もともと興味のあることに躊躇なく挑戦する私ですが、その分熱しやすく冷めやすいという性格だと感じております。その中で目標を決め、達成するということは、努力して継続する力が大切です。受験の際に、他の学生よりも目標にうまく達成出来なかったという悔しい思いから、大学では「交換留学に参加する」という目標を自ら掲げ、試験勉強に向けて頑張りました。二年次の春から、バイトや遊びを控え資格勉強に励み、無事の秋には目標点数を獲得することが出来ました。勉強面では、あまり目標を達成できてこなかった人生だったので、その頃は学業面において自分の力で、目標を達成することが非常に嬉しいことを知り、諦めないことの大切さを身をもって学びました。
Initiative