Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学受験の際に、苦手科目である国語の点数が伸び悩んだ。志望大学に合格するためにはテストで8割以上とる必要であったが、受験3ヶ月前の模擬試験の時点で6割しかなかった。原因は、問題を解くスピード、本番に感じる緊張にあると思い、勉強方法を工夫した。 まず、毎日起床後と就寝前に音読をしながら古典・漢文単語を覚えることを習慣化した。基礎知識を長期記憶に落とし込むことで、問題への対応速度があげ、安定して点数が取れるようにした。 また、定期的に仲間と本番形式で過去問題を解く場を作った。受験時間帯や問題用紙を本番と同様にし、一つの教室で複数生徒と問題を解いた。できる限り本番に近い場を作り出すことで緊張感に慣れたうえ、複数回行うことで問題の傾向や適当な時間配分をつかむことができた。 その結果、本番では目標の8割に到達することができた。
Initiative
基本情報技術者試験の受験時、合格するという目標を立て、友人との協力であったり、資格講座の受講を行うなどを、自分自身で計画立てて行動した。一度不合格となってしまったが、どこが勉強不足だったのかを分析し、その部分を重点的に勉強するなど、目標立てから達成のための行動までを自分自身でおこなったこと。
Initiative
大学入学当初、学習意欲に燃えていましたが、数か月して方針となるものが一切なく途方に暮れていました。何とか立ち直りましたが、自身の後輩に同様の経験をしてほしくないと思い、自身の企画で勉強会を行いました。勉強会の実施後、「先輩のおかげで簡単に単位が取れた」、「先輩のおかげで勉強ができるようになった」など、好意的な意見が多数寄せられました。この経験を通して、自身の能力を他の人のために役立てることの喜びを実感しました。
Initiative
大学のプロジェクト団体で,講義で学んだ内容や自身で学習した内容を活かす活動をし,研究室に配属されるタイミングでそれを引退した.この出来事がきっかけで,これまで学業と課外活動を両立していたところに余裕ができ,課外活動を通して苦悩してきたり,学んだことを活かして,日々の選択を論理的に判断して,行動することができるようになっていた.また,明確な目標に向かって,根拠と自他への需要を意識して,努力し続けていることに気づいた.
Self-efficacy
大学に入ってから、心理学統計法と知覚心理学に強い興味を持ち、より深めるためには数学を含め、幅広い理系の知識を理解する必要があることがわかった。このような目標に向かって、授業外で自ら数学と理系科目を学び、関心のある分野の参考書や先行研究を理解できるようになった。その結果、意外なことに、臨床心理学や哲学など、文系に近い科目についても速く理解できるようになり、他人に説明することも上手になった。
Understanding
現在所属している体育会剣道部の部活動だ。私の所属する体育会剣道部では、関西大会優勝、全日本大会優勝を目指し活動している。本部員は43名いるが、その中で選手に選ばれる人数は9名しかいない。各学年に3名ずつスポーツ推薦者がいるため、大抵はスポーツ推薦者が選手として構成されている。しかし、私は選手の人達に少しでも追いつき、全日本大会優勝という目標を達成したいという想いから、日々の稽古から自分自身の課題を持ち、兀々と努力を積み重ねた。目標達成に向け強い執着心を持ち続けた結果、2年生の12月に行われた全日本学生剣道オープン大会にて、チーム内でただ1人、一般入部生で選手になることができた。現在は、選手としてチームに貢献し、目標の2024年10月に行われる全日本大会優勝を達成するため、日々の稽古に励んでいる。私が体育会剣道部で発揮した目標達成への執着心は、貴社の業務でも必ず活かせるものだと考えている。
Teamwork
大学1回生のときに、ダンスバトルで優勝するという目標をかかげた。しかし、大学に入学してからバトルに挑戦し始めたため、最初は1回戦で負けてばかりいた。そこで、客観的な分析が大事だと思い、練習方法を工夫した。サークルの仲間や先輩と定期的に試合形式の練習を行い、お互いにアドバイスする場を設けた。アドバイスをもらう際には、疑問点を質問することでより深みあるフィードバックをもらうよう心がけた。これにより、試合感覚に慣れることができたうえ、自分では気づくことができない踊りの長所、短所を知るができた。そのうえ、仲間と協力して練習を行ったことでモチベーション維持にも繋がった。この結果、二年後に滋賀県の大会でベスト4に入ることが出来た。
Teamwork
学内インターンで日本酒メーカーとコラボし、新規企画立案に携わった経験ついて説明する。この活動は長期休暇期間中に対面で会う頻度が少なくなり、当初メンバーの会議出席率ややる気が低下するという課題が生じていた。私は「どのチームよりも一番高い評価をもらいたい、メンバー全員がプロジェクトをやり切ったと思いながら終えたい」という想いから、ゴールから逆算したスケジュール管理能力を武器に、週1回は必ず議論が行えるように会議終了後に簡単に入力できる日程調整アプリを導入し、次週の予定決めがしやすい環境づくりを行った。また、全員の意見が反映されるように発言回数が少ない人に積極的に質問を行うなど意識した。これらのアクションにより毎回90%以上の会議参加率を実現し、一人一人が関与している当事者意識を持たせた。最終的に全チームの中で最も高い評価を得ることが出来た。
Teamwork
大学1年生から続けているアルバイトでの経験です。そのアルバイト先で私は店長代理というポジションを任されております。具体的な職務内容は、その名の通り店長が不在の時にシフトに入り、店舗の営業を行うことです。この店舗では以前、運営元が変更となり、アルバイトメンバーなどの引継ぎを一任していただきました。その中で最も力を入れたことが、新しく入ってきたアルバイトメンバーの新規育成です。リニューアルオープン時に戸惑うことがないように、ホールのオペレーションマニュアルを作成し、指導することが出来ました。このオペレーションマニュアルの作成時に、一人では作成するには難しかったので、既存のメンバーの手助けもあって完成させることができました。このときに、チームワークが身につくとともに、チームワークの重要さ、素晴らしさを感じることが出来ました。
Teamwork