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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

私を含め部員数名が、部活で締め切りまでに作品を作り上げることが難しかった時、今回間に合わなかった原因は何なのかというのをしっかりと順序立てて話し合ったことにより余裕を持った予定を立てることを心がけることができるようになった。

Initiative

私は高校時代、「校内ではスマホを使ってはいけない」という校則は、学習でデジタル端末を利用する今の時代にそぐわないばかりか、生徒によっては校則を気にせずスマホを使用し、ルールの意義が損なわれていると感じていました。そこで生徒会長になり、この校則の改正に取り組みました。改正にあたっては生徒指導の先生が断固反対の立場であったため、生徒会役員と議論を重ね、どのように理解を求めるか考えました。最終的には生徒の意見を集め、学習においてスマホが有効であることやメッセージ機能などは学生であっても必須であることを説明したほか、他の先生方に根回しを行うなどして生徒指導の先生にも理解を得ることが出来ました。この経過の中では生徒の意見を集めることでさえも反対の先生がいたほか、そもそも生徒の意見を聞く必要はないとする先生がいたり、ほかにも理不尽に感じることが多々ありました。しかし校則の改正は必要という自分の判断を信じて最後まで成し遂げることが出来ました。これが私の自発性を示すエピソードです。

Initiative

私は高校生の時成績で悩んでいた。勉強をさぼったりして内容をどのように身に着けたらよいかさえわからなかったが、先生方に質問したり、相談すると親身に寄り添ってくださって自分が行動すれば誰かがその行動を認めてくれることがうれしかった。

Initiative

大学生になって、新たな友人や教授、その他サークルや部活メンバーなど、様々な性格や個性を持った人たちと出会う中で、自分自身を改めて考え直す機会がとても多かったことが1番の選択した要因です。中でも印象的だった出来事は、教職兼心理学関連の授業を履修した際に出会った教授が、私が1度大学内での交友関係で少し鬱のような状態に陥ってしまった時に親身になって話を聞いてくださったことです。元々私自身もカウンセリング資格を持った教師になりたいという目標があり、それを踏まえた自殺防止電話のボランティアに参加しようと考えていたのですが、そのボランティア募集があった時期と自分の心が不安定だった期間が被ってしまっていたことを教授が指摘して下さり、まずは自分を第一に考えなさいとアドバイスをくださいました。そうしたこともきっかけとなり、今では自分の状態を第一に考えつつ、将来の目標に向かって努力することを続けることが出来ています。このような新たな人との出会いからの気付きを沢山得られる日々を過ごしていることから、私の1番身についたコンピテンシーは以上のものであると考えました。

Self-efficacy

『5. もっとも(1番目)身に付いたコンピテンシーのエピソード』で記した校則の改正にあたって、生徒会役員で役割分担し、生徒へのアンケートや、生徒総会の議案書の作成を行いました。実務に際しては目標を全員で確認し、全員の意見を1度聞いてから生徒会の方針やその詳細を決めることで、役員がチーム一丸となって活動に取り組みました。これが私のチームワークを示すエピソードです。

Teamwork

復学に向けて用意していた時に、家族や大学の職員の方々など、多くの人に助けていただいた。人に頼ることが苦手で、ずっと自分の心の中にストレスを溜め込んでしまい、精神的に壊れてしまったので、このように誰かに助けを求めることの大切さに気付かされた。

Teamwork

大学2年生の夏、所属していたサークルで20名規模の合宿を企画しました。メンバーの意見が分かれ、一部は消極的な姿勢を見せていたため、全員が納得する計画を作ることが課題でした。私は、まず個別に話を聞いて意見や要望を収集し、その後グループディスカッションを行う場を設けました。意見がぶつかり合う場面でも相手の立場を尊重しながら調整を進め、最終的に全員が納得できるスケジュールを策定しました。合宿後、メンバーから「楽しかった」「自分の意見が反映されて嬉しかった」との感想をもらい、大きな達成感を得ました。この経験を通じて、傾聴や調整を意識したコミュニケーションの重要性を学び、相手の信頼を得ながら物事を進める力が身についたと感じました。

Teamwork

1つ目のコンピテンシーと被ってしまいますが、サークルにて団員とともに一つの目標(より良い公演)を達成するために、長期間にわたって準備する際、どうしても意見が割れたり人間関係が上手くいかなかったりすることがありました。自身の立場上、みんなをまとめる必要があったため、どういう思いを持っているのか聞いたり、共感したり、寄り添いつつも団体としてばらばらになってしまわないように調整していました。この経験から、共感力のコンピテンシーが身に付いたと思っています。

Teamwork

2024年8月末から9月頭にかけてのサークルの夏合宿において、自身は企画長を務めていた。その中で、合宿の予定日に台風接近が重なる事態がおこり、合宿の実施自体が危ういところであった。こうした状況下で、合宿を決行する基準や、道中の台風状況・交通状況に応じた各対応策を、ともに合宿を企画した企画班員とともに考えて、無事合宿をやりとげることができた。

Teamwork