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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

今年の2月から1ヶ月間、フランスに立命館大学生17人で短期留学をした。リーダーや副リーダーを中心としたメンバーに、一回生ながら積極的にアプローチし、異国の地で不和が生じないように、あるいは不和が生じてしまってもどのように対処すれば良いかなどを、密に連携しながら話し合ってきた。

Teamwork

2024年の冬休みに1ヶ月半リゾートバイトに行った。その際に、労働環境があまり良くなく、一人で行ったため、不安やストレスでいっぱいになった。その時に自分の部屋に閉じこもるのではなく、外で散歩することでリフレッシュすることができた。また家族に電話するなど他の人を頼ることも大切であると学んだ。

Resilience

大学での人間関係の大変さを母に相談している時に社会に出たらもっと大変だということを聞いて愚痴ばかりはいていたらダメだと気づいた。まあいっか、別の方法でやろうと軽く受け止めることで精神を安定できるようになった。

Resilience

2回生の春学期に、グループ活動をすることがあったが、その中で一人だけ見当違いのことをする人がいた。また、発言の内容も的を得ていないものが多く、チームの関係性が悪くなったことがあった。しかし、その人と話し合ったり、具体的にその人の役割を決めることで少しずつ歯車が周りだすこととなり、最終的には授業の教授から「頑張りましたね」と褒められるまでに至った。

Resilience

友人から悩み事を相談される際に、高校生までの自分は自分本位な考えを述べ、人の気持ちをあまり考えることなく発言していたことが多かったと感じます。しかし、大学生になり、一人暮らしを始めたことにより、自分自身を1から見直す良いきっかけとなりました。そのことにより、人の気持ちに寄り添った考えを持つことができるようになり、悩み事などを打ち明けられた時に、まずは相手の気持ちに寄り添い、相手の話し方などから感情を読み取り、適切な打開策を提案し、友人から「相談してよかった」と言ってもらえるようになりました。

Empathy

大学2年生の研究で、メンバー3人と共同作業を進めていました。その中で、1人のメンバーが遅刻や進捗の遅れが目立つようになり、グループの雰囲気が悪化しました。私はそのメンバーと個別に話し合い、問題の背景を知るために丁寧に聞き取りをしました。結果、家庭の事情で時間管理が難しくなっていることが分かり、スケジュールの調整や他メンバーの協力体制を再構築することで、無理なく進められる環境を整えました。その後、メンバー間の信頼関係が改善し、無事に研究を完成させることができました。この経験を通じて、相手の立場や状況を想像しながら行動することの重要性を学び、他者に寄り添う力が身についたと実感しました。

Empathy

サークルで演劇をしているのですが、団員とともに一つの目標(より良い公演)を達成するために、長期間にわたって準備する際、どうしても意見が割れたり人間関係が上手くいかなかったりすることがありました。自身の立場上、みんなをまとめる必要があったため、どういう思いを持っているのか聞いたり、共感したり、寄り添いつつも団体としてばらばらになってしまわないように調整していました。この経験から、共感力のコンピテンシーが身に付いたと思っています。

Empathy

高校3年生の時、受験生の妹と大喧嘩をしました。自分の意見ばかり押し通していた私に、父が「相手の気持ちを考えなければ傷つけ合うだけだ」と言われました。その言葉で妹の不安やストレスに気づき、冷静に話し合うことで関係が改善しました。この経験を通して、相手の立場に立ち、気持ちを考える共感の大切さを学びました。それ以来、人との対話で相手に寄り添う姿勢を意識するようになりました。

Empathy

サークルの毎練習終わりに、練習を取り仕切っているような人たちの愚痴を帰りながらたっくさん聞いて、色んな人の愚痴をひたすらに聞いて、自分の考えはこうで、でもこういう考えになるのもとても分かるし、一緒に頑張っていこう、という風に色んな人に伝えて、少しばかりだけど共感によってみんなを立ち直らせたりした。

Empathy