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Episode

立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。

※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。

論文を執筆する中で、多くの教授から貴重なアドバイスをいただく機会がありました。その中で、アンケート設計の方法やデータ分析の手法、研究テーマの深掘りに関する具体的な知識を学びました。これらの指導を通じて、自分の論文テーマをより科学的かつ論理的に考察する能力を身につけることができました。また、普段の授業では哲学や経済学といった分野の学びを通じ、それらの視点や思考法を習得しました。これらの知識や考え方は、論文執筆において大いに役立ち、研究をより多角的に進めるための基盤となりました。

Understanding

大学4回生のころ私が研究室の先輩の卒業論文を理解することに注力したことがエピソードとして挙げられます。これまでの学部で得た知識よりもより専門的に理解する必要があるため専門的な知識が身についたと思ったからです。

Understanding

自分が考え,実行したモノが世の中の客観的な評価対象となった時。2024年10月16日。私が2023年2月に自ら提案,企画し,企業との共同研究で取り組んだ内容が,「勇気と有機あるデザイン」の表彰を標榜する「2024年度グッドデザイン賞」を受賞したと,前述したが,この実証的な取り組みとして,産学官地域連携の新しい共創モデルを提案し,実践した。異業種の企業や異分野の学術,地域の小学校や警察等の優秀人材を選定し,有機的に組み合わせ,社会課題の解決を目的としつつ,社会的インパクトの創出を目指した。その結果として,第三者機関(世界的なデザイン賞)からの評価を受けることができた。

Teamwork

研究をするときにつまずいたときがあり、自分で論文や本を何本も読んでも進めなく落ち込んでいた。その時、先生と相談してアドバイスのほか、「この先輩に聞いたらどうですかね?」という話をいただいた。先輩に聞いいたらすぐ私の問題が解消されるようになって、それ以来研究がうまくいかなかったときに同期の方や先輩に聞くようになり、少しでも楽になったと思う。

Teamwork

私は大学院2回生から研究室が変わり、新しい環境・仲間と共に研究生活を過ごしたが、この1年間で私は研究室に新しい風を吹かせ、様々な影響を与えた。例えば、私がその研究室に配属する前は、研究室メンバーの研究室滞在率が低かったことからコミュニケーションが活発ではなく、指導教官は研究室滞在率を向上させたいと仰っていた。その中で、私はもともとの研究室でも作業が捗ることから常に研究室におり、新しい研究室でも朝からずっと研究室にいた。そのため、研究室メンバー同士で作業することが増え、それと同時に研究室内のコミュニケーションを活発化させ、研究室メンバーの研究室滞在率を向上させた。他にも、全国大会に向け論文を書く際、研究室内でLaTeXフォーマットが無かったために、Wordで書かざるを得なく、私を含め非常に書きづらく余計な時間がかかってしまう研究室メンバーが多かった。そこで、私がLaTeXフォーマットを作成し、この課題を解決した。これらのエピソードから、「自分なりの考え方でその課題を解決し、周辺環境に新しい変化を生み出す」ことを養えた。なので、私は「新しい考え方で、物事に変化を生み出す」コンピテンシーが最も身についたと考える。

Innovation

大学4回生から大学院2回生までの3年間の研究活動を通じ、新たな発想を他者にアウトプットする難しさと重要性を学びました。研究を進める中で生じた疑問や課題に対し、研究室の同期や先輩、教授と議論を重ね、解決策を模索することを心掛けました。特に、自分なりの新しいアプローチを提案する際には、論理的な根拠や背景をわかりやすく説明することが重要であると痛感しました。このような経験を通じて、自身の考えを整理し、他者と効果的に共有するスキルを身につけるとともに、異なる視点を取り入れることで研究の質を向上させる姿勢を学びました。

Innovation

大学生時代に卒業研究の分析で、困ったことや失敗したことから学び立ち直るしなやかさを身に着けたと思います。私は誰よりも早くデータを取り終え、分析を始めましたが、何度分析しても仮説を支持する結果が出ませんでした。通常、分析は長くて1ヵ月はかかると言われますが、今の自分にできることを全部やり切り、価値のある結果を残したいと思い、私は3ヵ月間も分析し続けました。もう駄目だと思う日が何度もありましたが、成り立ちそうな因果関係をしらみつぶしに分析する、先生や先輩からのアドバイスを参考にするなどして試行錯誤し続けました。その結果、ついに仮説を支持する結果にたどり着き、卒業論文として執筆しきることができました。この経験から、柔軟に視点を変えて失敗を分析し,立ち直るしなやかさを身に着けたと思います。

Resilience

どうすれば研究を進行するか、とても悩んでいました。うまくできない理由や原因を探りつづけ、それに応じる対策を試して少しずつ改善していけるようにしています。入学のときよりこの力が身についてきたと思います。

Resilience

研究室に所属するようになり、1年8ヶ月間研究する中で、毎日が忙しく、こなさなければならない資料、継続的に合成を行う必要があるなど、強制的にマルチタスキングが必要とされる環境だったからこそ、その能力は培われたように思います。

Multitasking