Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
中学生の頃、クラシックバレエを習っていた。技術的にメンバーの中で一番劣っているのに加え、通うのに往復3時間、知り合いがいなかったため、嫌がらせを受けたりもした。しかし、舞台で主役を踊りたいという目標があったため、諦めずに練習に通い続け、中学3年生の発表会で主役を任せてもらえた。 人間関係で上手くいかなかったことで、対人関係には現在でも自信がなく、人を信用することが難しいことなど、完全に立ち直れているとは言い難いが、中学生以降に起こった失敗は大したことがないと思えるようになった。
Initiative
小学生の頃から私は水泳やサッカー、そろばんなど毎週の拘束時間が長い習い事をさせて貰っていたため、それらを効率よく回さなければ友人と遊ぶ時間がなかった。その上、物心ついたときから父の愛読していた少年ジャンプを読むことや、友人の話についていくために、ゲームを進める必要があるなど、さらなる時間的制約があった為、それらを同時並行するマルチタスク能力を身に着けた。
Multitasking
小学生の頃から、私はサッカーにおいても、学業においても比較的優秀な友人に恵まれていた。しかし、彼ら塾やサッカースクールに通っているものの、私は通えるような経済状況ではなかった。その為、必然的に普段の授業や練習を誰よりも密度高く行う必要があり、自発性が身についた。
Initiative
マルチタスク能力が身についていたと感じたことはありませんでしたが、このアンケートを通して振り返ると、他の人々よりも厳しい状況における忍耐力が強いのではないかと気づきました。幼い頃から、複数の習い事を掛け持ちしながら、学校生活を送ってきたので、「忙しい」環境に順応してきました。私が余裕だと思うことでも、他の人々にとってはストレスになることが多々あり、その気持ちが理解できなかった記憶があります。特に、大学生になると多くの人々が自己管理する必要があります。課題やバイト、サークルで忙しい時でも、どうすれば効率よく楽しめるのかを自然と考えることで、うまく自己管理することが出来ています。それは、まさしく好きな習い事を自分がしんどくならない程度で、うまくこなしていたという経験があるからだと考えます。
Multitasking
大学1回生の年明けから二回生の夏休みの間くらいまで大学とサークル、アルバイト、資格取得の勉強をすべて同時並行で行っていたことがあった。大学が終わった後に専門学校に通うダブルスクールを平日は毎日やりつつ、土曜にサークル、日曜にバイトといった一週間を送っていたため、空いた時間をすべて何かに費やすことを常日頃から考える習慣ができた。空きコマには図書館にこもりながら課題や試験勉強、サークルの運営など朝起きてから寝るまで常に何かをしているような状態がつ続いたが不思議とストレスに感じなかった。おそらく一連のハードワークに慣れた点が大きいとは思うが、複数のことに優先順位をつけ、その時間に何をするかの選択に迷いが無くなったこともまたあると思う。
Multitasking
中学生の時に、委員会活動、生徒会副会長を務めたこと・運動が苦手なのに剣道部で団体で県大会ベスト8、市大会優勝という成績を残せたこと・何度も定期テストで1位を取れたこと・習い事の書道での昇段といった、様々な分野を同時に取り組み、成果出したことで身についたと思った。高校でも、フェンシング部と書道部を両立させた場面で身についた。フェンシングは週に5回取り組み、個人で県2位になれた。書道部は週に1回参加し、大会で入賞といった成績を残せた。
Multitasking
ひらがなも知らない時日本に来てて、耐えられずに帰国しようと悩んでたが、頑張っていこうと決心し、長時間のバイト、日本語学校を通じて日本語ができるようになった。最初、来てから1年間休まずにずっとし続けた。その結果、メニューも読めなかった自分がバイトリーダーになった。
Resilience
実験のレポートや英語のプレゼン作りなど、ハードな課題が同じ期間に重なっている時でも、計画を立てながら全て終えることができるようになったとかんじた。 隙間時間をうまく活用し、課題に取り組めるようになった。バイトや習い事と課題の時間の見つけ方が上手くなったと感じた。
Multitasking
高校の時は、平日は学校の授業を受け、部活をし、塾に行くという生活で、土日はどちらも半日練習があったり試合のため一日外という日々だった。そのため、どのようにして物事に優先順位をつけ、効率よく行うかを考え、工夫することが身についた。以前は、自分のキャパが把握できず困ることや逆算して勉強ができていなかったがこの高校3年間でそうした点が改善された。例えば、学校の授業中に終わらせることは終わらしたり、バスの中では立ちながらできる単語の勉強をするやtodoリストを活用して見える化するといったことを行うようにした。このやり方は今も体に染み付いているようになった。
Multitasking