Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学に入学してから毎日日記をつけるようになったのが一番のきっかけだと思う。これによって、自分自身の言動を振り返る機会が多くなった。また、どのように他者と関わるべきか、などと考えるようになり、内省を繰り返した。積極性を身に付けるべく、自ら慣れない環境に身を置いたこともあった。多くの困難を経験したが、それでも分析を続けることで「自分なら大丈夫」だと絶対的な自信を獲得できたと思う。 これからも引き続き自己分析を続けていくつもりだ。
Self-efficacy
大学に入学した後は高校までの学習とは違い、自分がしたいことを認識し、自分の選択によって講義やその他の活動を決めることができる形態に変化しました。そこで自分の考えや興味に対してより真剣に考えるようになりました。その過程で自分がどのような人間かを自然と考えるようになりました。また自分の自発力にも関連しますが、自発的に設定した目標を達成することによってそれが自信に繋がり、自己理解と自分を信じる力が身につきました。
Self-efficacy
就職活動時にエントリーシートを書くにあたり、自己分析をすることによって自分がどのような人なのかを理解する機会となった。長所も短所もあるけれど、それは大事な個性だと思って面接でもありのままの自分を表現した。その結果、自己効力感が身についたと感じた。
Self-efficacy
自分のことを理解するきっかけがあったのは就活の時期です。ESや面接のときに自分のこれまでの歩みや価値観を話す必要がありますが、私はそれを上手く言葉にできず苦戦していました。そこで友達や周りの人たちに自分はどんな人間か、どのような強みがあるのかを双方に話し合い、その中で新たな気付きを得たり、自分の自己認識が強化されて行きました。
Self-efficacy
各授業の期末に設定されているレポートや試験での評価を見て感じることができた。社会学という響きは文系の系譜を色濃く反映しているように思われるが、実情は社会を”はかる”ことが出発点であり、最も重要なことである。この意味で、特にレポ―ト試験において科学的、ここでは論理的に物事を考えていけるようになったと思う。1回生のころから比べて、社会学に関する知識が増えたというのもあるが、それ以上にそうして得た知識を体系的につなげていくことができるようになった。
Understanding
ラジオの作家のアルバイトを始めてから2か月、「ラジオパーソナリティがやりたい」という思いが芽生え、オーディションに参加し、合格することができた。だが、リスナーから嫌ないじり方をされ、本気で傷ついたこともある。しかし、そこで折れなかった。「愛されるパーソナリティ」を目指し続けた結果、局のイベント終了後にはリスナーから人生初のファンレターを頂いた。
Innovation
大学三年の夏、アメリカのヒューストンで日本と韓国の大学生ら40人ほどとNASAのプログラムに参加した。5人グループのリーダーを務め、新しい考え方で物事に変化を生み出す能力があるのだと確信した。ロケットのコンペティションにおいて既存の考え方では挑戦に新しさがないと気がつき、別の側面から考えようと意識していた。特にコンペティション終了後にメンバーから直接「思い切る力がある、新しいことに対して柔軟な考え方ができる」とコメントをもらった。
Innovation
体育会ラグビー部での活動で、2回生にして全ての分析の仕事を一人で行った経験。 2回生の時、さまざまな理由により一人で体育会ラグビー部の分析の活動をすることになるという困難に直面したが、自分なりに時間管理や目標などを立てることで、乗り越えた。 その中でも特に、学業との両立が大変だったが、時間管理をすることで単位を落とすことなく乗り越えられた。
Resilience
大学1年生の時、アルバイト先での大きなミスから「しなやかさ(Resilience)」を学んだ経験があります。私はカフェで働いており、ある日、慣れない仕事を担当することになりました。忙しい時間帯に注文が殺到し、私は急いで対応しようとしましたが、注文を間違えてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまいました。その瞬間は自信を失い、落ち込んでしまいました。しかし、その後、店長から冷静にフィードバックを受け、自分のミスをどう修正するかを考える時間を持ちました。店長は、どんなに忙しくても、ひとつひとつの対応を丁寧に行うことが大切だと教えてくれました。それを踏まえて、次回からは注文の確認を慎重に行うよう心掛け、忙しいときでも落ち着いて行動できるように努めました。その結果、同じミスを繰り返さず、業務に自信を持てるようになりました。この経験から、失敗を乗り越えて前向きに改善する力が大切であり、柔軟に対応することが「しなやかさ」を育むことを実感しました。
Resilience