Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学2回生から携わっているアカペラの全国大会の幹部としての運営や、200人規模のサークルの幹部等の経験を通し、自分自身も仕事に取り組みつつ、他者に仕事を振り、その進捗状況を管理したことで、全国大会では大会に関係する方から運営に対して称賛の声をいただくことができ、サークルでは幹部としての働きを度々感謝してもらうことができた。これらの経験を通し、タスクがどれだけ積み重なってもスケジュール管理を怠らず、期限内に仕事をこなすマルチタスクの素養を身につけることができたと感じている。
Multitasking
2回生の時に年間上限単位数46に対し、専門科目が40単位とらなければならない時期がありました。その時に中間、期末テストが同時に複数実施される時がありました。そのため、複数のテストに対して勉強を進めていかなければならなくなりました。そこで、私は、一日にそれぞれどれだけ勉強するのかを予め決めてからテスト勉強に臨んでいました。その時の成績は良く、無事に専門科目40単位を取得することができました。これ以降も同じようにテスト勉強を行い、同じように成績も良くなりました。
Multitasking
大学在学中に、様々な課題が同時に出され、毎日大学の課題におわれる日々でしたが、全ての課題に手を抜くことなく取り組んだことで、西園寺奨学金をいただくことができたり、学科内の累積GPA順位も1回生のときからどんどんと上がって、いまでは3位を取る事が出来ました。
Multitasking
プロ野球の試合での売り子のアルバイトに力を入れている。今年シーズン終了までの売り上げ目標達成のために顔を覚えてもらうよう全試合出勤し、様々なお客様に話題を提供できるように試合のハイライトを毎日チェックし野球知識を叩き込んだ。選手のユニホームを着ている人には選手の話題を振って、会話のきっかけを作ることを意識した。お客様自身に関しても、まずは身なりや表情といった外見からの情報をもとに、その人の良さを言葉で伝えるように努力した。単に商品を売るのではなく自身に付加価値を付けるということを意識しながら販売するようにした。こうして相手に沿った最適な話題作りを行う能力を身に付け、当初設定した目標を達成することが出来た。
Initiative
大学2回生の時、新NISAについての情報を知り、将来の資産運用のために投資を始めることに決めました。そのために投資資金10万円を貯める事を目標にアルバイトのシフトを週5日に増やし、投資に関する本を読み始めました。最初は大学の研究報告の準備やシフトの増加のために勉強時間が確保できなくなりましたが、この問題に対処するために優先順位をつけて一つずつ解決することにしました。研究報告が最優先であることから、シフトは調整し、足りない資金は支出を見直して補いました。投資の勉強は毎朝30分早く起きて行い、大学への移動中に勉強するなど時間を作り、残りの時間を研究報告に充てることで目標金額まで貯金し、万全な状態で投資を始める事が出来ました。
Initiative
私が一番能力が身についたと感じたのは、アルバイトを三つ掛け持ちしていたときに、仕事がよくできるとどの職場からも評価をいただき、その際に自分はもっとできる人間になりたいと感じたため、自身で目標を設定し、それが達成できたら次の目標を設定し、を繰り返した時でした。
Initiative
代表として大学の課外自主活動団体と地域の小学生をマッチングさせる団体を設立したこと。大学と地域の交流をさらに深めることを目標に、大学の事務局が年に一度開催していたイベントを団体化させた。そこで課題になったのは、イベントが年に一度しか行われておらず、地域の方々からの認知度が低いことだった。そこで、私は資金集めと地域交流の機会を増やすため市役所や事務局と積極的にコンタクトをとり、それを実行委員に持ち帰って実行委員がそれぞれ何をするべきか役割を分けて指示することを意識した。そうすることで実行委員の帰属意識も高まり新たな地域交流の機会や広報戦略を生み出すことが出来た。結果として、年間のイベント数を 5 つに増やし、メインイベントでは約 100 名の学生と約450 名の地域の方々を巻き込むことができた。1年を通して団体の立ち上げから運営ををあきらめずに行い、目標としていたメインイベントの規模拡大を達成できたことで、自発性が特に身についたと考える。
Initiative
もともと興味のあることに躊躇なく挑戦する私ですが、その分熱しやすく冷めやすいという性格だと感じております。その中で目標を決め、達成するということは、努力して継続する力が大切です。受験の際に、他の学生よりも目標にうまく達成出来なかったという悔しい思いから、大学では「交換留学に参加する」という目標を自ら掲げ、試験勉強に向けて頑張りました。二年次の春から、バイトや遊びを控え資格勉強に励み、無事の秋には目標点数を獲得することが出来ました。勉強面では、あまり目標を達成できてこなかった人生だったので、その頃は学業面において自分の力で、目標を達成することが非常に嬉しいことを知り、諦めないことの大切さを身をもって学びました。
Initiative
大学入学後、学校の正課の授業において、西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)に採用していただくという目標を設定した。そのために日々の授業に主体的に参加し、特に試験前1か月は日々の学習計画を立てて学習に積極的に取り組んだ。ボランティア活動、サークル活動、アルバイトとの両立は体力的にも精神的にも厳しいと感じることがあったが、それでも絶対にあきらめずにも目標を達成するという強い意志を持って必ずその日のタスクを実行した。その結果、1年時から現在まで4期にわたって同奨学生として採用していただいた。自分の目標を明確に設定してそのために必要なことを見極め、目標達成に向けて粘り強く取り組む力が身についたと感じる。
Initiative