Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
高校時代の部活の試合で自分のミスで負けてしまった試合があった。その時にチームメイトから自分のせいで負けたわけではないということを言ってもらったり、監督からも試合は誰か一人のせいで負けるわけではないという言葉をかけてもらって立ち直ることができた。
Resilience
しなやかさのコンピテンシーは大学2回生で身についたと思います。日々大学生活を送る中で、学業、アルバイトやサークル活動の運営などで様々な経験をしてきました。高校生の部活動をしていたときに培った、自分の行動を振り返って反省し改善する、という考えが自分の軸となっており、経験したことが増えた分だけ自分の行動を分析する機会が増えました。振り返ったときに失敗したことを思い出して落ち込んでしまうときもありますが、今後の自分にその経験をどうやって活かしていくか考えることができていると思うため、このコンピテンシーが身についたと感じています。
Resilience
大学受験で第1志望に受からなかったが、ご縁があったこの立命館でしっかり学を積もうという気持ちを持とうと思えたこと。 高校の部活動で、上手くいかずに顧問の先生や先輩に怒られたが、なにくそ精神で立ち向かおうと思えたこと。
Resilience
高校時代の部活動において、コロナ禍であったこともあり人数関係で同期のうちの1人が全国大会の県外遠征に行けないと分かった時に、話し合いの中で、私が残ってここで練習を頑張ると伝えました。また、最後の試合に5人組の団体種目か個人種目かのどちらかに出場することを選ぶ時に、他の同期の希望も汲んで、個人種目に出場するという選択を取りました。何気なく取った判断ですが、後々に同期や顧問の先生、保護者の方から、「本当にチームのバランサーやった」や、「あんたの何気ない優しさに沢山救われた」などと言われ、人の気持ちを考えて、自分の行動をとるということができるようになっていたんだと気づきました。
Empathy
高校生の時、部活でバンドを組んでいたが、なかなかいい演奏が出来なかったことがあった。その時バンドメンバー同士で「どのようにすればいい演奏ができるか」について話し合いを重ねた。すぐにいい演奏とはならなかったが、徐々に自分たちが納得できるものにすることが出来た。このお互いの意見をより合わせより良いものにしていくという経験から、共感力がつき、その結果バンドとしてもまとまりを出すことが出来たのではないかと思った。
Empathy
サークルで演劇をしているのですが、団員とともに一つの目標(より良い公演)を達成するために、長期間にわたって準備する際、どうしても意見が割れたり人間関係が上手くいかなかったりすることがありました。自身の立場上、みんなをまとめる必要があったため、どういう思いを持っているのか聞いたり、共感したり、寄り添いつつも団体としてばらばらになってしまわないように調整していました。この経験から、共感力のコンピテンシーが身に付いたと思っています。
Empathy
サークルの毎練習終わりに、練習を取り仕切っているような人たちの愚痴を帰りながらたっくさん聞いて、色んな人の愚痴をひたすらに聞いて、自分の考えはこうで、でもこういう考えになるのもとても分かるし、一緒に頑張っていこう、という風に色んな人に伝えて、少しばかりだけど共感によってみんなを立ち直らせたりした。
Empathy
高校1年生から飲食店でアルバイトをする傍ら、地域のボランティア活動や部活動に参加するなど忙しい日々を過ごしていた。今と比べるとかなりスケジュール管理が甘く、寝坊や遅刻などで迷惑をかけることもあった。しかしそんな日々を送る中で、スケジュールをスマホで管理したり、活動への参加量を変えたりなどする力が身に付き始めた。地元を離れて大学に通って、環境も変わった状態ではあるが、今でもそれは生かされていると感じる。
Multitasking
高校の時は、平日は学校の授業を受け、部活をし、塾に行くという生活で、土日はどちらも半日練習があったり試合のため一日外という日々だった。そのため、どのようにして物事に優先順位をつけ、効率よく行うかを考え、工夫することが身についた。以前は、自分のキャパが把握できず困ることや逆算して勉強ができていなかったがこの高校3年間でそうした点が改善された。例えば、学校の授業中に終わらせることは終わらしたり、バスの中では立ちながらできる単語の勉強をするやtodoリストを活用して見える化するといったことを行うようにした。このやり方は今も体に染み付いているようになった。
Multitasking