Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
大学4回生から一つの研究を続けています。その中で数ヶ月の間研究の進捗が進まない状況がありました。内容は複雑ではなく簡潔であるが故に難しく、単調で人によってはつまらないものだったと思います。また、実際に実現できるかわからないものなので自分の行動に意味があるのかも定かでは無いなか自分が定めた目標だけを信じて突き進むしかありませんでした。その甲斐もあり現在では課題だった箇所はクリアして次の段階へと進む事が出来ています。このエピソードから私は並大抵のことでは諦めがつかなくなったと考えています。
Initiative
研究室の空気感は研究活動をやりたい人はやればいいし、やりたくない人はやらなければいい、といった感じで周りの悪い空気に流される人も多い中で自分は研究活動を通して成長したいといった思いがあったので流されることなく研究を続けられている。また研究を通して成し遂げたいことが生まれたのでそれを卒業までに達成できるように努力できている。
Initiative
研究室での研究活動 主体性を重視する研究室なので、自分で目標を立て、何をするべきかをしっかり考えて研究に取り組んできた。結果的に、自分の研究を論文にすることができて、学会発表の機会もたくさんいただけたことが、今振り返ると自分の成長につながったと思う。
Initiative
新入生支援団体の存続に貢献した経験から。コロナ禍で支援企画が実施困難となり、運営希望者がいない中、団体は存続の危機に直面した。しかし、新入生の不安を和らげるという団体の理念を守りたいという思いに共感し、この団体を存続させたいと考えた。そこで、先輩が行っていた団員募集を自ら引き受け、新たな団員を集め、団体を存続させた。私の代でもコロナ禍による制限は続きましたが、団体の存続を第一に考え、オンライン企画やクラス形成で知名度向上活動を継続し続けた。その姿に共感してくれた後輩たちが理念を引き継いで、翌年には対面イベントも成功させ、団体は継続することができた。この経験から、自分が決めた目標や信念を諦めずに取り組み続け、達成する能力が身についたと考えた。
Initiative
講義の準備や補助を行うティーチングアシスタント(TA)業務において試験の採点業務の効率化を行い、成績返却方法の改善に挑戦しました。 以前の採点手法では、手書きの答案用紙を1枚ずつ採点していたため、教員やTAの大きな負担となっており、採点ミスも多く発生していました。また、採点と成績確認が1週間以内に終わらないことも多く、翌週の講義内での解説までに受講生への成績返却が間に合わないという問題がありました。 そこで講義担当の教員に対して、マークセンス方式による試験への切り替えと、採点自動化プログラムの導入を提案しました。 一番苦労した点は、採点自動化プログラムの運用において「試験の正答に幅を設ける」という点でした。受講生の回答が問題の意図に沿う回答であるにもかかわらず、計算過程での四捨五入などにより、正答とわずかに異なる回答となる場合がありました。そこで、正答ファイルの仕組みや採点方式を友人に相談し、採点プログラムを改良しました。また、プログラムなどに不慣れなTAであっても運用できるよう、正答ファイルの編集やプログラムの実行が簡単な操作で行えるよう試行錯誤を重ね、入力ファイルやドキュメントを工夫しました。 その結果、講義後の受講生アンケートにおいても、試験結果のフィードバックに関して「採点結果がすぐに返却され復習に役立った」と感想をいただくことができました。
Initiative
グループで行うフィールドワークの授業に参加したとき、他メンバーの都合がつかなくなり、グループでの継続が難しくなってしまった。しかし私は、フィールド先の担当者の方などと相談し、改めてテーマを設定して単独でフィールドワークを続行した。フィールド先の皆様にご協力いただきインタビュー調査を行って、後日結果をまとめたものを担当者の方にお見せしたところ、とても喜んでいただけた。自らテーマを設定し、周りの方々の協力を得ながら成果を上げる楽しさを学んだ。
Initiative
目標を達成するために大学院に入学したことで多くの優秀な大学の先生に支えられ、自分の潜在意識がより鮮明となった。特に、目的意識を高く持った仲間たちと出会えたことで対話を中心とした授業を受けることでメタ認知能力が高まった。今後も更なる高みを目指して成長できると確信している。
Initiative
立命館大学法学部在学中に、学部3回生の終わりに専門演習論文を執筆する機会があった。 これまでのゼミの活動では、ある程度与えられた筋道に沿って答えを見つける形での演習が多かったが、自己の裁量でどうにかまとまった文章を書かなければならず、楽しみではあったもの、大いに不安があった。しかし、そのなかで、授業内で先生が中間報告の場を複数設けてくださったことで、細かい目標ができ、まとまった文章を書きあげることができ、賞までいただくこともできた。 私はこれまで、何か目標を達成したことは特になく、またなにか結果を残すこともなく、自分に自信がなかった。しかし、専門演習論文を書き上げることで、大きな目標に向かってどのように努力をすればよいのか、また自分が成功するイメージがつき、次年度の院入試でも合格をすることができた。
Initiative
大学に進学してから、コロナ禍に見舞われ、実際に大学に通って授業を受けたり、友達と会ったりすることが自由にできない中で、目標とする成績を掲げて、その実現に向けて、日々努力を続けた。その結果、西園寺記念奨学生に二度選んでいただいた。自分の努力の成果が認められた気がして、次のさらなる目標の実現につなげることができ、勉学に邁進することができた。 卒業論文の執筆に当たって、ゼミ所属時から一貫した問題意識を持ち、これに対する一定の解決策を見つけるために、論文を読んだり、先生にお話しを聞いたりした結果、優秀論文賞としてご評価いただけた。
Initiative