Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
自身の研究活動に自信を持てるようになった経験です。 研究室に配属された初期、私は高校時代に生物を専攻していなかったことや、コロナの影響で大学の講義を十分に受けられなかったことから、生物学の知識に対してコンプレックスを抱えていました。さらに、研究室での実験にも必死で取り組んでおり、各工程の意図や背景を考える余裕がなく、理解不足でしばしば担当教員から注意を受けることがありました。 そこで、私は積極的に先輩にアドバイスを求め、関連する書籍を借りて自ら学び、さらに学会に参加して最新の知識を得るように努めました。その結果、大学院春学期に担当教員から最高評価をいただき、「よく頑張っている」と励ましの言葉をもらうことができました。この経験を通じて、自信を持てるようになり、研究に対する取り組み方も大きく変わりました。
Resilience
高校三年生と大学三回生の時、それぞれ予備校と専門学校で挫折をした。 高校三年生の時は、大学受験。 しかし、今立命館大学に通い始めて院生として5年。通学時間に5時間かかっても大学生活が楽しく、教員に恵まれ、この失敗は自分の人生をこんなにも豊かにしてくれるものだったのだと今は思う。 専門学校の時は、希望事務所のオーディションに予想していたより良くない評価をされた。しかし、今 その経験から希望していた職種ではなく、向いている評価される仕事に就けた。
Resilience
学部時代、2回生のときに1年分の単位を落単して、3回生の夏休みまで自暴自棄になっていたが、母から発破をかけられ学友との交友関係を続けたことでプライドが保たれ、4回生で卒業論文を書きながら1年間で30単位取得し、卒業までこぎつけた。その傍らなんとみらいゼミもそれぞれのテーマで2度主催し、大学院進学できた。
Resilience
M2のころ、修士論文を作成しているときに、「どうすれば論文になるのか、論文がどのようなものかそもそもわからない」状態だったが、あきらめず先生の指導を受けて修正を重ねていくうちに、悩みが解消されていき、修士論文を完成させることができた。
Resilience
小中高と続けてきた部活動の経験からチーム内での、一体感を出すために様々な取り組みを行なった。先生との面談や個人での面談を開催し、一人一人に合うやり方で進めていこうと考えた。その中で反発する人がいたが、じっくりと時間をかけて話し合う中で信頼関係を築き高めていくことができた。
Resilience
体育会ラグビー部での活動で、2回生にして全ての分析の仕事を一人で行った経験。 2回生の時、さまざまな理由により一人で体育会ラグビー部の分析の活動をすることになるという困難に直面したが、自分なりに時間管理や目標などを立てることで、乗り越えた。 その中でも特に、学業との両立が大変だったが、時間管理をすることで単位を落とすことなく乗り越えられた。
Resilience
大学1年生の時、アルバイト先での大きなミスから「しなやかさ(Resilience)」を学んだ経験があります。私はカフェで働いており、ある日、慣れない仕事を担当することになりました。忙しい時間帯に注文が殺到し、私は急いで対応しようとしましたが、注文を間違えてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまいました。その瞬間は自信を失い、落ち込んでしまいました。しかし、その後、店長から冷静にフィードバックを受け、自分のミスをどう修正するかを考える時間を持ちました。店長は、どんなに忙しくても、ひとつひとつの対応を丁寧に行うことが大切だと教えてくれました。それを踏まえて、次回からは注文の確認を慎重に行うよう心掛け、忙しいときでも落ち着いて行動できるように努めました。その結果、同じミスを繰り返さず、業務に自信を持てるようになりました。この経験から、失敗を乗り越えて前向きに改善する力が大切であり、柔軟に対応することが「しなやかさ」を育むことを実感しました。
Resilience
これも多岐にわたるが、就職活動において向上させることができた。大学生活の失敗を振り返ったとき、締め切りがぎりぎりになってしまうことや、事前確認が甘いことによるミスが多いことに気づいた。そこで、同じミスを繰り返さないよう自身で日記をつけるなどをし予定を確認する習慣を作り、過去とは同じようなミスを繰り返さないようにすることを達成した。また、面接やインターンシップ中に受けた自身に対するフィードバックをもとに、改善点を修正することで、面接といった場において結果を出すことができるようになったということも、このコンピテンシーを向上させることができたと自覚させる出来事である。
Resilience
就職活動の時に、私自身が、面接やエントリーシート、筆記試験の勉強を進める中で、思うような成果が得られないことがあった。面接練習をしても当日上手く話せないことや、エントリシートを書く上で、どこに気を付ければよいかなど、自分の能力に落胆することが多かった。しかし、身につけた知識や能力を無駄ではないと信じ、失敗しても挑み続けることを忘れないようにした。その結果、就職活動を終えた際にやりきったという感覚を味わうことが出来、困ったことや大変な時期でも上手く乗り過ごす柔軟性を身につけられたと考えているから。
Resilience