Episode
立命館学園が育む8つのコンピテンシー。
それらがどのように日々の経験を通して育まれるのか、多様なエピソードを通してご紹介します。
※これらのエピソードは、2024年度に実施した「立命館学園コンピテンシー・フレームワークに関する全学園調査」において、実際に児童・生徒・大学生および大学院生から寄せられたものから、個人が特定されうる情報を除去・加工したものを掲載しています。
コンピテンシー
エピソード
博士後期課程に進学してから、自分の研究結果の解釈について研究室の先輩と議論する機会がありました。自分はこれまで思い込みの激しい考察をすることが多く、根拠が不十分なまま研究を進めていたことを議論の中で気づかされました。それからは、ある事柄に対して考えられる可能性を広げることの重要性を学びました。妥当に研究を進めるために、あらゆる仮説を検討することを常に意識して活動してきました。このことがきっかけで研究結果に対して科学的に理解する力が少なからず身に付いたと考えています。
Understanding
私は、理系大学院生であることから、研究室に所属しています。研究室に入ったばかりの頃は、先輩の発表と、その質疑応答を聞き、内容の深さに感心するばかりでした。しかし、修士の2回生になり、直属の後輩が付き、論文の読み方や実験の仕方、解析の仕方などを教えるうちに、研究室で身に付けることができた、自分の科学的思考能力の向上を実感することができました。
Understanding
大学院の講義で批評する機会があったとき、教授と生徒とともに論文の内容やデータの利用方法を精査することによって身についた。文系と呼ばれる学問の研究だからこそ、どれだけ客観性を保つkとができているのかを考える機会をくれた。
Understanding
論文を執筆する中で、多くの教授から貴重なアドバイスをいただく機会がありました。その中で、アンケート設計の方法やデータ分析の手法、研究テーマの深掘りに関する具体的な知識を学びました。これらの指導を通じて、自分の論文テーマをより科学的かつ論理的に考察する能力を身につけることができました。また、普段の授業では哲学や経済学といった分野の学びを通じ、それらの視点や思考法を習得しました。これらの知識や考え方は、論文執筆において大いに役立ち、研究をより多角的に進めるための基盤となりました。
Understanding
私はもともと大学を卒業しておらず、事前審査を経て社会人入試で入学しました。初年度は授業やゼミ内でもわからないことが多かったのですが、気になることについて調べたり文献にあたっているうちに、先生やゼミでの議論の中で、理解できることが増え、自ら発言することも増えていきました。
Understanding
ニュース記事やメディアの評論、専門書を読む際、因果関係の推論や客観的な事実に基づいているかなどに注意しつつ批判的に物事を捉えるよう心がけた。また、その事象の背景等をより詳細に知るために他の媒体を参照するなどした。
Understanding
大学4回生のころ私が研究室の先輩の卒業論文を理解することに注力したことがエピソードとして挙げられます。これまでの学部で得た知識よりもより専門的に理解する必要があるため専門的な知識が身についたと思ったからです。
Understanding
就職活動の際に、企業理念を実現するために入社後にやりたいことをプレゼンする機会があったが、その際に企業の扱う製品やサービスを分析してプレゼンした結果、人事の方に論理的でよくできていると言っていただけた
Understanding
先生に、「会話の中で言われたことに対して素早く正確な答えを出すのが苦手である」と相談をしたことがあった。すると先生に「あなたは、ゆっくり咀嚼してベストな答えを出せる人。早く答えを出すのが必ずしも良いことではない」とアドバイスをいただいた。自覚はなかったが、私には、得た情報を自分なりに解釈し、それを噛み砕いて伝える力が、知らず知らずのうちに身についていたのかもしれないと、少し自信を持てた出来事だった。
Understanding