長岡 央 准教授ら研究チームの論文が国際学術誌「Planetary and Space Science」に掲載されました
量⼦科学技術研究開発機構 草野広樹 研究員 (研究当時、現:理化学研究所)、⽴命館⼤学 ⻑岡央 准教授、 聖マリアンナ医科⼤学 晴⼭慎 助教、京都⼤学 榎⼾輝揚 准教授(兼:理化学研究所 開拓研究本部 理研⽩眉 研究チームリーダー)らのチームは、⽉表⾯から漏れ出してくるエネルギーの異なる中性⼦の測定を組み合わせることで、⽉の表層下に存在すると期待されている⽔資源の量と深さを同時に推定できることをモンテカルロシミュレーションによる数値計算を使って⽰しました。将来の⽉⾯探査への応⽤が期待できます。
⽉の⽔探しは、宇宙の資源利⽤や惑星科学における重要性から、近年ますます注⽬を集めるようになっています。本研究チームでは、銀河宇宙線が⽉⾯に衝突する際に発⽣する中性⼦を⽉⾯ローバーなどに搭載した装置で測定することで、⽉⾯下の⽔資源を⾮接触に探査する⼿法の構築に取り組んでいます。本研究では、⽉の表⾯から漏れ出してくる中性⼦をエネルギー帯に分けて測定することで、⽉⾯下の⽔の存在量と深さを同時に測定できることをモンテカルロ・シミュレーションで詳細に調べました。今回の成果は、今後の⽉⾯探計画に活⽤することが期待できます。
本研究成果は、2024年9⽉6⽇に国際学術誌「Planetary and Space Science」に掲載されました。
論文名:Sensitivity of leakage neutrons to the abundance and depth distribution of lunar subsurface water (⽉⾯下の⽔の存在量と深さ分布を漏出中性⼦で測定する感度について)
著者:Hiroki Kusano, Hiroshi Nagaoka, Teruaki Enoto, Naoyuki Yamashita, Yuzuru Karouji, Takeshi Hoshino, Munetaka Ueno, and Makoto Hareyama
掲載誌:Planetary and Space Science
URL:https://doi.org/10.1016/j.pss.2024.105968
詳細は下記をご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=635143&f=.pdf