宇宙戦略基金事業(第二期)「月面インフラ構築に資する要素技術」キックオフミーティング兼第1回進捗報告会を開催しました
立命館大学が代表機関として採択された宇宙戦略基金事業(第二期)月面インフラ構築に資する要素技術「月面拠点建設を実現するための測量・地盤調査技術の確立」のキックオフミーティング兼第1回進捗報告会が、2026年5月13日にびわこ・くさつキャンパス(BKC)で開催されました。
盾の贈呈(写真右からPO高橋忠幸氏、小林教授)
当日は、プログラムオフィサー(PO)である高橋忠幸氏(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 特任教授)による挨拶に続き、研究代表者である小林泰三教授(立命館大学 理工学部・ESEC副センター長)より、本事業の目的や技術開発計画について説明が行われました。PO補佐である黒田能克氏(MHIエアロスペースシステムズ株式会社 取締役社長)、高橋弘氏(東北大学名誉教授)、JAXA ゼネラルプロデューサー(GP)である佐々木宏氏をはじめ8名の宇宙戦略基金関係者が来学され、オンライン参加を含め、本事業に関わる学内外の研究者・企業関係者約40名が集いました。本事業では、月面拠点建設の実現に向け、測量・地盤調査システムの開発を進めてまいります。
連携機関は9機関;芝浦工業大学、応用地質、東レ・カーボンマジック株式会社、慶應義塾大学、コマツ、鹿島建設、パシフィックコンサルタンツ、港湾空港技術研究所、基礎地盤コンサルタンツが参画、会議では、月面の高精細な三次元地形計測を行う測量システム、レゴリスの土質特性を調査するとともに地下構造を可視化する地盤調査システム、試験装置を月面に展開・設置する展開ロボット機構について、それぞれの開発進捗状況が共有されました。また、達成すべきサクセスクライテリア(達成基準)や2030年頃の月面実証に向けた開発方針、今後のスケジュールなどについて活発な意見交換が行われました。
PO、GPからの講評では、本事業が月面インフラ構築に向けた基盤的な取り組みであり、将来的な月面探査や建設活動を支える重要な技術開発であることが示されました。また、月面で取得される地盤・地形データが、将来の探査機や建設機械、月面拠点設計など幅広い技術開発につながる可能性についても期待が寄せられました。
今後、本宇宙戦略基金事業のもと、民間企業・大学・研究機関が連携し、実際に月面に打ち上げて運用するペイロード(測量・地盤調査システム)の開発を通じて、月面基地建設に不可欠となる基盤技術の確立と、人類の本格的な宇宙進出を支える研究開発を推進していきます。
キックオフミーティング兼第1回進捗報告会 集合写真
立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)
参考リンク
宇宙戦略基金(第二期)採択プレスリリース