12月30日(土)、富士山女子駅伝(2017全日本大学女子選抜駅伝競走)が開催されます。
立命館女子陸上競技部が5連覇をかけ、たすきをつなぐ43.4kmの戦い。10月に行われた全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)での悔しさをバネに練習に打ち込んできた彼女たちが、富士山の麓を全力で駆け抜ける戦いを一緒に応援しましょう。

Beyond Borders

月刊陸上競技

月刊陸上競技

コース

1区(6.4km) 仙台市陸上競技場→仙台育英学園
2区(5.6km) 仙台育英学園周辺の周回コース
3区(6.8km) 仙台育英学園→仙台市太白区役所前
4区(4.8km) 仙台市太白区役所前→仙台市立五橋中学校前
5区(9.2km) 仙台市立五橋中学校前→ネッツトヨタ仙台黒松店前
6区(5.2km) ネッツトヨタ仙台黒松店前→仙台市役所前市民広場

出場チーム:合計26チーム

2016年大会上位8チームのシード校(前回大会の順位順)

1 松山大学
2 立命館大学
3 名城大学
4 京都産業大学
5 大東文化大学
6 大阪学院大学
7 日本体育大学
8 東洋大学

予選会突破チーム(17校)

北海道 札幌国際大学
東北 東北福祉大学
関東 東京農業大学・城西大学・順天堂大学・白鷗大学・玉川大学・中央大学
北信越 新潟医療福祉大学
東海 中京大学
関西 関西大学・大阪芸術大学・関西外国語大学
中国四国 東亜大学
九州 福岡大学・活水女子大学・鹿屋体育大学

東北学生連合選抜チーム

山形大学、福島大学、東北大学、石巻専修大学から8名で構成

加賀山 実里 選手

スポーツ健康科学部3回生

自分の強みは?
練習よりも本番で力を発揮できることです。
チームワークを深めるために心がけていることは?
上級生として積極的にコミュニケーションを取っています。
後輩の悩みを聞いたり、同じ学部の後輩には勉強のアドバイスをしたりして、なるべく沢山話すことを大事にしています。
富士山女子駅伝に向けての意気込みは?
10月の全日本大学女子駅伝が終わり、現在は3回生中心の体制になりました。一人ひとりがどうしたら成長できるか、強くなれるかを考えて日々練習に取り組んでいます。
全日本大学女子駅伝では私自身も悔しい結果だったので、富士山女子駅伝ではその悔しさを晴らし、チームの優勝に導く、そしてみなさんの応援に応えられるような走りをしたいと思います!応援よろしくお願いします。

関 紅葉 選手

経済学部3回生

自分の強みは?
粘りです。上り坂などより困難なコースこそ、粘った走りをしたいと思います。
富士山女子駅伝に向けての意気込みは?
昨年の富士山女子駅伝では選手として走ることができず、また今年10月の全日本大学女子駅伝では優勝できず、悔しい思いをしています。
この悔しさを笑顔に変えられるように、富士山女子駅伝では全力で戦いたいです。立命館を応援して下さるみなさんの熱い期待に応えられるように、日本一を目指して頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。

加賀山 恵奈 選手

スポーツ健康科学部3回生

自分の強みは?
試合での集中力と思い切ったレース展開が出来るところです。
富士山女子駅伝に向けての意気込みは?
10月の全日本大学女子駅伝では日本一に届かず、また私自身も選手として走ることができなかったので、悔しい思いしかありません。それでも私たちのチームはまだまだ強くなれると信じてきました。
富士山女子駅伝は日本一をリベンジできる絶好の機会です。立命館の強みを出せるよう、チームとしても個人としても、全日本大学女子駅伝より強くなって成長した姿を見て頂けるように、毎日練習に励んでいます。是非ともご声援よろしくお願いします。

山邑 真菜 さん

スポーツ健康科学部4回生

たすきを繋げるチーム力に惹かれ

日頃の努力が結果として表れるのが陸上競技の魅力と語る山邑さんは、中学、高校と短距離走に打ち込んできた。大学では新しいことに挑戦したいと模索していた1回生の冬、「2014年全日本大学女子駅伝対校選手権大会」で日本一に輝いた選手たちを見て、強く感銘を受けたと振り返る。「連覇のプレッシャーに打ち勝ち、日本一になった選手たちは輝いて、また、同級生である太田さんが区間賞を獲得したのもすごいなと思っていました。やっぱり大好きな陸上に関わって、日本一を目指したいと強く思いました」と、2回生からマネージャーとして選手をサポートしている。
山邑さんが今まで打ち込んできた短距離走は、どちらかというと個人の記録を競う競技。個人競技でありながらも、チームのために頑張る選手の思いが新鮮だったという。「長距離選手としての経験はないが、私は私なりに客観的な目線で選手をサポートしたいです」。その気持ちが彼女を大きく成長させたのだろう。技術面でのサポートはもちろん、メンタル面でのケアも怠らない。今では選手からはもちろん、後輩マネージャーからも信頼されている存在だ。
「良いときも悪いときもいつも温かい声援を送ってくれる方々の気持ちに応えるため、また、日本一のチームになるために選手を支えます。そして、大きな舞台で自分の力を発揮する選手を見届けたいです」、そう話す山邑さんは、マネージャーとして関わってきた3年間の思いを選手に捧げる。

井上 未来 さん

スポーツ健康科学部2回生

輝かしい歴史を引き継ぎ、新しい記録を生み出す

小学4年から陸上競技を始め、高校では駅伝選手として競技に打ち込んでいた井上さん。しかし、度重なる怪我に悩まされ、納得する走りができない日々が続いた。残念ながら高校時代はチームが目標としていた日本一にも届かなかったという。「いつか必ず日本一になる!」という強い気持ちとは裏腹に、この先、選手として活躍できるのかという不安を抱えていた。選手を続けるか迷っていたとき、立命館大学ではマネージャーの役割も重要視していると知る。「日本一になる夢は諦めたくない。マネージャーとして選手とともに日本一を目指したい」と思い、マネージャーに転身した。
練習時は、選手一人ひとりのフォームをしっかり観察し、細かな変化があればすぐに声をかける。時には厳しい言葉をかけるというが、選手として挫折と苦悩を経験してきた井上さんだからこそできることだろう。また、選手の気持ちを誰よりも理解し、陸上部にとってかけがえのない存在で、ムードメーカーとしてチームを和やかな雰囲気にさせる姿も併せもっている。
「選手と同様、私も『日本一』という目標をずっと掲げてきました。チームがこの目標を達成できるように、またベストを尽くせるように選手をサポートしていきたいです」と話す真っ直ぐな眼差しから、選手にも負けない彼女の陸上に対する情熱を感じた。