はじめに
12月30日(日)、富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)が開催されます。6連覇をかけ今大会に臨む立命館女子陸上競技部は、杜の都駅伝(全日本大学女子駅伝)の雪辱を果たすべく、練習を積み重ねてきました。歓喜の瞬間へ、彼女たちのつなぐ襷に思いを乗せ応援しましょう!
12月30日(日)、富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)が開催されます。6連覇をかけ今大会に臨む立命館女子陸上競技部は、杜の都駅伝(全日本大学女子駅伝)の雪辱を果たすべく、練習を積み重ねてきました。歓喜の瞬間へ、彼女たちのつなぐ襷に思いを乗せ応援しましょう!
入学してから昨年までの3年間は選手として競技を続けてきた橋本さん。選手時代に駅伝のメンバーに選ばれたのは一度だけ。実際に大会で走った経験はなく、タイム測定や選手へのマッサージ、女子陸上部長距離の代表としてミーティングに参加するなど、選手をサポートする役割を担うことが多かったそう。そんな選手生活を過ごす中で橋本さんは“走ってチームに貢献できない分、他の役割で貢献したい”と思うようになり、4年目に選手からマネージャーに転身することを決意した。
選手のメンタル面では、自身の経験から気持ちを理解しつつ客観的な視点を取り入れながら状況に合わせた声かけをしたり、競技面では選手にマッサージやストレッチなどを積極的に行うことで選手を支えている。
今年のチームのスローガンは“どこから見ても日本一”。
選手の走力や「優勝する」という気持ちを日本一強く持つということの他に、礼儀や挨拶・マナーの面でも日本一の行動をとるという意味が込められている。より多くの方に応援されるようなチームになることで、その声援が選手の力となり優勝に繋がると考えたからだ。「応援してくださる方々へ恩返しという意味を込めて、このチームで最後は優勝という形の結果を残したい」と思いの丈を語る。
高校まで選手をしていた井上さんだが、抱えていた怪我の心配もあり、入部当初は選手兼マネージャーをしていた。“立命館で日本一になりたい”と思っていた彼女は、選手とマネージャーは手段が違うだけであり、日本一を目指す立場としては同じであることに気付き、選手たちの士気を高めたり雰囲気を盛り上げたりする役割を極めたいと考え、マネージャー活動に専念することを決めた。
井上さんには日本一になるために心がけていることがある。理想とするチームに近づくためには自分が動くべきだと考えているため、練習の準備やタイム測定などの事務仕事を行うだけでなく、時には厳しい言葉で選手にはたらきかける。
「勝ちたい気持ちが一番強いチームが勝つ競技だと信じています。日々の練習の中で妥協していては日本一にはなれないし、全てをやりきって戦いに臨むことこそが絶対的な自信に繋がると思っています」と語る。
最終的に走って結果を残すのは選手だが、マネージャーは選手がスタートする前まではたらきかけることができるので、選手がチームの思いを乗せて走ってくれるよう日本一にかける思いを伝え続けるという。
「チームの状況は常に変わりますが、どんな状況だったとしても自分たちが目指すところは日本一のチームだということは変わりません。“みんなで頑張る”のではなく“みんなが頑張る”チームにしたいので、一人ひとりが日本一に向け活躍できるよう日々選手を励まし続けたいと考えています。そして、優勝することで応援してくださる方々に恩返しをしたいです」と熱く語る。