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研究内容・教員紹介

生物系薬学

神経発生システム研究室

再生医療技術の基盤となる網膜ネットワークダイナミクスの解明と視覚応答制御解析

私たちは、毎日の生活における認識や行動の多くを視覚情報に依存しています。感覚器のなかでも網膜は中枢神経系に属し、光情報を神経情報に変換するのみならず、情報処理も担うことが知られています。網膜は、入力と出力を制御できることから、神経回路のモデルとして優れた系として知られています。さらに視覚は我々の感覚の中で最も多くを担うとされており、その障害が生活の質に多大な影響を与えることから、再生医療の対象として先進的な研究がなされています。 視覚の本質は「形」を捉えることです。私たちの視覚は、明るさを絶対的にではなく、相対的に捉えることにより、眩しい場所でも薄暗い場所でもモノの輪郭を捉えることができます。輪郭検出にはON・OFF経路が主要な働きを担うと考えられています。本研究室では、網膜情報処理を担うON・OFF回路を中心に階層横断的な解析を行うことにより、網膜ネットワークダイナミクスの解明を目指しています。

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