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研究内容・教員紹介

生物系薬学

病態薬理学研究室

種々の消化管疾患の病態解析ならびに予防・治療法の探索

消化管は、食道・胃・十二指腸の上部消化管と、小腸・大腸などの下部消化管に分けられ、それぞれに発生する疾患の病因は様々です。多くの病態解明は進んでいるものの、社会の高齢化、環境および食生活の変化による影響は消化管に顕著に現れます。また汎用されている各種疾患に対する治療薬には、期待される主作用の反面、副作用として消化管粘膜に対する傷害性が問題視されている場合が少なくありません。そこで臨床で用いられる様々な薬剤(抗炎症薬、抗血栓薬、抗ガン剤等)による消化管傷害(食道から大腸まで)の病態解明を、薬理学的、生化学・分子生物学的手法を用い、動物病態モデルの確立と関与する因子の探索により、安全かつ適切な薬物療法の提案を目指し研究を展開しています。また、未だ全てが解決できていない難治性消化管疾患や機能性胃腸症の病態解明のため、ヒトでの安全性と体内動態が充分に証明されている既承認薬の新しい薬理効果を発見し(ドラッグ・リポジショニング)、消化管疾患治療薬としての可能性についても追求していきます。

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