「タイ放浪記 −旅行では味わえないタイの魅力(?)−」
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第7回

タイの物価編

 タイの大学卒の平均給料は約8000〜1万バーツ、日本円で2.5〜3万円というとことである。日本の大卒の給料が大体20万円であるから、その違いは一目瞭然だ。ただ、1万バーツあったら、十分に暮らしていける。

 タイには、日本と違いやはり、貧しい層が多く、1万バーツを手に出来ない人が多いということも認識しておかなくてはならない。

 とにかく、食事は安い。外に出ても大体一皿25〜50B(75円〜150円)であるから、日本人にとってみたら安く感じるのも無理はない。とにかく、ビールやワイン以外は、日本の1/5〜1/10の価格である。屋台ならさらに安くなる。



 次に、服をみてみると、デパートでポロシャツを買うと、200〜400B(600〜1200円)だ。デパートの外にでると、その価格は、さらに下がる。チェンマイのナイトバザールではTシャツが50〜100B(150〜300円)で買える。品質もそんなに気にするほど悪くはない。日本の物価がいかに高いかがうかがえる。ユニクロでもこんなに安いものは置いていないだろう。



チェンマイの繁華街
不思議なものを求めて散策するのは楽しい!

 とにかく、観光地に行くと、いろんな人が群がってくる。いろいろと面白いものはある。ただし、価格はあってないようなものだ。必ず値切らなくてはならない。またこの駆け引きが結構面白いのだ。



 3回目のタイ訪問ともなれば、このあたりはもう慣れたものである。

1.まず買うそぶりを見せる。

2.値段を聞く。

3.高いといって帰るふりをする。

4.必ずといっていいくらい、価格を下げて買ってくれと言って来る。

5.しかし、大体10%くらいしか下げてこない。必ず「まだ高い!」という。

6.「いくらだったら買ってくれるか」この言葉が出てきたらしめたものだ!

7.「最初の言い値の50%だったら買う」という。

8.嫌そうな顔をするが、ほとんどの場合「それでは、40%引きでどうか?」と聞いてくる。

9.交渉次第だが、私は大体言い値の40%引きだったら買うことにしていた。



 「香港製のロレックスより、台湾製のロレックスの方が性能が良い!」とか片言の英語交じりの日本語で語りかけてくるから笑ってしまう。ちなみに、その言葉にだまされて(?)買った台湾製のロレックスが今手元にある。どのくらいで動かなくなるか楽しみである。




台湾製ロレックス
最初は、2000Bから始まったが、値切りに値切って650B(約2000円)で買ったROLEX(?)。
結構精巧に作られているが、調子の良い日と悪い日がある。調子の悪い日は、一日5秒進む。
但し、2000円と思えばそんなに悪いものでもない。

(しかし、2002年5月18日、台湾製ロレックスはその息をひきとった!一年もたなかったことになる(涙)。)


 デパート以外では、価格なんてあってないようなものだし、倍以上は吹っかけている。事実、タイ人が側にいると、はじめから価格を下げて言ってくるからいい加減なものだ。だけど、またそれもおつなものである。


 とまあ、買い物は結構楽しい。ただし、デパートで値引き交渉を試みたが、相手にしてもらえなかったことを付け加えておく。


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Last Up Date: 2002.7.22