第117回ミニ企画展示 「外山重男―ある兵士の日常Ⅱ」
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開催趣旨
通信兵として日中戦争に従軍した外山重男氏(1910-1972)は、戦地から日本の家族のもとに、原地の様子をスケッチした軍事郵便はがきを送りました。そこには、兵士の寛いだ姿や異国の風景、戦火に襲われた農民のくらしなど、ひとりの人間の目に映った光景が描かれました。外山氏はこれらを必ず保存しておくように伝え、受け取った家族は戦時中も大切に持ち続けていました。
本展では、外山氏の家族が大切に保管してきたはがきと、はがきのスケッチをもとに戦後外山氏が描き直した水彩画を中心に紹介します。
戦地ではがきを「描くこと」、「記すこと」、そしてそれらを家族に託し「残すこと」から、外山氏がどのように戦争に向き合っていたのかを知り、そこから改めて“戦争と人間”について考える機会となることを願っています。
なお本展は、昨年10月に嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学で開催された展覧会の第二弾です。第一弾の出品資料に、新たに外山氏のご家族からお預かりした資料やインタビュー映像を加えて展開します。
会 期 | 2018年7月14日(土)~8月26日(日) |
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会 場 | 立命館大学国際平和ミュージアム 2階常設展示室内 |
時 間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(ただし7/16は開館)、7/17(火)、8/12(日) |
参観料 | 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円) ※地階受付で見学資料費をお支払いください。 |
主 催 | 立命館大学国際平和ミュージアム |
協 力 | 嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 京都・大学ミュージアム連携 |