立命館大学は、学生のみなさんが、「確かな学力の上に、豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる」人材として成長することを視点において、学習者中心の教育の実践に務めています。
自然科学と社会科学の領域を超えて、総合的・学際的にスポーツ・健康へアプローチするスポーツ健康科学部・同研究科が2010年4月に開設しました。
初年度、226名の学部学生、26名の大学院生が、最新設備、そして社会の最前線で活躍するスタッフのもと、オールラウンドな学びを行っています。
日本プロ野球選手会と2009年6月「選学共同」をテーマに、スポーツを通じた地域活性化や各種共同研究の実施などを目的として包括協定を締結。
また、協定締結を記念して、12月には、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて子どもも大人も楽しめるベースボールフェスティバル「ベースボール・クリスマス」を開催。
立命館大学は、文部科学省の「国際化推進拠点整備事業(グローバル30)」に採択をされています。この採択を受けて、国際関係学部では英語のみで学位取得可能なコース「グローバル・スタディーズ専攻」を2011年度より設置します。
様々な国の留学生と日本人学生が同じ環境の中で、切磋琢磨しながら学ぶことを通して、国際的に活躍できる人材を育成します。
関西医科大学(大阪府守口市)とライフサイエンス分野における大学院教育の標準モデルの構築を連携して行う取り組みが、文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に採択されました。
この取り組みでは、関西医科大学の医学に関する教育研究資源と、本学の総合大学としての多様な教育研究資源を相互に活用することにより、「琵琶湖・淀川流域(滋賀・京都・大阪)における地域に根付いた理工医薬融合型ライフサイエンス高度専門教育システムの創成」を目指しています。
「学習者中心の大学づくり」に向け、学生と教員・職員が共に大学の授業や教育について考える場として、学生FDサミットを2009年度よりスタートしています。
学生が主体的に学べる双方向型の授業を展開し、教育の質の向上につなげています。
各学部では、学生の実態を踏まえた基礎学力を測定するプレイスメント・テスト、リメディアル教育を実施しています。
学生が海外で学ぶ具体的なイメージをもてるよう、「留学相談会」や「留学フェア」などの支援企画を学内で定期開催しています。
また、国際教育センターには、留学プログラムに参加経験のある学生が「留学アドバイザー」として常駐しています。短期から長期、学位取得など様々なコースを丁寧に説明・アドバイスしています。
関西の学生による新事業提案コンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)大阪(主催:キャンパスベンチャーグランプリ大阪実行委員会)」において、経営学部学生チームがビジネス大賞に選ばれました。
また、その他の部門でも、本学の学生が多数受賞しました。
立命館大学では、立命館グローバル・イノベーション機構(R-GIRO)は、人と自然が共生する「ヒューマンエコロジー社会」の構築をテーマに、自然科学系とともに人文・社会科学系の研究拠点形成を整備する計画をまとめました。
R-GIROは、環境、エネルギー、医療・健康、材料・資源、安全・安心、食料領域などの自然科学系の領域において、学内公募のプロジェクト研究を展開してきました。また、2009年度からは、自然科学系とともに人文社会系の領域も設定し、自然科学系と人文社会系領域との融合を行ってきています。
今後のR-GIROは、2050年のヒューマン・エコロジー社会の実現を目指し、資源を持たない日本の将来像を次のように示し、研究プロジェクトを推進していきます。
地球温暖化をはじめ琵琶湖の新たな環境問題がクローズアップされる中で、環境計測・解析、シュミレーション、経済試算、行政と住民を巻き込んだ政策等の学際複合的な研究をすすめ、琵琶湖環境浄化ーひいては世界の淡水域の環境浄化に貢献します。