→研究科長 千代田邦夫教授
立命館大学経営学部
 
経営管理研究科(飛び級入学)

経営管理研究科 企業会計コース「アカウンティング・プログラム」1回生
神戸洋祐さん

2006年4月、新たに誕生した経営管理研究科。今、その経営管理研究科で学んでおられる立命館大学経営学部出身の神戸洋佑さんに経営管理研究科での学びについて伺いました。
森田 なぜ経営管理研究科に進学することを決められたのですか。また学んでいる方から見た専門職大学院の魅力について教えてください。
神戸

学部時代に企業結合会計を学んでいた時、国際会計基準と日本の会計基準との間にあるギャップに葛藤を感じて、この研究をより早く、専門的に行うために飛び級で学部を終えて経営管理研究科に進学しました。飛び級を選んだのは、学部でもう1年過ごすより、経営管理研究科を経て1年でも早く社会に出たかったからです。

経営管理研究科では学ぶ知識が学部より専門的であるところが1番の魅力だと思います。これは少人数講義の形態や、共に学ぶ仲間の意識が高いことが大きく関係しています。経営管理研究科での講義では積極的な質問や議論が行われたり、プレゼンテーションがあったりと、教授と院生とが講義を共創するといった形態です。そのため、理解がより深まるので、専門知識も多く身に付きます。また実務家教員である客員教授の講義では、理論だけではなく、現場のエピソードなどを交えながら、説得力のある話が聞けて、今後の実社会で通用する知識や技能を学ぶこともできます。

森田 将来希望しておられる進路や目標について教えてください。
神戸

今年の夏に参加した専門商社のインターンシップで、理論として学んだことと実社会で活かされることにはギャップがあるということを実感しました。インターンシップ参加後は、単に知識を身につけるだけではなく、自分はどのように考えるかを大切にしながら学ぶようになりました。

また、経営管理研究科修了後は公認会計士試験を受験しようと思っています。合格後には監査法人、商社、一般企業と多方面への就職を考えています。公認会計士という知識の武器を活用することにこだわりすぎず、様々な仕事に挑戦してみたいですね。そして自分にしかできない、自分だからこそできる仕事をすることが現時点での目標です。

森田 在学生にメッセージをお願いします。
神戸

専門職大学院は自分の専門性を高めることはもちろん、様々な人に触れて自分の将来のことを見つめ直すことができる場だと思います。また、就職するか進学するかを悩んでいる人や、自分の学びたいことを見つけて熱中して学ぶ自信がなかったりする人はまず自分とじっくり向き合ってみるといいと思います。自分自身でしっかり考えた結果、自分の興味あることが明確になり、知識を深めて幅を広げたいと思ったら、専門職大学院に進学する道もあると思います。経営管理研究科は仲間や教授と深い人間関係を築けるので、様々な人の意見を聞き、自分について深く考えたいという気持ちがある人なら得られるものがきっとある場だと思います。

取材・文森田舞子(経営学部4回生)