末川記念会館
松本記念ホール陪審法廷

この陪審法廷は京都地方裁判所で実際に使われていた法廷を移築したものです。
この法廷でもっとも注目すべきは「陪審員席」12名分が設けられていること。1933年より15年にわたって実際に行われていた陪審制を今に伝える貴重な文化遺産です。

また、現在の法廷と異なり、判事(裁判官)席の横に検事席があり、高さも同じところに作られています。それに比べ、弁護人席は一番低位に作られており、戦前の法廷の特徴を端的に示す様式になっています。陪審法廷の内部はヨーロッパの伝統的な建築様式と日本古来の木造建築様式を融合させた装飾的なつくりになっていることにも注目です。

ここもメモリアルルームと同様、一般に公開されています

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